

男性が感じる女性の「色気」について【ひとみしょうの男ってじつは】
男性は女性の秘密を知ったとき、その女性のことを色っぽいと思います。男性はまた、女性が秘密にしているであろうと感じたその秘密の姿を見たと感じたとき、その女性のことを色っぽいと思います。
以下に具体的に見ていきましょう。
秘密とはなにか
女性がもつ秘密のなかで、多くの男の耳目を引くのは「エロさ」です。清楚であり、そういうことなんかしたことないように見える女性は、一般的に言って、「本当の自分」をとてもうまく隠していますが、その隠しているところがある瞬間露呈したとき(露呈しそうになったとき)、男は「この人、色っぽいな」と思います。
あるいは、男はよく「女性の背中からお尻にかけてのS字カーブが色っぽい」などと言いますが、それだって、女性がそうとは知らず、「う~~ん」という感じで伸びをした時に男が「チラ見」しているわけで、つまりは、(その女性はべつに秘密だと思っていなくても)男からすれば「彼女の秘密を見た」わけで、そのとき彼は「色っぽい」と感じます。
ワンサイズ小さな水着を着るというのが男を「釣る」テクニックなどと、ネットでまことしやかに言われているのも、同じ理由からです。すなわち、「ちょっと露呈してしまっているところ」が、男にとっては「彼女の秘密」なのです。
目に見えるものの奥にあるものに色気を感じる
というような軽薄な色っぽさの奥に何があるのかといえば、その女性にとっての「永遠問題」があります。
美人で生き生きとしていて、悩みなどないように見える女性であっても、いや、そういう女性だからこそ、心の奥底に永遠問題を抱えています。
永遠問題とは、キルケゴール<心理学>における「専門用語」みたいなものですが、簡単にいえば「生と死に関する、生涯解くことのできない難問」のことです。
たとえば、男の中にはアイドル並みにかわいいキャバ嬢に「色気」を感じて追いかけまわす者がいますが、彼は「表面的な」彼女の美を追いかけているように見えて、じつは彼女がもつ「永遠問題」、すなわち秘密がどのようなものかを知りたいと思っているのです。
たとえば、芸能人顔負けのルックスとスタイルという「目に見える」ものの奥に、じつは母子家庭で苦労した過去をもっており、その過去から「なぜ人は死んではいけないのだろう」という「難問」を抱えている、その「秘密」を彼は見たいし、それを見てそれに触れることができた(と本人が錯覚した)とき、彼は彼女に真に色気を感じるのです。
反対に、相手がもっている永遠について興味が湧かないとき、そのとき女性が彼になにをやろうとも、彼は絶対に振り向きません。あざとくS字カーブをつくろうと、髪をかきあげてうなじを全開にしてポニーテイルをつくろうと、彼は彼女の色気をまったく感じません。
代替不可能なものに色気を感じる
私たち人間がもつ最大の秘密は永遠だとキルケゴール<心理学>は言います。
なぜ生まれてきたのか、なぜ死んではいけないのか。なぜ私の容姿は「こう」なのか……こういった問いをおそらく誰しもが15歳くらい(まで)に抱いたはずです。そして、その後の人生において、「なぜ」と問う自分をうまく隠し、世間並みにうまく生きていく術を得てきたはずです。「世間的なこと」とは「みんなのこと」であり、代替可能なものです。
唯一代替不可能なもの、それが、各人が抱えている永遠問題です。それに触れたとき(あるいは、それに触れたと男が錯覚したとき)、彼は彼女のことを色っぽいと感じます。
男女逆パターンでわかりやすい例を挙げるなら、中学から大学までずっとラグビーで活躍してきたものの、大学最後の試合で敗退を喫し、それがきっかけで影のある男として生きるようになった男に色気を感じる女性がいますが、彼女は彼の「永遠」に触れた気がしたから、彼に色気を感じているのです。
(ひとみしょう/作家・キルケゴール協会会員)
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