義姉「家事、下手だね」義姉からのネチネチ説教→義兄「それ、うちの話?」で一蹴されたエピソード
初めての義実家で、精一杯のお手伝い
結婚して初めてのお正月、夫の実家へ帰省することになりました。義両親も義兄夫婦も優しい方々だと聞いていましたが、やはり緊張は隠せません。少しでも良い印象を持ってもらいたいと、前日から煮物の作り方を何度も練習してきたほどでした。
到着してすぐ、義母が「ゆっくりしていいのよ」と声をかけてくださいましたが、私は台所のお手伝いを申し出ました。慣れない場所での料理は思うようにいかず、野菜の切り方ひとつにも時間がかかってしまいます。それでも、家族の一員として少しでも貢献したいという気持ちで、黙々と手を動かし続けていました。
義姉からの思いがけない一言
そんな私の様子を見ていた義姉が、ふいに口を開きました。「ずいぶん家事下手だね。うちの嫁なんて、大丈夫なの?」その言葉は、笑いを含んでいるようでいて、どこか棘を感じるものでした。
確かに手際は良くないかもしれない、でも一生懸命やっているのに。そう思いながらも、初対面に近い義姉に反論することなどできるはずもなく、私は「すみません、まだまだ勉強中で…」と小さく答えるのが精一杯でした。その場の空気が重くなるのを感じながら、私はただ下を向いて作業を続けるしかありませんでした。
義兄の何気ない一言で空気が一変
ちょうどそのとき、リビングから義兄がお茶を取りに台所へやってきました。義姉の言葉が聞こえていたのか、義兄は少し首をかしげながら、穏やかな口調でこう言ったのです。「家事が下手?それ、うちの話だよね?」
一瞬、時が止まったような沈黙が流れました。義姉の顔がみるみる赤くなっていくのがわかります。義兄は特に責めるでもなく、ただ事実を確認するように言っただけでした。けれどその一言で、義姉が日頃どのような家事をしているのか、なんとなく察することができてしまいました。
義母も苦笑いを浮かべながら、「まあまあ」とその場を取り持ってくださり、気まずい空気は少しずつ和らいでいきました。
そして...
その後、義姉が私に何か言うことはなくなりました。むしろ、少し距離を置くようになったのか、お正月の残りの時間は穏やかに過ぎていったのです。
帰りの車の中で、夫が「気にしなくていいからね」と優しく声をかけてくれました。義兄の何気ない一言は、私を守ろうとしたものではなかったかもしれません。でも、結果として真実が静かに示されたことで、私の心は少し軽くなりました。
家事の腕はまだまだ未熟ですが、これからも自分のペースで成長していけばいい。そう思えた、忘れられないお正月の出来事となりました。
(20代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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