【37.8℃】の息子を…逃げるように妻に押しつけた夫！？しかし「こうなったら…！」妻が“最終手段”を決行した話。

共働き世帯にとって子どもの急な発熱は、仕事と家庭生活の間で板挟みになる日常の大きな試練です。
夫婦で仕事の状況を説明し合いつつも、結局どちらが休むのかという問題に直面したとき、身近な家族のサポートは、その危機を乗り越えるための命綱となります。

今回は、お互いに仕事が休めない状況で息子が発熱してしまった夫婦の体験談を紹介します。

• ?息子が【37.8℃】の熱を出すも休めず…妻は“義母”を召喚！すると「もうちょっと話し合いなさい！」⇒釘を刺された夫は…

息子が発熱…

私たち夫婦は、5歳の娘と3歳の息子を育てながら、共働きをしています。
ある朝、息子の熱を測っていた夫が「うわ！37.8℃？」と驚いた声を上げました。

息子はこのところ体調を崩して発熱することが多く、私も欠勤や早退が続く日々でした。
昨晩はあんなに元気だったのに…どうしようと焦りが募りました。

夫が「アポイントが4件入っていて休めない」と、ちらりと私を見ながら言うので、私も「最近休んでばかりで皆さんに申し訳なくて…特に今日は大事な会議があるから…」と、仕事の状況を説明し合うのでした。

すると夫が「とりあえず娘は保育園に連れて行くよ。息子のことは頼むな」と一方的に言うと「ごめん！本当にごめん！」と、逃げるように家を飛び出してしまったのです。
「どうしよう…」と私が途方に暮れていると、息子が「ママ〜じゅーちゅ飲みたい〜」と、つらそうな声で訴えてきます。

最終手段に出る

“息子がいちばんつらいのに、ごめんね”と思った私は、胸が締めつけられました。
ただ病児保育が空いておらず、これ以上仕事を休むのも難しいと思った私は、近くに住む義母に連絡し息子の看病をお願いしたのです。

間もなくして義母が来てくれると「息子ちゃん、お熱出したんだって？おばあちゃんとお休みしてようね〜」と、笑顔で対応してくれたので「お義母さん、すみません…助かります」と、私は深々と頭を下げました。

そして、仕事に行こうとしたそのとき…。
「ママ行っちゃやだ！」「ママがいい〜！」と、息子は泣き叫びはじめたのです。

「ごめんね。できるだけ早く帰ってくるから！」と困っていると、義母が「上手にお見送りできるかな？泣き止んだらきっとママ安心するよ」と、優しく息子に話しかけてくれたのです。

私は泣きじゃくる息子の声を、心を鬼にして聞かないようにしながら仕事に向かい、夕方、仕事が終わると急いで帰宅しました。

「ただいまー！」と玄関を開けると「ママ〜！」という元気な声。
息子は義母と過ごした時間が楽しかったようで、体調も回復していたのです。

私が感謝を伝えると、義母は夫に「もうちょっと話し合いなさい！」言ってくれたのです。
夫「はい。」としっかり反省をしてくれたようで…
私たち夫婦のことを思い、夫に釘を刺してくれた義母の優しさが、本当に嬉しかったです。

最後に

共働き夫婦にとって、子どもの発熱への対応は常に緊張をともなう問題であり「どちらが仕事を休むか」という話し合いが不足していると、一方に負担が偏りがちです。
看病という実質的なサポートだけでなく「夫婦の責任のあり方」にまで言及してくれる義母のような存在は、家族の危機管理体制を立て直す上で非常に貴重でしょう。

この経験を無駄にせず、より安定した家庭運営を目指すための具体的な行動を提案します。

まずは「子どもの病気対応における休みの優先順位や代案」について、義母の言葉を機に夫婦でじっくり話し合いましょう。
具体的には、病児保育のリストアップや、次にどちらが休むかのローテーションルールを設定することです。

義母の優しさに頼るだけでなく、夫婦の責任において事前に準備を整えることで、家族全員が安心して日々を過ごせるようになるでしょう。

※愛カツ編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに記事化しています