「嫁のくせに」と言い続けた正月→息子の一言で帰省が途絶えてしまった
"嫁なんだから当然"という支配
息子が結婚してから毎年、正月には帰省させていました。嫁には朝一番に台所に立たせ、おせちの仕上げから来客のお茶出し、食事の後片付けまで、すべてを任せるのが我が家のしきたり。動きが遅ければ「嫁のくせに気が利かない」と注意し、少しでも手間取ると「もっと早く動いて」と指示を出す。それが姑としての役目だと思っていましたし、自分もかつて同じように扱われてきたという自負がありました。
嫁はいつも笑顔で「はい」と従っていました。その顔の裏にどんな感情があるかなど、考えたこともありません。私の息子も「まあまあ」で済ませてくれる。この家では私の言葉が正しい。そう信じきっていたのです。
妊娠中の嫁にも容赦しなかった
昨年の正月、嫁はつわりが残る妊娠中の体で帰省してきました。それでも私は「妊娠は病気じゃない」と言い放ち、いつも通りの働きを求めました。立ちっぱなしで料理を続ける嫁の足がむくんでいたことには気づいていました。顔色が悪いことも、動きが明らかに鈍くなっていることも。それでも「休んでいいよ」とは言いませんでした。
私の中では、自分が正しいという確信が揺らぐことのほうが怖かったのだと思います。嫁に優しくすれば、今まで自分がしてきたことを否定することになる。だから気づかないふりを続けた。体調の悪い嫁を目の前にしても、自分のプライドを優先したのです。
息子から届いた「拒絶」
正月前、息子から電話がかかってきました。「今年は自宅で家族だけで過ごす」。その言葉に、反射的に声を荒らげていました。「嫁として当然のことなのに」「毎年来ているのにいまさら何を言っているの!」と。
しかし息子ははっきりとこう言いました。
「妻は家政婦じゃありません。毎年どれだけ大変だったか、僕はずっと見て見ぬふりをしていた。もうそれはやめます」
電話はそこで切れました。受話器を置いた後、しばらく動けませんでした。見たくなかった現実を突きつけられた衝撃が胸を貫いていたのです。息子の口から出た「家政婦」という言葉。それはまさに、私が嫁に対してしてきたことそのものでした。
そして…
今年の正月、息子一家は帰ってきませんでした。静まり返った居間で、夫は黙ってテレビを見ているだけ。おせちを広げても、箸をつける人がいない。去年まで当然のようにそこにいた嫁の姿がないだけで、こんなにも家の中がしんとするとは思いませんでした。
来年の正月、息子たちが帰ってくるかはわかりません。けれどもし許されるなら、今度は私が台所に立って迎えたい。そう思えたことが、遅すぎる第一歩なのかもしれません。
(60代女性・主婦)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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