「折半でしょ?」が口癖の夫→皿洗いだけの現実に条件を出したら青ざめた
「折半」という言葉の裏側
結婚して3年。共働きの私たち夫婦は、家事を分担することを約束していました。夫の口癖は「折半でしょ?」何か家事のことで話をしようとすると、決まってこの言葉が返ってきます。
けれど、実際に夫がしているのは夕食後の皿洗いだけ。朝食の準備、洗濯、掃除、日用品の買い出し、ゴミの分別と収集日の管理……。数え上げればきりがないほどの家事は、すべて私の担当になっていました。
仕事から疲れて帰ってきても、休む間もなくキッチンに立つ毎日。夫がソファでスマホを見ている横で、私は黙々と夕食を作り続けます。「皿洗いはやるから」と言う夫の言葉に、感謝よりも虚しさを覚えるようになっていました。
積み重なる小さな違和感
何度か、家事の分担について話し合おうとしたことがあります。でも、夫の反応はいつも同じでした。「俺だって皿洗いしてるじゃん」「折半って約束したよね?」そう言われると、それ以上何も言えなくなってしまうのです。
夫に悪気がないのはわかっていました。本人は本当に「やっている」と思っている。その認識のずれが、私をじわじわと追い詰めていきました。
ある週末、体調を崩して寝込んだときのこと。夫は「大丈夫?」と声をかけてくれましたが、洗濯物は山積みのまま、冷蔵庫の中身は減っていく一方。私がいなければ、家の中が回らない現実を目の当たりにして、言いようのない孤独を感じたのを覚えています。
静かに差し出した「条件」
このままではいけない。そう思った私は、ある準備を始めました。1週間かけて、家庭内のすべての家事をリストアップし、それぞれにかかる時間を記録したのです。
そして夫に、そのリストを静かに差し出しました。「これが今、私たちの家で発生している家事の全部。本当に折半するなら、この半分をお願いしたい」責めるつもりはありませんでした。ただ、事実を見てほしかった。
リストを見た夫の顔から、みるみる血の気が引いていくのがわかりました。掃除、洗濯、買い物、料理の下ごしらえ、ゴミ出しの準備……。こんなにたくさんの「家事」があったのかと、夫は初めて気づいたようでした。
「これ、全部やってたの……?」その一言が、夫の口から漏れました。
そして...
その日から、少しずつですが変化が生まれ始めています。夫は自分から「洗濯、俺がやるよ」と言うようになりました。完璧ではないし、たたみ方が雑なときもあります。でも、一緒に家のことを考えようとしてくれるその姿勢が、私には何より嬉しかったのです。
あのリストを差し出すのは勇気がいりました。でも、黙って抱え込み続けていたら、きっといつか限界が来ていたと思います。言葉にしなければ伝わらない。夫婦であっても、いえ、夫婦だからこそ——その当たり前のことを、私たちは遠回りしながら学んでいるところです。
(30代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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