はい、終了。「プロポーズ失敗談」5選
愛する彼女にプロポーズをしたいけれど、絶対に失敗したくない。
一生に一度のことだからこそ、慎重になる男性が多いのも当然です。どんなシチュエーションなら彼女が喜んでくれるのかなど、プロポーズでは考えるべきことがたくさんありますよね。
今回は、そんなプロポーズの失敗談や成功させるコツについてお伝えします。
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いつ? プロポーズのタイミングが分からない男性たちへ
■プロポーズの失敗談
プロポーズの方法は人それぞれですが、彼女の気持ちを考えないやり方だと失敗する確率は高くなります。
ここからは、これまでに筆者が聞いたことのある、プロポーズの失敗談を5つ紹介します。
◇【失敗談1】大混雑のレストランで……。
「2年付き合った彼女にプロポーズしようと思い、クリスマスに人気のレストランを予約しました。
当日、彼女の好きなブランドの指輪と小さな花束を用意していたのですが、レストランはカップルが大勢いてとても騒がしく、プロポーズできる雰囲気ではなかったため諦めてしまったのです。
結局そそくさとお店を出て、静かなバーに入り直してから彼女に花束と一緒に指輪を渡しました。
喜んでくれたし無事にOKをもらえてほっとしたけど、本当はレストランで雰囲気良く渡したかったな……」
(31歳/営業)
彼女の好きなお店を予約して、お花も指輪もしっかり用意して、それでもコントロールできないのが周囲の環境です。
クリスマスのようなイベントの時は、お店も通常よりにぎやかになる可能性もあるので、落ち着いてプロポーズするのは難しい場合もあります。
イベントのシーズンは避け、ゆったりと過ごせる場所を選ぶことが、プロポーズする上で重要ですね。
◇【失敗談2】サプライズのつもりが……。
「彼女の誕生日を僕の部屋でお祝いすることになったので、そのタイミングでプロポーズをしようと思っていました。
驚かせたくて、プレゼントについての要望は聞かず、食事もテイクアウトにするなど軽い感じで話していたのですが、それがまずかったのです。
『結婚してほしい!』と手を差し出したら、『え、これって冗談?』となぜか彼女がすごく不機嫌になって……。
理由を聞くと『私の誕生日を祝ってくれる感じが全然しなかったから、今日来るのも気が重かった。こんな状態で結婚してって言われても、素直に喜べない』と言われて。
サプライズばかり考えていた自分が恥ずかしかったです。
後日、改めてきちんとプロポーズしてOKをもらえたからまだいいものの、このまま破局となってしまっていたらと思うと怖いです」
(28歳/製造)
「プロポーズは喜んでもらえるもの」と思い込んでいる男性がやりがちなのが、サプライズに凝り過ぎて肝心の彼女の気持ちを置き去りにすることです。
プロポーズが理由だったとはいえ、自分を大切にしてくれていないように取れる彼氏の様子を見れば、不安になるのは当然。ネガティブな気持ちでその日を迎えた女性は、突然のプロポーズも素直に喜べませんよね。
驚かせることも大切ですが、何より彼女が素直にそのプロポーズを喜べる状況をつくることも考えたいですね。
◇【失敗談3】酔っぱらいに冷やかされて……。
「彼女が30歳を迎える誕生日にプロポーズをしようと決めていました。
夜、個室の居酒屋でゆっくり食事を楽しんで、僕が告白した公園で話そうと思っていたのですが、その公園は居酒屋街の中にあるため、プロポーズのタイミングでも酔っぱらいの集団がいました。
それでも、何とかプロポーズしようと彼女を公園の隅の方に追いやって、『結婚してください』と頭を下げたら……。
『うわ、こんなところでプロポーズしてる!』と、酔っぱらった人が大声で冷やかし始め、2人で逃げるようにその場を立ち去りました。
その場を離れてからすぐに、彼女がOKしてくれたのは良かったですが、冷やかされたせいでプロポーズの瞬間はめちゃくちゃになってしまいました」
(33歳/公務員)
屋外でプロポーズしようと思うと、どうしても周りの人の目が気になりますよね。
良い場所を見つけても、突然こんな邪魔が入る可能性はあります。
ですので、屋外でプロポーズをする場合は、他人に水を差されないタイミングを、あらかじめ調べておくことが重要です。
◇【失敗談4】彼女の好きなテーマパークで……。
「2人が好きなテーマパークがあるので、プロポーズも絶対そこでしようと考えていました。
ある年、そのテーマパークで開催されるハロウィンイベントに彼女と行くことが決まったので、指輪を渡すならその時だと思ったんです。
中でも、夜のパレードのタイミングにしようと決めていたのですが、当日はとても人が多く、パレードの時間なんて身動きがとれないほどでした。
それでも何とか指輪を渡そうとするのだけれど、周囲は騒がしく彼女に声すら届かない。しかも、焦ったせいか指輪の入ったケースを落としてしまい、かがみ込んで探す事態に……。
やっとケースを見つけたのはいいものの、汚れてしまってボロボロの状態。僕の異変に気が付いた彼女に一部始終を見られてしまい、想像していたロマンチックな時間とは程遠いプロポーズになってしまいました」
(29歳/運送業)
実はこの後、彼氏の気持ちを察した彼女が「この時にしようと思ってくれてありがとう」と言ってくれたことで、何とか無事成功したとのことですが、タイミングの悪さに引かれてしまうなんて可能性もありますよね。
テーマパークでのプロポーズはロマンチックだけれど、タイミングを間違えるとこのような悲劇が起こることもあるので、覚えておきたい事例です。
◇【失敗談5】公開プロポーズをしたけれど……。
「社会人サークルで知り合った彼女。プロポーズしたいことをサークルの仲間に相談したら、あれこれと意見を出してくれました。
そして、『飲み会を開くから、その時に指輪を渡そう』ということになり、サークル全体でプロポーズをバックアップしてくれて、とてもありがたかったのですが……。
当日、仲間の合図で僕が彼女の前にひざまずき、指輪のケースを開きながら「結婚してください」と言うと、彼女は顔を真っ赤にして『うれしいけど、人がいるところではちょっと……』と指輪を受け取ってくれませんでした。
後で仲間が彼女に話を聞いてくれたのですが、彼女には理想のプロポーズがあったそうです。
それを知らなかった僕もいけなかったと思うけれど、みんなが協力してくれたプロポーズが失敗した後味の悪さが消えず、彼女とはその後別れました」
(34歳/介護士)
公開プロポーズは、彼女がそれをどう感じるかを先に知ることが肝心です。
こちらの例のように理想のプロポーズがある女性の場合、せっかくみんなが手を貸してくれても失敗に終わる場合も。
周りを巻き込んだプロポーズは、失敗すると彼女とも、協力してくれた人とも関係がぎくしゃくしてしまう可能性があるので、その方法を安易に選ぶのは危険といえます。
■すてきなプロポーズをするコツ
プロポーズは、お互いにとっても忘れられない思い出になります。絶対に失敗しないためには、抜かりない準備が大切です。
そこで、すてきなプロポーズをするコツを4つお伝えします。
◇(1)彼女の好みを把握する
プロポーズで重要になるのが「場所」ですが、その他にも「タイミング」や「サプライズ感」など、彼女の好みをしっかり把握しましょう。
失敗談にもありましたが、プロポーズに理想を持っている女性も多く、それを外すとたとえ気持ちはうれしくても受け取ることをためらう場合もあります。
自分が良いと考えるやり方は、彼女にとってどう映るのかを知ることも重要です。日常の会話の中で、さりげなく「こんなプロポーズはどう思う?」など聞いておくと、彼女の気持ちが分かるでしょう。
◇(2)彼女の心に響く言葉を用意する
プロポーズしようと決めたけれど、具体的にどんな言葉で気持ちを伝えればいいのか悩む男性もいるでしょう。
ストレートに「結婚してください」と伝えるのももちろんいいのですが、それ以外にも「初めて“愛してる”と言われたのが今でも忘れられない」や「両親を早くに亡くした私に“俺が○○の家族になる”と言ってくれて、涙が出るほどうれしかった」など、女性の心に響く言葉は一生の思い出になります。
きれいな言葉を並べることより、「どんな言葉が彼女の心に響くのか」を考えましょう。
◇(3)「サプライズ」にこだわらない
フラッシュモブをしたり、友人に参加をお願いしたりと、特別感が出せる「サプライズ」。
確かにインパクトがあり記憶には残りますが、失敗談もあるように全ての女性が喜ぶとは限りません。
サプライズの目的が、「彼女を驚かせること」になってしまうと、状況についていけない女性は戸惑うばかり。あまりサプライズにこだわり過ぎず、「プロポーズしてもらえること自体がうれしい」ということを理解しておきましょう。
◇(4)贈るものは「指輪」以外でもOK
プロポーズといえば「指輪」と考える男性は多く、女性も形になるものが欲しいと思う人も多いですが、記念となるものは「指輪」だけではありません。
女性の中には、「指輪は2人で一緒に選びたい」「婚約指輪は自分の気に入ったものがいい」という声も。
ですので、指輪以外にも、腕時計やイヤリング、ネックレスなどのアクセサリーも喜ばれることを覚えておくといいでしょう。
筆者のおすすめとしては、彼女への思いをつづった手紙。世界でたった一つのお金では買えない愛情のこもった品となります。
■彼女の立場に立って検討を
プロポーズを失敗したくないと思うのは当然ですが、彼女が喜んでくれる状況を考えるのが何より肝心です。彼女が笑顔になってくれることが大前提。
どんな性格で、どんな言葉にうれしいと感じるのかなど、彼女のことを改めて知る機会として、楽しみながら準備してくださいね。
(ひろたかおり)
※画像はイメージです
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