愚痴のつもりで投げた6文字の投稿。同じグループに彼女がいたことを、俺は完全に忘れていた
仕事に流された週末
週末に予定していた彼女とのデートを直前にキャンセルしました。急に入った仕事の対応で、どうしても動けなかったのです。「わかった、気にしないで」と返ってきた彼女のメッセージは、いつもより短く感じました。
仕事を終えたのは夜の10時過ぎでした。家に帰ってソファに倒れ込み、ぼんやりスマホをいじっていると、大学時代の仲間のグループチャットが目に入りました。普段は半年に一度動くか動かないかのグループです。こういう場所に、軽く愚痴を流したかったのだと思います。誰にも刺さらない、流れていくだけの場所だと思い込んでいたのです。
軽い気持ちで書いた一行
打ち込んだ文字は「彼女と別れた」でした。本当に別れたわけではありません。喧嘩してちょっと気まずい、くらいの意味でした。友人のひとりが「マジで?」と茶化してくれれば、「いや嘘」と返して終わるつもりだったのです。
送信ボタンを押してから、数秒してから気づきました。このグループに、彼女がいる。大学のサークル時代からの仲間で、彼女とはそこで知り合ったのです。グループメンバーの中に彼女の名前があることを、俺は完全に頭から飛ばしていました。
画面の上の五文字
慌てて取り消そうとしたそのとき、彼女からの返信が表示されました。
「そうなんだ」
そのそっけなさが、かえって恐ろしかった。グループの他の友人たちの既読がぽつぽつとつき、誰も何も書き込めない沈黙が流れていきます。
指が勝手に動いていました。「嘘です。喧嘩しただけです。すみません」。送った直後、自分の情けなさに吐きそうになりました。
そして…
個別のチャットに切り替えて、長い謝罪の文章を書き送りました。返ってきたのは一行だけでした。
「次やったら本当にそうなるよ」
脅し文句ではなく通告だと思いました。彼女は怒っていなかった。怒る前に、心のどこかで線を引く準備をしていたのだと思います。
彼女はどんな顔で読んだのか。二度と、あの場所であの冗談は書けません。書いてはいけないと理解した夜でした。
(20代男性・営業職)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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