「別れた方がいいカップル」の特徴5つ
マンネリ。
この4文字ですよ、この4文字。
意味は説明するまでもないでしょう──いや説明するけど。
それは付き合いたてのラブラブも数カ月や数年を過ぎて。何となくドキドキもないし、悪い意味で慣れてしまった状態のことです。
今回のテーマは「倦怠期カップルは別れるべきなのか?」です。
今ギクッとした貴女も、私には関係ないやと思った貴女も。たぶん知っておいた方がいいことをお伝えできるかとは思います。
ちょいと数分だけお付き合いくださいませ。
■倦怠期はなぜ訪れる?
科学的に説明できます。
そもそも恋愛とは「脳内に恋愛物質が生まれている状態」なのです。ちょっと寂しいですが、そう考えてみましょう。
この脳内物質は「半年〜3年」で薄れてしまうとされます。つまり「半年〜3年すると恋のドキドキはなくなる」というわけですね。
これが倦怠期の正体だといえるでしょう。
付き合ってしばらくするとドキドキしなくなるのも自然なことなのです。特にドキドキを重視した関係だと「あれっ?」と違和感を覚えることでしょう。
倦怠期の必要性はあるのか
倦怠期は、まあ、悲しい出来事ではあります。
やっぱり永遠にラブラブでいたいですから。今までのエモーショナルな関係が、どこかつれなくなるのも寂しいものです。
◇倦怠期とは「試練」である
しかし上に書いたように倦怠期は避けられないものではあるのです。必要どうこうの話ではなく。数年付き合ったカップルには必ず(ほぼ)訪れるといってもいいでしょう。
逆にいえば試されているのですよ。試練みたいなものです。ここを乗り越えれば長らく幸せな関係でいられるわけですね。
■倦怠期を迎えても別れるべきではないカップルの特徴
ここでは倦怠期といえど、別れるべきでないカップルの特徴を解説します。
いったん落ち着いて参考にしてくださいませ。
◇(1)価値観が合う
何やかんや価値観がフィットする異性は貴重です。
一点だけ注意を。ここでの価値観が合うとは、何から何まで考え方が一致しているという意味ではありません。価値観が違っても受け入れ合えるという意味です。
◇(2)相手といる時の自分が好きだ
これは「その恋が幸せになれる恋か?」を考えるために、とても大事な発想です。
相手といるときの自分を想って、胸に手を当ててみてください。相手といる時、自己肯定感ぐんぐん上がってます?
◇(3)話し合いができる
人間関係全般にいえることかもしれませんね。
ズバリ理想的な関係とは「話し合えること」なのですよ。逆にいえば、価値観や、考え方や、空気感が違っても話し合えるなら、大概のことはうまくいきます。
話し合える関係って、めちゃくちゃ貴重ですよ。
◇(4)尊敬できる
尊敬できる人と一緒にいましょう。
恋愛のドキドキは薄れるとしても、リスペクトの気持ちは生涯続きます。手離しちゃいけません。もちろん他の要素も考えてですが、基本的に超おすすめです。
心から尊敬できると思ったら、いい男を捕まえているってことなんですよ。
◇(5)愛されている
極論これかもしれません。
相手が貴女を愛してくれているかどうか。その相手といて、どう考えても不幸になることはないでしょう。幸せって、愛されることでもあるはずですよ。
パートナーは貴女を愛してくれる男性の中から選んでくださいね。
■反対に別れた方がいいカップルとは?
別れた方がいいカップルについても書きます。
もちろん一つ当てはまるからといって、即座に別れないといけないわけではありません。あくまで黄色信号です。ちょいと注意というくらいです。
◇(1)浮気をしている
浮気はダメ、ゼッタイ。
そもそも論な気もしますが、倦怠期の理由が「男性側の女遊びや浮気」の場合はおすすめしません。というか倦怠期どうのという話ではありません。単に彼が悪いことをしている事件として扱うべきです。
話し合いや、なんらかの対策をすべきでしょう。
◇(2)相手といる時の自分が嫌い
これも挙げさせてください。
先ほど書いた「相手といる時の自分が好きだ」の反対になります。さらにこちらの方が大切な基準になるかもしれません。
彼と顔を合わせている時はドキドキできても、会えない時は不安や自己嫌悪に陥るというのなら、それは幸せになれない恋愛なのかもしれません。
◇(3)周りに止められる
第三者は冷静だったりします。
尋ねてみましょう。倦怠期や、もろもろの状況を理解した上で「やめとけ」というのであれば、なかなかの説得力があるはずです。その理由も聞いてみましょう。思わぬ話が飛び出てくるかもしれません。
その意見を受け入れられるか、試されているのかもしれません。
◇(4)機嫌の悪さをぶつけられる
これも強くおすすめしません。
とかく「機嫌の悪さをぶつけることで貴女をコントロールしようとする男性」からは離れた方が賢明です。
その気質が変わることは、まあまれです。基本的に、彼自身、変わろうと望むことがないから。むしろ「え、俺が悪いの?」という具合です。
貴女は価値ある存在です。他人のご機嫌取りや、不機嫌のサンドバックになっていいわけがないのですよ。
◇(5)愛されてない感じがする
ちょっと深めのテーマかもしれません。
もしや──私の勘違いであればいいのですけれど──もう倦怠期でなく、すでに恋が終わってしまっているのかもしれません。
相手の恋心が冷めて、それを「せめて倦怠期であってほしい……!」と信じている状態、というわけです。
もちろんそうではないことを願っております。あくまで参考までに。
■倦怠期を乗り越えるために
では、本題に入ります。
結局のところ「倦怠期をどうすれば抜け出せるのか?」について。
◇倦怠期を受け入れることがスタート
結論からいうと、初めに書いた「何年も付き合っていると倦怠期はやってくるもの」という事実を受け入れることからスタートかと思います。
私たちの頭の中は、恋愛当初のドキドキが、永遠に続くようにはできていないのですね。
◇「穏やかな恋愛関係」を目標にする
だからこそ「ドキドキにはこだわらずに穏やかな恋愛関係に移ること」を目標にしましょう。倦怠期を乗り越えるとは、ドキドキの代わりに、そうした安心できる関係の心地良さを理解するということなのです。
初めは物足りなく感じるかもしれません。しかし、ここを受け入れないと、短い恋愛を繰り返すパターンから抜け出せなくなります。
◇冷却期間よりも大切なこととは?
冷却期間は必要ありません。むしろ早めにマインドを変えた方がいいいでしょう。ドキドキすることと、相手と幸せな関係を育むことの違いを感じるようにしましょう。
倦怠期の気配を感じたら、それは自分を変える時かもしれません。逆にいえば、考え方さえ変えれば、その状況も、未来も違った景色に見えるはずです。
なぜ倦怠期なのだろう?
倦怠期って怖いですよね。
何が怖いって「どうすべきかが分からない」という形のない不安だからだと思います。
これが水漏れなら天井を直せばいいだけでしょう。原因も対処法もハッキリしています。しかし、この倦怠期問題は、いまいち原因がハッキリしていないのですね。
◇まずは「なぜ倦怠期が起こるのか」を知ろう
だからこそ「どう対処すべきか?」の前に「なぜ倦怠期は起こるのか?」に重点を置いて解説をいたしました。理解を深めるだけでも解決することがあるからです。
もちろん男女の関係は十人十色です。別の倦怠期もあるでしょう。とはいえ、ほとんどの倦怠期の影には、ここに書いた原因が隠れていると思います。
◇長続きする恋愛の正体
感情がドキドキすることだけを恋愛だと思わないでください。本当の恋愛とは──少なくとも長続きする恋愛とは──穏やかな形をしているものですよ。
貴女のもとに幸せが舞い降りることを祈っております。
(浅田悠介)
※画像はイメージです
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