「割り勘でいい?」が口癖だった私→いつもパスタの友人がステーキを頼んだ日、初めて"自分の無神経さ"に気づいた話
「割り勘でいい?」に悪気はなかった
大学時代からの友人と、月に一度ランチに行くのが習慣でした。席に着くと「割り勘でいい?」と聞くのが私の口癖。彼女はいつも「いいよ」と言ってくれるので、何も疑問に思っていませんでした。私はせっかくの外食だからと、メニューの中でも気になったものを遠慮なく頼んでいました。ステーキランチにしたり、デザートを追加したり、ワインをつけたり。彼女はいつもパスタかリゾットとドリンクバー。「あの子は少食なんだな」くらいにしか考えていなかったのです。
少食なわけではなかった
彼女がいつも安いメニューを選んでいたのは、少食だからではなかったのかもしれない。今思えば、そう気づくチャンスは何度もあったはずです。別の友人と3人でごはんに行ったとき、彼女は普通にハンバーグセットとデザートを頼んでいました。そのときは「今日は食欲あるんだね」と軽く流しましたが、違ったのです。あの店は最初から別会計だったから、好きなものを頼めただけ。私との食事のときだけ、彼女は控えめなメニューを選んでいた。そのことに、7年間まったく気づきませんでした。
彼女がステーキを頼んだ日
いつものランチで「割り勘でいい?」と聞くと、「いいよ」といつもの返事。でもその日、彼女はメニューを開いて「今日これにしようかな」と一番高いステーキランチを指さしました。デザートの盛り合わせとグラスワインも追加していました。驚きました。いつもパスタとドリンクバーの彼女が。でも「割り勘でいい?」と聞いたのは私なので、何も言えませんでした。そして私は、なぜかその日パスタを選んでいました。彼女がいつも注文していたのと同じ、1,300円のパスタとドリンクバーを。
そして...
お会計は5,500円。彼女が「2,750円ずつね」と言ってきました。私のパスタが1,300円で、彼女のステーキセットが4,200円。半額の2,750円を払ったら、私は自分の注文より1,450円も多く出すことになる。「……今日、別会計にしない?」。気づいたら口に出していました。
「え、いつも割り勘だったのに?」。彼女の声は穏やかでした。でもその一言で全部わかりました。いつも彼女が感じていたのは、今の私のこの気持ちだったのだと。
「……そうだよね。ごめん、全然気づいてなかった」と答えるのが精一杯でした。本当に気づいていなかったのか、心のどこかで気づかないふりをしていたのか。正直に言えば、後者かもしれません。「割り勘でいい?」と聞けば「いいよ」と返ってくる。それに甘えていたのです。
あの日以来、ランチは別会計にしています。最初は気まずさもありましたが、彼女はいつも通り「いいよ」と笑ってくれました。先月は私から「今日は奢らせて」と言いました。7年分を返せるとは思っていません。でも「割り勘でいい?」の代わりに「今日は何食べる?」と聞けるようになったことが、小さいけれど確かな変化だと思っています。
(20代女性・営業職)
本記事は、読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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