新しい環境にうまく溶け込む方法
2013.04.02 17:29
提供:マイナビウーマン
4月がはじまりました。異動や転職を機に、新生活をスタートされた人も多いことかと思います。しかし、『新生活』といえば新しく生まれ変わるようなすがすがしい気持ちにはなりますが、人間関係や職場環境などすべてが一から。新たに同僚や上司との関係性を築き上げることはエネルギーを必要としますし、自ら新しい仕事を切り開いていくのにも少なからずストレスを感じてしまいます。では、新しい環境にスムーズに溶け込むためにはどうしたらいいのでしょうか?
現代人は、ネット社会におけるバーチャルな世界での対人コミュニケーションは得意ですが、現実世界で人と人との繋がりを持つことを苦手としている人が非常に増えています。対人関係における心の距離感をうまくはかれない人が多い傾向があり、いざ人間関係を深めようと思うと、心理学でいう『all or nothing思考』(ゼロか百かの考え方)が影響し、少しでも相手に欠陥があるとすべてを否定してしまいがちです。さらに、自分の理想とする関係性を作り上げたい完璧主義の気持ちにより、ますます深い関係になれなくなってしまうのです。
まずは、初めて会う人、関わる環境ではすべてが最初から思い通りにいくはずがない、ということを理解しましょう。そして、出会った人や与えられた環境に歩み寄り、まずは自ら心を開いてみましょう。失敗する恐怖や抵抗感から歩み寄れない人がいますが、何度もチャレンジすることで、失敗に対する抵抗感を少しずつなくしていくことも大切です。
そして、『自分の言葉』で話すことを心がけることが大切です。相手のことを気にするあまりに、本心ではないことを言ってしまったり、受け売りで話をしてしまうことがありますが、つい背伸びをして無理をしてしまうと、後々困ることも出てきます。自己主張を強くするということではなく、素直な気持ちで自分の感じたことや思ったこと、価値観などを正直に伝えるのです。そして、わからないことも素直に言葉にしましょう。今まで人間関係に満足していなかった人にとって新しい環境は、素直な気持ちで向き合う仲間、居心地のいい人間関係を新たに築き上げるチャンスの場です。
ただ、他人に心を開くことが苦手な人の場合、そこには「自信のなさ」が隠れていることがあります。まずは、自分に自信をつけるために、『見た目』を意識してみましょう。人間、見た目よりも中身が大事と言いますが、内面は外見に反映されます。人の第一印象は視覚的効果によって強く左右され、最初の印象がその人を規定してしまう『初頭効果』という現象により、その後の対人関係にも大きく影響すると言われています。そのため、視覚から入ってくる印象は重要なのです。
身だしなみや清潔感のある服装を心がけるなど、自分が『好き』で『自信を持って』人と接することができる服装やメイクなどを意識しましょう。そうすると、自分自身も楽しく前向きな気持ちになるため、内面から自然と出る笑顔が相手に対しても好印象を与えるようになるでしょう。
また、気持ちが高まる色を持ち物に取り入れてみてもいいでしょう。社交性や積極性を高める「赤」を名刺入れに使う、人に対して朗らかさや遊び心を与える「黄色」をステーショナリーに取り入れる、人から愛される穏かさを印象づける「ピンク」をハンカチに用いるなどです。
背伸びをせず、等身大の自分の価値観を大切にすることが、よりよい人間関係を築き上げるための土台になります。そして、内面からの自信は相手に好印象を与え、安心感を与えることができます。新年度は職場における人間関係も充実させ、さらに仕事が楽しくなるようにしていきましょう。
新しい環境にうまく溶け込むには?
失敗を恐れず出会った人、与えられた環境に自ら歩み寄る
背伸びをせず、素直な気持ちで「自分の言葉」で話をする
好きで自信が持てる洋服を着る
自分なりに気持ちが高まる色を身につける
心理カウンセラー 小高 千枝(おだか ちえ)
幼稚園教諭、キャリアカウンセラー等を経て、2007年1月、女性専門のカウンセリングルームを開業。男女関係の問題、依存症、人生観、うつなどのカウンセリングのほか、メンタルトレーニング、企業カウンセリングなどに携わる。2010年9月、精神科医名越康文監修、男女ともに通える『メンタルケアサロン~ピュアラル』を開業。ご相談者それぞれのペース に合わせ問題解決に導くカウンセリングは男女問わず信頼を得ており、リピーターが多い。
2013年3月21日(木)、著書『人の本性を見抜くたった一つの質問』(徳間書店)が発売。「好きな数字」「好きな香り」「好きな色」など日常にありふれたものの選択の仕方で、その人の恋愛観や金銭感覚、コミュニケーション力に至るまで、本性を見抜く方法を伝授する一冊。人間関係の難しい現代だからこそ、相手を知ることは大切。この本を読めば、人間関係のお悩みもスッキリ解消できる……はず!?
現代人は、ネット社会におけるバーチャルな世界での対人コミュニケーションは得意ですが、現実世界で人と人との繋がりを持つことを苦手としている人が非常に増えています。対人関係における心の距離感をうまくはかれない人が多い傾向があり、いざ人間関係を深めようと思うと、心理学でいう『all or nothing思考』(ゼロか百かの考え方)が影響し、少しでも相手に欠陥があるとすべてを否定してしまいがちです。さらに、自分の理想とする関係性を作り上げたい完璧主義の気持ちにより、ますます深い関係になれなくなってしまうのです。
まずは、初めて会う人、関わる環境ではすべてが最初から思い通りにいくはずがない、ということを理解しましょう。そして、出会った人や与えられた環境に歩み寄り、まずは自ら心を開いてみましょう。失敗する恐怖や抵抗感から歩み寄れない人がいますが、何度もチャレンジすることで、失敗に対する抵抗感を少しずつなくしていくことも大切です。
そして、『自分の言葉』で話すことを心がけることが大切です。相手のことを気にするあまりに、本心ではないことを言ってしまったり、受け売りで話をしてしまうことがありますが、つい背伸びをして無理をしてしまうと、後々困ることも出てきます。自己主張を強くするということではなく、素直な気持ちで自分の感じたことや思ったこと、価値観などを正直に伝えるのです。そして、わからないことも素直に言葉にしましょう。今まで人間関係に満足していなかった人にとって新しい環境は、素直な気持ちで向き合う仲間、居心地のいい人間関係を新たに築き上げるチャンスの場です。
ただ、他人に心を開くことが苦手な人の場合、そこには「自信のなさ」が隠れていることがあります。まずは、自分に自信をつけるために、『見た目』を意識してみましょう。人間、見た目よりも中身が大事と言いますが、内面は外見に反映されます。人の第一印象は視覚的効果によって強く左右され、最初の印象がその人を規定してしまう『初頭効果』という現象により、その後の対人関係にも大きく影響すると言われています。そのため、視覚から入ってくる印象は重要なのです。
身だしなみや清潔感のある服装を心がけるなど、自分が『好き』で『自信を持って』人と接することができる服装やメイクなどを意識しましょう。そうすると、自分自身も楽しく前向きな気持ちになるため、内面から自然と出る笑顔が相手に対しても好印象を与えるようになるでしょう。
また、気持ちが高まる色を持ち物に取り入れてみてもいいでしょう。社交性や積極性を高める「赤」を名刺入れに使う、人に対して朗らかさや遊び心を与える「黄色」をステーショナリーに取り入れる、人から愛される穏かさを印象づける「ピンク」をハンカチに用いるなどです。
背伸びをせず、等身大の自分の価値観を大切にすることが、よりよい人間関係を築き上げるための土台になります。そして、内面からの自信は相手に好印象を与え、安心感を与えることができます。新年度は職場における人間関係も充実させ、さらに仕事が楽しくなるようにしていきましょう。
新しい環境にうまく溶け込むには?
失敗を恐れず出会った人、与えられた環境に自ら歩み寄る
背伸びをせず、素直な気持ちで「自分の言葉」で話をする
好きで自信が持てる洋服を着る
自分なりに気持ちが高まる色を身につける
心理カウンセラー 小高 千枝(おだか ちえ)
幼稚園教諭、キャリアカウンセラー等を経て、2007年1月、女性専門のカウンセリングルームを開業。男女関係の問題、依存症、人生観、うつなどのカウンセリングのほか、メンタルトレーニング、企業カウンセリングなどに携わる。2010年9月、精神科医名越康文監修、男女ともに通える『メンタルケアサロン~ピュアラル』を開業。ご相談者それぞれのペース に合わせ問題解決に導くカウンセリングは男女問わず信頼を得ており、リピーターが多い。
2013年3月21日(木)、著書『人の本性を見抜くたった一つの質問』(徳間書店)が発売。「好きな数字」「好きな香り」「好きな色」など日常にありふれたものの選択の仕方で、その人の恋愛観や金銭感覚、コミュニケーション力に至るまで、本性を見抜く方法を伝授する一冊。人間関係の難しい現代だからこそ、相手を知ることは大切。この本を読めば、人間関係のお悩みもスッキリ解消できる……はず!?
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