「女なんだから気を利かせて、お茶持って来いよ」同期の一言→取引先の一言で空気が変わった
会議前の何気ないやり取り
その日は、大切な取引先との打ち合わせが予定されていました。私は企画担当として資料の準備を進め、プレゼンの最終確認に集中していたときのこと。同期の男性社員が会議室に入ってきて、こう言いました。「女なんだから気を利かせて、お茶持って来いよ」と。
一瞬、耳を疑いました。彼に悪気があったのかどうかは分かりません。もしかしたら軽い冗談のつもりだったのかもしれません。でも、その言葉は確かに私の胸に刺さりました。
今日のプレゼンは私が担当なのに、なぜ私がお茶出しをしなければならないのか。そんな疑問が頭をよぎりながらも、波風を立てたくない気持ちが勝り、私は黙って立ち上がろうとしました。
取引先からの思いがけない言葉
そのとき、少し早めに到着されていた取引先の担当者の方が、穏やかな口調で声をかけてくださったのです。「今日のプレゼン、御社の企画担当の方がされるんですよね。資料、とても楽しみにしていますよ」と。
その一言で、会議室の空気が静かに変わりました。取引先の方は続けて、「準備でお忙しいでしょうから、お茶は大丈夫ですよ」とにこやかにおっしゃいました。同期は何も言えなくなり、気まずそうに視線をそらしていました。私は小さく頭を下げながら、胸の奥がじんわりと温かくなるのを感じました。
自分の仕事に向き合う勇気
会議は無事に終わり、企画も好評をいただくことができました。取引先の方が帰り際、「今日の提案、とてもよかったです。次回もぜひお願いしますね」と声をかけてくださって、思わず目頭が熱くなりました。
あの場面で私を「企画担当者」として見てくださったこと。それがどれほど嬉しかったか、うまく言葉にできません。性別に関係なく、自分の仕事をきちんと評価してもらえた。その事実が、私の背中をそっと押してくれたように思います。同期の言葉に傷ついた気持ちは消えないけれど、それ以上に、自分の仕事に誇りを持っていいのだと気づかせてもらえた出来事でした。
そして...
あれから数カ月が経ちました。今では少しずつ、自分の意見も伝えられるようになってきた気がします。「気を利かせて」という言葉の意味を、私なりに考え直すこともありました。気を利かせることは大切。でもそれは、性別で決まるものではないはずです。
取引先の方のあの一言は、特別に強い言葉ではなかったかもしれません。でも、さりげない言葉の中にある敬意が、私にとっては大きな支えになりました。
(20代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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