「ダサくない?」私の服をバカにする同僚→同僚の持ち物は偽物だった
お気に入りの一着を「ダサい」と笑われた朝
その日は、少し前に買ったワンピースを初めて職場に着て行きました。派手なものではないけれど、落ち着いた色合いと柔らかい生地が気に入っていた一着。鏡の前でちょっとだけ気分が上がったのを覚えています。ところが出社してすぐ、ある同僚に声をかけられたのです。「それ、どこの? ノーブランド? ダサくない?」。笑いを含んだその口調に、朝のささやかな高揚感は一瞬で消えてしまった。何も言い返せないまま、自分の席に向かうしかありませんでした。
昼休みに聞こえた、思いがけない一言
午前中はずっとモヤモヤを引きずっていました。自分のセンスを否定されたような気がして、仕事にも集中しきれない。そんな気持ちのまま迎えた昼休み、給湯室でファッション業界出身の別の同僚と会いました。何気なく朝の出来事を話すと、その同僚はしばらく考えてから、ぽつりとこう言いました。「あの人のバッグ、縫い目がおかしい。ロゴの位置も本物はそこじゃない」。驚いて聞き返すと、「靴も、たぶんそう」と、教えてくれたのです。
見えていたものと、見えていなかったもの
驚きと、少しの安堵と、そしてほんの少しのやるせなさ。自分を笑ったあの言葉の裏側に、そんな事情があったのだと知って、怒りよりも先に切なさのようなものを感じたのです。ブランドの真偽がどうであれ、人の服装を笑っていいことにはならない。でも同時に、あの同僚にもきっと何か抱えているものがあったのだろうと、そう思わずにはいられませんでした。私たちの話を聞いていたのか、翌日から、その同僚が持っていたバッグは別のものに変わっていました。
そして...
あの日から少し時間が経って、朝の支度をするとき迷わなくなりました。誰かの基準に合わせるのではなく、自分が「好きだ」と思える服を、ただ素直に選ぶ。それだけのことが、以前よりずっと心地よく感じられるようになったのです。あのワンピースは今も現役で、むしろ前より出番が増えたかもしれない。自分の「好き」を誰かの言葉で手放す必要はない。そんな小さな確信を持てたことが、あの朝の痛みが残してくれた、ささやかな贈り物だったのだと思っています。
(20代女性・事務職)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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