理想が高いの?どうしても減点方式で相手を見てしまう理由
人間関係を良好に保つためには、「相手の短所ではなく長所をみましょう」とよく言われます。ですが、こと恋人探しや婚活の段階になると、どうしても減点方式で相手を見てしまうという方も少なくないのではないでしょうか?今回は、相手を減点方式で見てしまう理由と対応策をご紹介します。相手をジャッジしすぎずに理想のパートナーと出会いたい、という方は本記事を参考にしてみてください。
理由1.過去の経験から疑心暗鬼になっている
恋活や婚活をしていると、多数の人に会うことになります。その過程で、嘘つきや既婚者、浮気者、ギャンブル依存症、DV、虚言癖、ドタキャンなど、様々ないやな目にあった人も多いでしょう。
そういった過去のトラウマがある場合、いい人に出会っても、すぐに恋に落ちることはできません。この人にも、何か悪いところがあるはず! とあらさがしをはじめます。
そうすることで、全面的に信頼し、傷つくリスクを回避しようとしているのです。
理由2.候補者全員に会うために足きりが必要
今の時代、婚活パーティーや、アプリ、SNS、結婚相談所などを利用すれば、昔では考えられなかった人数と気軽にマッチングでき、デートしてしまえます。婚活に本気の猛者は、ランチ、お茶、ディナー、と一日3人とデートをしたりすることもあるほどです。
候補者が少なければ、じっくりと向き合って相手の良いところを見つけることができますが、候補者が無限にいるような現代社会では、全員と会おうと思うと、向き合う時間はありません。
できるだけ多くの候補者に会おうと思えば、いやなところを見つけて、足きりをした方が効率が良い、というわけです。
出会いが手軽になっているからこそ、相手の良いところとじっくり向き合うことができず疲弊するまで新しい人と会い続ける……という皮肉な状況が発生しています。
理由3.審査員気分になっている
恋活や婚活をする際、初めてのデートを冗談で「面接」とか「試合」と呼ぶ人がいます。実際、初顔合わせを、面接気分、つまり、審査員気分またはオーディションを受ける気分になっている人は少なくないでしょう。
日常生活で出会う人に対しては、審査をする必要はないため、気軽に接することができますが、恋活や婚活の場所では、少なからず「相手を見極める」必要が出てきます。
そのため、良いところと同時に、悪いところも厳しくチェックしてしまいがちなのです。
減点しない余裕を持つための対策とは?
減点方式で相手を見ていると、相手からも減点方式で見られがちです。
ここがダメ、あそこがあり得ない、と減点するのではなく、欠点や風変りなところも、面白い! と思える余裕を持ちたいものです。
そういった余裕を持つためには、「恋活・婚活友だちを見つけて経験をシェアする」「出会う人数を増やしすぎず、ひとりと向き合う時間をつくる」「審査員気分にならないような自然な場所での出会いを増やす」などの対策が必要でしょう。
(今来 今/ライター)
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