言いたいことがまとまらない…建設的な話し合いをするためのポイント
口喧嘩や話し合いといった場面では、どうしても相手に伝えたい主張で頭がいっぱいになってしまい、うまく言葉にできない人も少なくありません。今回は、建設的な話し合いをするためのポイントについて解説していきます。
自分が絶対に正しいと思わない
話し合いがこじれる原因の多くは、お互いが「自分は正しい」と思っている事です。人にはそれぞれ自分なりの正義がありますし、言い争いをしている二人のどちらともが「正しい」ことすらあります。
そんな状況で「私は正しいのだから相手が折れるべき」という気持ちのまま話し合いをしてしまうと、お互い全く譲らないので建設的な話し合いはできません。まずは「常識的に私が正しい」、「道徳的には私が正しい」などの規範を忘れ、自分と相手がそれぞれ「何が嫌で、何がしたいのか」をはっきりさせましょう。
二人の話し合いでは、何よりお互いどうしたいのかが最重要です。社会的に多少ズルなことが、二人にとっては最善の答えである可能性も十分にあるので、当然違法行為などはダメですが、まずは社会のマナーや常識を気にしないようにして物事を考えてみましょう。
お互いの要望をはっきりさせる
まずは理由などは考えず、お互いが何をしてほしいのか、どうして欲しいのかを明確にしましょう。
この際注意すべきは、絶対に「こうすべき」とは言わないようにすることです。違法行為でない限り「こうすべき」と言われるような義務はめったにありませんし、高圧的な言い方になって返って反発を招いてしまいます。まずは何をしたいのか、相手がそれを許してくれるのかどうかをはっきりさせるべきです。
また、感情面で「とても傷ついたから謝って、慰めてほしい」などもはっきり言うようにしましょう。相手が自然とそれをやって欲しいと思うようなことでも、話し合いがうまくいってないのなら、それはどれだけ待っても望めないからです。されないより、少し恥ずかしくても「してほしい」と伝えてやってもらえる可能性を広げた方が、より建設的です。
時間を置く
問題が起きたら、すぐに話し合いたいと思うのは当然の欲求ですが、感情的になってしまっている可能性も高いので「すぐに話し合う」というのはあまりお勧めできません。まずは冷静になり、感情的な口論にしないためにも時間を置くことが大切です。
どうしても我慢が難しい、せめて一言言わないと気が済まないという時は、「後で聞いてほしい話がある」と伝えるだけにとどめておくのがおすすめです。話し合いの約束をしておけばすっぽかされることもありませんし、彼氏も「今何かまずいことをしたのかな?」と自分で問題はどこにあるか考えてくれます。
話し合いの時間になるころには、彼氏もしっかり「聞く姿勢」になってくれているので、話し合いがスムーズにいきます。
建設的な話し合いのためには下準備が大事
相手に言いたいことができた時、すぐに言うと、ほとんどの場合感情的であったり、責めるような言い方になって喧嘩になりがちです。まずは時間をおいて冷静になり、その間に上記の話し方や考え方のポイントをよく反芻しておきましょう。
こうした、事前の下準備があれば、建設的な話し合いをすることはそう難しくはないでしょう。
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