陰口を言い続けていたグループLINE→ある日、メンバーが「6人」になっていて...
「ちょっとした愚痴」のつもりだった
職場には、気の合う同僚が何人かいました。仕事終わりに「お疲れさま」と送り合う5人のグループLINEは、私たちにとって息抜きの場所だったのです。
けれど、いつからかその内容は変わっていきました。「あの人、今日も仕事遅かったよね」「空気読めないよね」。ある同僚についての愚痴が、日常的に飛び交うようになっていたのです。
直接言えないことをここで吐き出す。それが当たり前のようになっていました。本人には届かない場所だから大丈夫。そんな甘い考えが、私たちの中にあったのだと思います。誰も止めなかったし、私自身も何度もそこに加わっていました。
メンバー欄に表示された「6人」の文字
ある日の夜、いつものようにグループLINEを開いたときのことです。何気なくメンバー欄を見ると「6人」と表示されていたのです。
私たちのグループは5人のはずでした。見間違いかと思い、メンバー一覧を開いてみると、そこにはあの同僚の名前がありました。いつも陰口の対象にしていた、その人本人が。
誰が追加したのか、いつ追加されたのか。グループ内に「誰か追加した?」とメッセージを送ると、全員が「知らない」と返してきました。誰にもわからないまま、その人はずっとそこにいたのです。
過去のトークを見返して、全員が青ざめた
恐る恐る、過去のトーク履歴をさかのぼりました。スクロールするたびに、自分たちが送った言葉が目に飛び込んできます。「また失敗してた」「一緒に仕事したくない」。どれもこれも、本人が見たらどう思うかなど、考えもしなかった言葉ばかりでした。
グループの誰かが「全部見られてる」とつぶやき、誰も返信できなくなりました。言い訳のしようがない。謝って済む問題でもない。自分たちがしてきたことの重さが、ようやく実感として押し寄せてきたのです。
そして...
謝罪する機会がなかったため、彼女とは以前のような関係に戻ることはありませんでした。あのLINEグループにいたメンバーの複数人が異動になったと聞きました。
あの出来事から、私は画面の向こうにも人がいることを、強く意識するようになりました。送信ボタンを押す前に、一度立ち止まって考える。その人の目の前で言えない言葉は、どこにも書かない。そう決めています。
(20代女性・事務職)
本記事は、読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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