「好きだからこそ言う」と前置きされた1500字の長文LINE。ダメ出しの裏にあった相手の本音とは
繰り返される「アドバイス」という名の否定
彼と出会ったのは、共通の友人を介した食事会でした。穏やかで知的な印象の彼に、私は自然と惹かれていきました。交際が始まった当初は、何気ない会話も楽しく、週末のデートが待ち遠しかったことを覚えています。
けれど、付き合って数ヶ月が経った頃から、彼の言葉に違和感を覚えるようになりました。私の服装や話し方、仕事への取り組み方まで、彼は細かく指摘するようになったのです。「もっとこうした方がいい」「それは違うと思う」。最初は素直に聞いていた私も、次第に自分の選択に自信が持てなくなっていきました。
深夜に届いた1500字の長文LINE
ある夜、仕事を終えてスマートフォンを開くと、彼からの長いメッセージが届いていました。スクロールしても終わりが見えないその文面は、1500字を超える長文。冒頭には「好きだからこそ言うんだけど」と書かれていました。
内容は、私の性格や考え方に対する指摘の数々。「君のためを思って言ってる」「変わってくれないと一緒にいられない」という言葉が並んでいます。読み進めるうちに、涙がこぼれました。好きな人からこれほど否定されることが、こんなにも苦しいとは思いませんでした。
友人の一言で気づいた「違和感」の正体
数日後、思い切って親しい友人に相談しました。友人はそのLINEを読むよ!とスマホを取り「これ、アドバイスじゃなくて支配だよ」と。その言葉に、はっとしました。振り返れば、彼の「好きだからこそ」という前置きは、いつも私を否定する言葉の免罪符になっていたのです。友人は続けました。「本当に大切に思っているなら、相手の良いところも認めるはず」。
その通りでした。彼からのメッセージには、私を肯定する言葉がほとんどなかったのです。「君のため」と言いながら、結局は自分の理想を押し付けていただけ。そう気づいた瞬間でした。
そして...
私は彼に、自分の気持ちを正直に伝えることにしました。「これ以上、否定され続ける関係は続けられません」「今までありがとう。お別れしたいです」。短いメッセージでしたが、送信ボタンを押す指は震えませんでした。彼からは「やっぱり君は変わらなかったね」という返信が届きましたが、もうその言葉に傷つくことはありません。
別れてから数ヶ月が経った今、私は少しずつ自分らしさを取り戻しています。「好きだからこそ」という言葉は、本来あたたかいもののはず。それを盾にして相手を傷つける関係は、愛情とは呼べないのだと、今ならわかります。
(20代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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