痩せすぎ男子は恋愛対象外？ 女性が語る“ガリガリ彼氏”への本音

「ガリガリ男子は恋愛対象外」説が生まれた背景とは？

はじめに、なぜ「ガリガリ男子＝モテない」という印象が広まってしまったのか。その背景には以下のような要因が考えられます。

1.男性らしさ＝筋肉という固定観念
メディアや漫画、ドラマなどに登場する“理想の彼氏像”は、どちらかというとがっしりした体型の男性が多い傾向にあります。これにより、「筋肉＝男らしさ」という刷り込みが生まれ、「ガリガリ＝頼りない」という偏見につながりやすいのです。

2.保護されたいという女性心理
一部の女性は、「男性には守ってもらいたい」「抱きしめられた時に安心感が欲しい」という気持ちを持っています。そのため、自分より細い男性に対しては無意識に「物足りなさ」を感じてしまうこともあります。

3.清潔感や服装でマイナスに見られやすい
細身の体型を上手に生かせていない服装や、貧相に見える姿勢が合わさると、全体的な印象が「不健康そう」「頼りない」となってしまう場合もあります。

実は「ガリガリ男子が好き」という女性の声も多い

「ガリガリ男子は恋愛対象外」という意見がある一方で、「むしろ細身の男性が好き」という女性も確実に存在します。

以下は、筆者の知人の20〜40代女性を調査して見えてきたリアルな声です。

●34歳・専業主婦
「痩せていてスラッとしている人が単純に好き」

●28歳・美容師
「抱きしめた時にすっと腕の中に収まる感じが落ち着く。筋肉ムキムキの人よりも、柔らかい印象の人に惹かれる」

●31歳・デザイナー
「ファッションセンスが良くて、自分の体型を上手に活かしている人はかっこいい。ガリガリでも、自信があれば十分魅力的に見える」

●25歳・会社員
「元彼はかなり細かったけど、優しくて物腰が柔らかくて、性格で好きになった。体型は正直気にしてなかった」

●28歳・医療事務
「痩せている人は全然あり。むしろ太っている人の方がきつい」

このように、「ガリガリだからモテない」というのは、あくまで一部の価値観にすぎません。特に近年は「中性的な魅力」「繊細な印象」を好む女性も増えており、細身の男性が評価される傾向も強まっています。

ガリガリ男子が恋愛で魅力を発揮するためのポイント

とはいえ、「どうせ体型のせいでモテない」とあきらめてしまっては、せっかくのチャンスも逃してしまいます。

大切なのは、「自分らしさを活かすこと」です。

ガリガリ男子が恋愛でプラス評価を得るために、以下のポイントを意識しましょう。

1. 清潔感とファッションで“細身”を魅力に変える

細身だからこそ似合うスタイルがあります。ジャストサイズの服を選び、シルエットを整えるだけで、印象が大きく変わることも。

オーバーサイズやだぼだぼの服は、より貧相に見えるので注意が必要です。

もちろんトレンドを取り入れることも大切ですが、流行をあてにするのではなく、あくまで「今の自分に似合うファッションを取り入れる」ことを意識しましょう。

2. 姿勢と話し方に“頼もしさ”を添える

姿勢が悪いと、どんなにオシャレをしていても頼りなく見えてしまいます。

また、弱々しい口調やあいまいな返事なども、女性を幻滅させる要因の一つです。

背筋を伸ばし、しっかりと相手の目を見て向き合い、「誠実さ」や「安心感」を伝えましょう。

3. 性格や振る舞いで“男らしさ”を表現する

「男らしさ」はやがて「男性へのレッテル」「男性への呪縛」と認識されるようになり、男性に男らしさを求めるのがハラスメントになる時代はそう遠くないかもしれません。

とはいえ、現代において女性は男性に対し、まだまだ「男らしさ」を求めたがるのも事実です。

たとえば「頼りがい」も、男性に求められる魅力の一つです。

頼りがいは、体格ではなく態度から生まれるもの。

約束を守る、困っている時にすぐに動く、感情をコントロールできる──などの行動が、女性の目には体型以上の魅力として映ります。

本当にモテる男は「体型」ではなく「自信」がある

多くの女性が語る共通点に、「自信がある人は魅力的」というものがあります。

ガリガリであっても、自分の長所を理解し、堂々としている男性は、体格以上に“頼りがい”や“魅力”を感じさせるのです。

逆に、体型を理由にネガティブになってしまうと、それが表情や言動にも現れ、恋愛がうまくいかなくなってしまうケースが多く見られます。

「痩せすぎだからモテない」というのは、単なる思い込みにすぎません。確かに体型に対する好みは人それぞれですが、細身の男性に魅力を感じる女性は決して少なくありません。

大切なのは、「どう見られるか」ではなく、「自分をどう見せるか」。

体型に自信がないなら、別の魅力で勝負しましょう。ファッション、言葉づかい、立ち振る舞い、人への気遣い。そうした積み重ねこそが、恋愛における“真の武器”です。