類友を引き寄せる…! ものを粗末にすると人生が墜落する⁉
便利な物があふれるにあふれまくっている日本。街へ行けば100円ショップが当たり前のように立ち並び、家電量販店や大型ディスカウントストアでは、大型家電から人間工学に基づいた最新の歯ブラシまで何でも揃っちゃいます。便利なようでいて、でもどこか「ものを大切に育てる」ような感覚が失われつつあるような、少しのもの悲しさを感じるのは筆者だけでしょうか。さて、そんな時代背景があってか、どうやら最近はコスパ重視で、ものを大切にしない人が増えてきているのだとか。今回は、ものを大切にできない人や、ものを粗末にする人の特徴について解説します。ものを粗末にする感覚が当たり前になってしまうと、実は気付かないうちに人生で大損をすることも。心当たりがある方は、本記事をぜひ最後までご覧ください。
ものを粗末にする人の特徴3選
はじめに、ものを粗末にする人の特徴を3つご紹介します。
①人を大切にしない
ものを粗末にする人は、人も粗末に扱う傾向があります。
日常で毎日のように使うものってありますよね。たとえば帽子、アクセサリー小物、靴、洋服、ドライヤー、包丁、まな板、文房具などです。
毎日使うものだからこそ、作業効率を高めたり使用感を維持したり長く使ったりできるよう、メンテナンスが欠かせません。
革靴はちゃんと磨いてあげないとすぐにくすみますし、寿命も短くなってしまいます。
包丁も定期的にメンテナンスしないと、切れ味が落ちて使いにくくなりますし、ケガや事故にもつながりやすくなります。
しかし、ものを粗末にする人は、面倒くさがってメンテナンスを怠るきらいがあるようです。
ものが適切な状態で管理されないわけですから、当然消耗しやすくなったり汚れやすくなったり効率が落ちたりするでしょう。ものの寿命にだって影響するはずです。
どうやらものを粗末にする人は、「壊れたらまた買えばいいや」と考える様子。
「もの」への態度は、そのまま「人」への態度と同じ──と言っても過言ではないでしょう。
ものが壊れても買い替えればいいや──と考える人は、人間関係に問題が生じても「ブロックすればいいや」「飛べばいいや」「代わりを探せばいいや」といった具合に逃げ続け、問題と正面から向き合おうとしません。
大好きな彼や、仲良くなった友達などに対し、「この人は私のことをどのように扱うだろう?」と思ったときは、その人が身近なものをどのように扱っているかを観察すると、ヒントが得られるかもしれません。
②お金にだらしない
ものを粗末にする人は、どうやらお金にもルーズな人が多いようです。
見方によってはお金もまた「もの」ですから、確かに「ものを粗末にする」という点においては一貫性があるのかもしれません。
逆にいうと、人を大切にする人は、お金も大切にします。なぜなら、お金は大切な人を守るためにもっとも効果的なツールの一つだからです。
お金をしっかり管理していれば生活が安定しますし、保険なども充実させられます。
お金は愛に勝ると言いたいわけでなく、愛するがゆえのお金の適切な運用方法があるということ。
その点、ものを粗末にする人は、人をも粗末にするわけですから、お金を大切にする道理がないのかもしれません。
③無責任
ものを粗末にする人は、そもそもものを大切にするという感覚がないのかもしれません。ですから、他人の大切なものまで粗末に扱う場合があります。
たとえば人から借りたものを失くしてしまったり、壊してしまったり、汚したまま返したり。
自分のものを人に貸して失くされたり、壊されたり、汚されたりしたら、さぞ悲しいでしょう。
しかし、ものを粗末にする人はそもそも「人をも大切にしない」わけですから、他人のそんな気持ちになど興味がないのかもしれません。
ものを粗末にし続けると人生が堕落する
世の中には引き寄せの法則があるといわています。
引き寄せの法則とは、似た感性の者同士や、同じステージにいる者同士が引き合う──という法則です。
わかりやすくいうと「類は友を呼ぶ」のこと。
このような法則は何もスピリチュアルな話ではなく、ごく自然なことです。
小学生と大学生がつるまない理由と同じ。人間は自分と同程度の知能や知識や感受性や経験値を持っている人と仲良くしたがるものなのです。
そう考えると、ものを粗末にする人の周りにはものを粗末にするような人が集まり、ものを大切にする人の周りにものを大切にする人が集まるのも自然なこと。
あなたはどちらのコミュニティに属していたいですか?
ものを大切にするようになるには
ものを大切にするようになると、自然と人を大切にできるようになります。お金も大切に扱うようになるでしょう。物事の解像度が高くなり、人生が一皮むけるはずです。
では、ものを大切にするためにはどうすればいいのでしょう?
筆者おすすめの方法が、「高品質なものを使う」ことです。
たとえば包丁一つとっても、数百円で買い替えられるものを使っていると、わざわざメンテナンスをする気にはならないでしょう。
そもそも数百円で売られている包丁は、人間の手でメンテナンスできる代物ではありません。
それなりに高い包丁は、人間の手でメンテナンスがしやすい素材が使われていますし、切れ味も違います。
靴や洋服なども同じです。あらゆるものに共通することで、とにかく「ものを大切に使いたければ、良いものを選んで使うこと」です。
ものを大切にメンテナンスしながら育てていく感覚が身につくと、人間に対しても「即戦略」ではなく「育成」の視点を持てるようになります。
子どもや部下などの失敗にイライラしなくなりますし、むしろそういうときにこそ教育のチャンスや活路を見出せるようにもなるものです。
何でも消耗品として使い捨てるのではなく、一つひとつ一人ひとりとしっかり向き合い、血肉の通った関係を築きたいものです。
最初は一つの「もの」から始めよう
「今日からものを大切にしよう!」と思っても、いきなり身の回りのあるすべてのものを意識してしまうと、かえって消耗してしまうかもしれません。
大切なのは意識を変えることではなく、習慣を変えることです。
最初はひとまず、大切にするものを何か一つに決めましょう。
一番大切にしたいと思っているもの、一番気に入っているもので構いません。
ただし「毎日使うものであること」が大切です。
自分で選んだその「もの」を大切にする習慣が身につく頃には、ほかのものも自然と大切にできるようになっているはずです。
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