

彼は「これ以上気持ちが入らないようにするために」キスしてこないのでしょうか【ひとみしょうのお悩み解決】
“【お便り募集】文筆家ひとみしょう お悩み解決” に送っていただいたお便りの中から、お悩みをひとつピックアップしてひとみしょうさんがお答えします。
「Mariaさん43歳」のお悩み
バツイチ子持ちですが、10歳下の彼と不倫関係にあります。かれこれ6~7年ほどの付き合いになります。わたしは好きすぎていつも緊張して言いたい事もなかなか言えません。彼からはセフレとしての扱いをされてるのは分かるので割り切ってるように振舞っています。
でもお互い信頼仕切っている感覚はあって、言わなくてもお互いの気持ちとか考えて事がわかってると思えてしまいます。
エッチの時顔を逸らしたり、キスを避けたり…。私には彼が気持ちが入らないようにわざとしているように思えるのですがいいように考えすぎでしょうか?以前に見つめ合って優しくキスをしてくれた事もあります。その時の優しいキスが忘れられません。おねだりしてもなかなかしてくれません。男性心理としてそういう部分はありますか?
〜ひとみしょうのお悩み解決コラム〜
エッチのとき顔をそらしたりキスを避けたりということをする男性心理は2つあります。
ひとつは、Mariaさんが指摘しているとおり、「これ以上気持ちが入らないようにするため=互いの家庭に対する配慮」です。
もうひとつは「責任としてセックスしているから」です。
責任としてのセックス
男って、一度抱いた女性に対して「申し訳ない」という気持ちを抱くこともあります。その申し訳なさは、「彼女に求められたら、それに快く応じてセックスしなくては」という責任に近い感覚として現れてきます。「エッチしない」という選択をしてしまえば、Mariaさんのことを傷つけてしまうことになると考えるからです。
それだけは絶対に避けたい。だからセックスはする。しかし目を見ないしキスもしない。
ここで大切なことは、彼はなにもMariaさんのことが嫌いではないということです。好きだからそういう気遣いをするのです。好きだから「傷つけてはいけない」と思って、「必死の選択」に出るのです。「責任」を感じてしまうのです。けっして我慢してイヤイヤ、というのではないのです。ここは勘違いしないでください。
世間が言う「不倫」の裏側
世間では、不倫したら、たいてい「男から誘った」と見られます。でも実際には、女子から誘っているケースもたくさんあります。
誘われた男は「やった! セックスできる!」と諸手を挙げて悦びはしますが、でもそれはつかの間です。そのあとの気持ちをメディアはほとんど報じません。それは次のような気持ちです。
男はいっときは喜びますが、しだいに不倫相手を満足させるのがしんどくなってきます。仕事もして、というか、不倫のコストを工面するほど働いて、家族や友達に嘘をついて時間を捻出し、性欲旺盛な女性の身体を満足させ、会えない淋しさを訴えてくる女性の精神的なケアもし、家に帰ったら石鹸やシャンプーのにおいで不倫がバレないように細心の注意を払い……そのうち、こんな大変な思いをしてまでセックスするメリットってなんなのだろう?と、根源的な疑問にぶち当たります。
でもしかし、それでも、不倫相手を心身共に満足させなければいけないと、彼は考えるのです。
男女における「好き」の違い
繰り返しになりますが、彼はMariaさんのことが好きなんです。でも、おそらく、Mariaさんが言う「好き」と、彼の「好き」とは、少し温度感がちがうのです。
女性は一般的には、「この瞬間にわたしのことだけを見てほしい」というような「好き」ですよね。対して男は、相手の女性をどんなに愛していても「気遣いすべき数あるもののなかのひとつ」としか思えないのです。だからどうしても、燃えるようなハグとかキスができないのです。
またまた繰り返しになりますが、だからといって、彼はMariaさんに「気持ちがない」のではないのです。彼は女子のように「キラキラした、それだけしかないような恋愛」をしたことがないし、きっとこの先もしないしできないのです。
そういう男の恋愛・不倫は、どうしても、女性から見たら物足りないものに感じるはずです。愛こそがすべて、セックスこそが命、恋愛してないと生きてる心地がしない――男はこういう考えをあまり持たないからです。
先にクレームに答えます
こう書くと、かならず、フェミニストからクレームが来るのは承知です。
がしかし、フェミニストたちが知らない事実があるのも、また事実です。
すなわち、「ある種の女性は、本人が気づいている・いないにかかわらず、恋愛とかセックスとかというものに<絶対の>価値を置いている。それがないと生きづらいと思っている。それはけっして、善いとか悪いという次元の話ではない」という事実を、フェミニストたちは知りません。なぜなら、彼女たちはそのような気持ちを「フェミニスト」の前では語らないからでしょう。大好きな彼とセックスできない人生は死んだも同然。こういうことを言う女性を、フェミニストたちは蔑むからでしょう。
そういう女性のそういう気持ちを知るのは、だから、きまって男です。ラブホでエッチの前にちょっと話をしたときに、そういうことを知るのです。彼女たちはアホではないので(むしろ賢いので)、相手を選んで自分の心の奥底を見せるのでしょう。
そういう女性の心の奥底を知っている男は、だから、どうにか「できる限りのことをして」相手の期待に応えようとします。
Mariaさんにおいては、見つめ合いなし、キスなし、というパターンのセックスがお嫌いなら、もう終わりにしたほうがいいでしょう。しかし、彼の「責任感」を「究極の気遣い」と理解できるなら、そのパターンのまま引き続きセックスしてもいいんじゃないでしょうか。
彼はMariaさんを傷つけまいと、必死です。
(ひとみしょう/作家・コラムニスト)
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