「距離置こう」と言った彼氏→なのにロック画面は私の写真。未練丸見えで笑った話
突然の「距離を置こう」宣言
その日、彼から届いたLINEはたった一言でした。
「ごめん、少し距離を置こう。ふたりのこと考え直したい」
3年も一緒にいたのに、説明はそれだけ。電話をかけても出ず、メッセージを送っても既読がつくだけで返信はありません。私は何度も自分の言動を振り返りました。何か傷つけることを言っただろうか、重荷になっていたのだろうか、と。
友人に相談すると「冷却期間かもね」と言われ、私は黙って待つことを選びました。彼が自分と向き合う時間が必要なら、それを尊重しようと思ったのです。泣きたい夜もありましたが、なんとか気持ちを落ち着かせて過ごしていました。
共通の友人から届いた一枚の写真
2週間後、共通の友人から「ちょっと見てほしいものがある」と連絡がきました。送られてきたのは、彼のスマホ画面を撮影した一枚の写真。友人が偶然、彼がスマホを開いている場面を目撃したそうです。
その画像を見た瞬間、私は思わず画面を二度見しました。彼のロック画面には、旅行先で撮った笑顔の私の写真がそのまま設定されていたのです。
「距離を置きたい」と言いながら、毎日開くスマホに私の顔。その矛盾に、呆れるより先に胸が熱くなりました。本当に離れたいなら、真っ先に変えるはず。彼なりに迷っているのかもしれない、と思ったのです。
彼から届いた長文のメッセージ
それから数日後、彼からLINEが届きました。いつもは短文しか送らない彼からの、驚くほど長いメッセージでした。
「ずっと考えてた。仕事がうまくいかなくて、お前にも八つ当たりしそうで怖かった。情けない自分を見せたくなくて逃げた。でも離れてみて気づいた。お前がいない日常がこんなに味気ないなんて。身勝手なのはわかってる。でも、もう一度ちゃんと話せないかな」
不器用な言葉の羅列。でも、そこには確かに彼の本音がありました。強がりばかりだった彼が、初めて弱さを見せてくれた気がしました。
私は少し考えてから、返信を打ちました。
「分かった。ロック画面、まだ私の写真だったよね?」
既読がついた瞬間、彼から電話がかかってきました。
「知ってたの…。会って話そう。ちゃんと謝りたい」
そして…
あの2週間は正直つらかったけれど、おかげでお互いの大切さを再確認できた気がします。不器用な彼の愛情表現は少し滑稽だったけれど、それも含めて愛おしいと思えました。
窓の外は春の気配。新しい季節に背中を押されるように、私たちはもう一度、一緒に歩き出すことを選びました。
(20代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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