初デートで店員に「遅いんだけど」と言い放った彼→会計後に告げた一言で、彼の表情が凍りついた
待ちに待った初デート
マッチングアプリで知り合った彼とは、メッセージのやり取りがとても心地よいものでした。穏やかで誠実そうな印象で、会話のテンポも合う。「この人なら大丈夫かもしれない」と、私は静かに期待を膨らませていたのです。
初デートの場所は、彼が予約してくれたイタリアンレストラン。事前に「雰囲気のいいお店を見つけたよ」と送ってくれたメッセージが嬉しくて、当日は少しだけおしゃれをして出かけました。駅で待ち合わせた彼は、写真どおりの爽やかな笑顔。第一印象は悪くありませんでした。
店員への思わぬ態度
お店に入り、席に着いてからも会話は弾んでいました。けれど、料理を注文してからしばらく経ったころ、彼の様子が変わり始めたのです。
「遅いんだけど」
通りかかった店員さんに向かって、彼が低い声でそう言い放ちました。店内は満席に近く、スタッフの方々が忙しそうに動き回っているのは一目でわかる状況。店員さんは「申し訳ございません、もう少々お待ちください」と丁寧に頭を下げましたが、彼は舌打ちをして腕を組みました。
その瞬間、何かが冷めていくのを感じました。さっきまで楽しかった会話が、急に色あせて聞こえ始めたのです。
見えてしまった本性
その後も、彼の態度が気になる場面が続きました。料理が運ばれてきたときも「やっと来たか。」とため息をつき、お冷のおかわりを頼む際も命令口調。店員さんは終始笑顔で対応してくださっていましたが、私は申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
「人への接し方は、その人の本質を映す鏡」以前どこかで読んだ言葉が頭をよぎります。どれだけメッセージで優しい言葉を並べていても、目の前の振る舞いがすべてを物語っていました。食事の味は、正直あまり覚えていません。
そして...
会計を終え、店を出たところで、私は静かに口を開きました。
「今日はありがとうございました。でも、次はないと思います」
彼は一瞬、何を言われたのかわからないという表情を浮かべ、そのまま固まってしまいました。「え、なんで?」と戸惑う声が聞こえましたが、私は深く説明することなく、「お店の方への態度を見て、そう決めました」とだけ伝えてその場を去りました。
帰り道には、自分の気持ちに正直でいられたこと、そして違和感を見過ごさなかった自分を、少しだけ誇らしく思えました。
きっとこの先、本当に大切にし合える人と出会える。そんな静かな希望を胸に、私は帰りました。
(20代女性・自営業)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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