チャットで「消えろ」と言われた子が100万フォロワーのインフルエンサーになった話
毎朝届く言葉が、私を少しずつ壊していきました
中学2年の秋から、それは始まりました。クラスのグループチャットに、毎朝こんなメッセージが流れてくるんです。
「今日も来たの、キモ」「消えろ」「なんで学校来るの」
名前こそ出てこないけれど、誰に向けられた言葉なのかは、クラス全員がわかっていたはずでした。
教室では無視が続きました。直接何も言われないぶん、余計に息が詰まって。リーダー格の子が笑えば、その場にいる全員が笑う。私の存在が、このグループを乱しているんだと、毎日少しずつ刷り込まれていきました。
半年が過ぎる頃には、朝に布団から出られなくなりました。不登校になって、3ヶ月後に転校が決まりました。引っ越しの前夜、あのチャットのスクリーンショットを全部保存したんです。なぜそうしたのか、自分でもよくわからないまま。
誰も知らない場所で、カメラを回し始めました
転校先では、誰とも深く関わらないようにしていました。
ただ、学校の帰り道に風景を撮ることだけが好きになって。写真がいつしか動画になって、音楽をのせて編集するようになりました。没頭しているあいだだけ、あの言葉たちが少しだけ遠のいた気がして。
思い切ってSNSに投稿してみたら、こんなコメントが届いたんです。
「きれい」「次の動画も見たいです」
かつて受けた言葉とは、まるで違う温度でした。褒められることに慣れていなかった私は、しばらく画面を見つめたまま動けなくて。
毎日続けました。1年で1万人、2年で10万人、3年目の春にフォロワーは100万人を超えました。
「ファンです」数年前の言葉を、私は忘れていませんでした
ある朝、フォロー申請の通知が届きました。見覚えのある名前で。中学時代のクラスメイトでした。続いて、DMも届きました。
「すごい!ずっと見てたよ。ファンです、コラボしませんか」
送り主は、あの頃のグループの中心にいた人でした。
スマホの深いところに保存してあったスクリーンショットを開きました。そのアカウント名は、今届いたDMの差出人と、同じでした。
そして...
返信はしませんでした。説明もしませんでした。謝罪を求めたわけでもありません。ただそっと、画面から消しました。
「消えろ」と書いたのはあなたたちでした。あの頃に消えたのは私でした。でも今、画面から消えているのは、あなたたちの方です。
傷は消えません。でも私は、消えませんでした。これからも消えません。カメラを持って、自分の景色を撮り続けます。それだけでいいんです。
(20代女性・学生)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
関連記事
「コラム」カテゴリーの最新記事
-
”無理しなくても愛される女性” が大切にしている3つのことハウコレ -
産後の貧血でしゃがみ込む妻…夫「産み終わったんだから要領よく動け!」後日⇒助産師の一言で【ある事実】に気づき真っ青!?Grapps -
【星座別】2026年4月上旬、出会い運絶好調な女性ランキング<第1位~第3位>ハウコレ -
姉から【6億円の遺産と夫】を同時に奪った妹!?しかし⇒「返却はなしね?」不敵に笑う姉?後日、妹から鬼電のワケGrapps -
取るだけ育休の夫が、長男の保育園準備。しかしお迎えにいくと⇒「オムツが…」先生の一言に、保育園で赤っ恥!?愛カツ -
ゲームのために“ほかを節電”した夫。しかし「反応がない…!」⇒35度の猛暑日、パートから帰った妻が絶望した【ワケ】Grapps -
「あんたの質問のせいで会議が15分長くなったよ」と先輩に言われた→質問が、翌週の重大ミスを防ぐことにハウコレ -
【星座別】2026年4月上旬、出会い運絶好調な女性ランキング<第4位~第6位>ハウコレ -
好きな相手ほどやってしまう。男性の無意識行動 TOP3ハウコレ