「おばさん」と呼ばせない！ もう一度“女”として見られる方法

女として見られなくなる3つの原因

まずは、なぜ「おばさん扱い」されてしまうのか。あるいは男性はどういう女性を“女として見ない”のか。その理由と原因を整理してみましょう。

1. 自信のなさが表情に出ている

「もう年だし…」「どうせ誰も見てないし…」そんなあきらめや自分自身に対する失望感が、少しずつ態度や表情に出てしまっていませんか？明るさや笑顔が減り、自分を卑下するような言動を繰り返すと、周囲も自然と“女”として見なくなってしまいます。

また、「もうおばさんだから！」のように、ある種の開き直りのような自虐的な冗談や軽口も、実は男性に変に気を使わせたり、しらけさせたりする原因に。本気であろうと冗談であろうと、自虐的な発言はできるだけ避けた方が無難です。

2. 美意識の停滞

若いころは当たり前だったスキンケアやファッションも、年齢とともに億劫になりがちです。

しかし、「手を抜いている」と感じられる見た目は、“女”というより“生活感”を強調する結果となってしまい、そもそも恋愛対象外として扱われてしまう可能性があります。

仮に新たな恋愛を求めていないとしても、周囲から女性として扱われるのは、いくつになってもうれしいものです。生活全般における幸福度を高めるためにも、女性としての美意識はできるだけ持つよう心掛けましょう。

3. 色気の誤解

「色気＝露出」「色気＝エロ」と思っていませんか？厳しい言い方をしますが、いい歳をしてこのような短絡的な思考に留まっている女性は、女性として見られないどころかむしろ男性を引かせます。

年齢を重ねた女性の魅力は、露出や派手さではなく、落ち着きや余裕の中にある気品や品格です。このあたりを誤解していると、逆に「若作り」「痛い」と思われてしまいかねません。

「おばさん」から「魅力的な女性」に変わる5つのステップ

では、どうすれば再び“女”として見られるようになるのでしょうか？男性から“女”として見られるためには、以下の5つのステップを実践するのがおすすめです。

ステップ1：「私は女である」と自覚する

基本的なことですが、意外と一番大切なのが、自分が自分を“女性”として認めているかどうかです。「まだ女として見られたい」と願うなら、その想いを否定せず、むしろ大切にしましょう。心の奥で「もう年だし」と諦めていたら、その雰囲気は必ず卑屈さとして外に表れます。

ステップ2：姿勢と歩き方を変える

姿勢は年齢をもっとも印象づける要素の一つです。誇張でなく、歩き方一つで人の印象は大きく変わるものですが、意外とこの辺に気を配る人はあまり多くありません。

たとえば、猫背やだらしない歩き方をしていると、それだけで“疲れたおばさん”の印象に。

逆に、年齢を重ねている女性でも、背筋を伸ばして歩く女性は、それだけで他者に「美しい印象」を与えます。余談ですが、胸の小ささがコンプレックスの女性には、そのコンプレックスを隠そうとして無意識的に猫背になってしまう人が多いといいます。

しかしこれも「逆効果」の典型例です。たとえ胸が小さくとも、堂々と胸を張っていれば誰もあなたのコンプレックスに気付きません。胸の小ささをあざ笑う人もいないでしょうし、むしろ「素敵な女性」と評価される機会が増えるはずです。年齢を重ね、たとえ自分に自信がなくなってしまったとしても、しっかりと背筋を伸ばし、美しい姿勢だけは保ちましょう。

ステップ3：髪と肌に気を配る

清潔感とツヤは、女性の魅力を大きく左右します。年齢を重ねると肌のトーンが落ち、髪にもツヤがなくなってきますが、そこに少しの努力を注ぐだけで印象は激変します。

たとえば、ヘアオイルやトリートメントなどで髪をケアしたり、保湿とUVケアでお肌をケアしたり、ナチュラルな血色感のあるメイクを取り入れたり──など。これだけでも「なんか最近キレイだね」と言われるようになるはずです。

ステップ4：他人の目を意識したファッション選びを

女性らしさを演出するなら、ファッションにもこだわりたいところです。着たい服」ではなく「どう見られたいか」を基準にするのがポイント。

たとえば、ふんわりしたシルエットで女性らしさを表現したり、モノトーンでまとめ過ぎずカラーや小物で柔らかさを取り入れたり、上質感のある素材（とろみブラウス、リネンなど）を選んだり。誰のためでもない、“見られる私”を意識したファッションを意識するだけで、印象はグッと変わります。

ステップ5：ちょっとだけ“隙”をつくる

「おばさん」と呼ばれる人の多くは、意外と完璧主義だったり、きまじめで堅過ぎたりする傾向があります。恋愛対象として見てもらうには、“話しかけたくなる余白”を意識してみましょう。

たとえば、ユーモアを交えて会話したり、ちょっとした悩みを相談してみたり。「ありがとう」「うれしい」「助かった」など、素直に気持ちを伝えるのも効果的です。こうした“人間味”が、女性としての魅力につながります。

「おばさん」と呼ばれない女性になるには

年齢を重ねるのは、誰にとっても自然なこと。でも、それが魅力の終わりではなく、新たな女性の始まりであることを忘れないでください。

「私はもうおばさんだから…」「女として見られなくても仕方ない…」

そんな言葉を自分に向けると、人は自然とその言葉通りの雰囲気や印象をまとうものです。年齢を問わず“女”として見られる女性は、共通して自分を卑下しませんし、自分と他人を比べません。どこか「人生を楽しんでいるような雰囲気」を持っているものです。

「今の私に似合うものを探そう」「もっと素敵に年齢を重ねよう」そう思える人は、どんな年齢でも“女”として見られる要素を持っています。「おばさん」と言わせない。

それは、周りに求めるものではなく、自分の内側から変えていくもの。今のあなたにこそできる、“大人の女性としての魅力”を、もう一度咲かせてみませんか？