「既読つけたのに返さないの?」と責めていた俺→彼女がチャットの通知オフにした途端、自分の異常さに気づいた
「即レス」を当たり前だと思っていた
交際して半年ほど経った頃、彼女の返信が早いことが嬉しくて、「返信早いね」と伝えたことがありました。それが、いつの間にか「早く返ってくるのが普通」に変わっていったのです。
既読がついたのに返事がないと、途端に落ち着かなくなる。彼女が何をしているのか、誰といるのか、気になって仕方ありませんでした。
ある日、2時間ほど返信がないことがありました。俺は何通もメッセージを送り、最後に「既読つけたのに返さないの?何してるの?」と打ちました。
彼女からの返事は「ごめんね、会議だった」のひと言。それを見て少し安心した反面、心のどこかで「本当に会議だったのか」と疑っている自分がいたのです。
今思えば、あの頃の俺はすでにおかしかった。でも当時は、自分の感情を疑うことすらできませんでした。
エスカレートする「確認」を止められなかった
それからというもの、俺は一日に何度も彼女に連絡するようになっていました。朝起きたとき、お昼休み、仕事終わり、寝る前。
「今何してる?」「誰といるの?」
自分でも多いとわかっていたのに、送らずにはいられなかったのです。
ある日、彼女が友人と食事をしていたときのことでした。何度メッセージを送っても返事がなく、俺の中の不安が一気に膨らんだのです。
気がつけば、「俺のこと優先してくれないなら、もう会わなくていいから」と送っていました。
送った直後、少しだけ「言いすぎたかもしれない」と思いました。でも、彼女から返信が来ると、その後悔はすぐに消えてしまう。相手が折れてくれるたびに、自分の行動が正しいと錯覚していたのだと思います。
通知オフにされて初めて感じた焦り
ある時期を境に、彼女からの返信が目に見えて遅くなりました。これまでなら数分で返ってきたメッセージが、数時間、ときには半日以上空くようになったのです。何が起きたのかわからず、俺は焦りました。
「最近連絡少ないけど、俺なんかした?」「お願いだから返事して」
気づけば、立場が完全に逆転していました。
彼女が通知をオフにしたと知ったのは、もう少し後のことです。それを聞いたとき、正直ショックでした。
でも同時に、彼女がそこまでしなければならなかったという事実が、俺の胸に重くのしかかったのです。いつの間にか、俺は彼女にとって「連絡が来ると安心する相手」ではなく、「通知を切りたくなる相手」になっていたのだと。
そして...
彼女から「直接会って話がしたい」と言われたとき、覚悟しました。別れを告げられるのだと。けれど、彼女は泣きながら、これまで感じていたことを正直に話してくれたのです。
俺の言葉がどれだけ彼女を追い詰めていたか。最初は戸惑いましたが、「自分でも気づいていなかった」と認めるしかありませんでした。いや、本当は薄々気づいていたのかもしれません。ただ、認めたくなかっただけで。
今は少し距離を置きながら、お互いの時間を尊重する関係を模索しています。失いかけて初めてわかったのは、つながりを求めることと、相手を縛ることはまったく別のものだということ。返信の速さでしか安心できなかった俺が、少しずつ変わろうとしています。
(20代男性・営業職)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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