義母「嫁いだ身なら、こっちを優先するのが当たり前でしょ」実家より義実家を優先するよう迫られて…戸惑う私に、夫が言い返したある一言
「嫁いだ身なら当たり前でしょ」という言葉
結婚当初から、義母は帰省の予定について細かく確認してくる人でした。お盆は何日から何日まで来られるのか、お正月は元旦に来るのか。その熱心さは、息子である夫を大切に思う気持ちの表れなのだろうと、私は好意的に受け止めていたのです。
けれど、私が「今年のお正月は実家にも顔を出したい」と伝えたとき、義母の表情が曇りました。「あなたは嫁いだ身なんだから、まずはこちらを優先するのが当たり前でしょ」と、はっきりとした口調で言われたのです。
その言葉に、私は何も言い返せませんでした。確かに夫の家に嫁いだという意識はあります。けれど、私にとって実家の両親も大切な存在であることに変わりはないのに。心の中で反論しながらも、波風を立てたくない気持ちが勝ってしまい、私はただ黙ってうなずくことしかできませんでした。
言えなかった本音と募る寂しさ
それからというもの、帰省のたびに同じやり取りが繰り返されるようになりました。義母は悪気があるわけではないのでしょう。ただ、昔ながらの価値観を大切にしているだけなのだと思います。けれど、私の実家の両親は何も言わずに待っていてくれていて、その優しさが逆に胸を締め付けました。
「今年も会えなくてごめんね」と電話で母に伝えるたび、母は「気にしないで、あなたが元気ならそれでいいのよ」と笑ってくれます。その声を聞くと、涙が出そうになるのをこらえるのに必死でした。
夫にも本音を伝えられずにいました。義母の悪口を言っているように聞こえたらどうしよう、夫を困らせてしまうのではないか。そんな不安が先に立ち、私は一人で抱え込む日々を過ごしていたのです。
夫が気づいてくれた私の気持ち
ある日の夕食後、夫が「最近、元気ないように見えるけど、何かあった?」と静かに聞いてきました。その言葉をきっかけに、私はこれまで溜め込んでいた思いを少しずつ話し始めました。義母の言葉のこと、実家の両親に会えない寂しさ、そして夫に相談できなかった自分の弱さのこと。
夫は黙って最後まで聞いてくれました。そして、私の目を見てこう言ったのです。「俺たちは二人で新しい家庭を作ったんだから、どっちの実家も同じくらい大切にするのが当たり前だろ。母さんには俺から話すよ」と。
その言葉を聞いた瞬間、張り詰めていた糸がふっと緩むのを感じました。夫は私の味方でいてくれる。その事実が、何よりも心強かったのです。
そして...
後日、夫は義母と話し合いの場を設けてくれました。最初は戸惑った様子の義母でしたが、夫の「二人の実家を平等に大切にしたい」という真剣な言葉に、少しずつ理解を示してくれるようになったのです。
今では、お盆と正月は交互にそれぞれの実家を訪ねるスタイルが定着しつつあります。
一人で抱え込まず、パートナーに気持ちを伝えること。それがこんなにも大切だったのだと、改めて気づかされた出来事でした。これからも夫と二人で、お互いの家族を大切にしながら歩んでいきたいと思っています。
(30代女性・事務職)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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