坂口健太郎、初共演の大物俳優が共通点告白「稀有な俳優だなと思います」【盤上の向日葵】
2025.10.16 21:45
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俳優の坂口健太郎が16日、都内で行われた映画「盤上の向日葵」(10月31日公開)のジャパンプレミアに、共演の渡辺謙、佐々木蔵之介、土屋太鳳、高杉真宙、音尾琢真、小日向文世、メガホンをとった熊澤尚人監督とともに出席。渡辺が初共演となった坂口との共通点を明かした。
坂口健太郎「盤上の向日葵」では「感情は毎日ぐるぐるしていました」
本作は「孤狼の血」の柚月裕子氏による同名小説「盤上の向日葵」を原作に、坂口と渡辺の魂の演技バトルで魅せるヒューマンミステリー。とある山中で身元不明の白骨死体が発見。手掛かりは死体とともに発見された高価な将棋の駒。捜査の末、その駒の持ち主は、将棋界に彗星のごとく現れ時代の寵児となった天才棋士・上条桂介(坂口)だと判明する。さらに捜査の過程で、桂介の過去を知る重要人物として、“賭け将棋”で圧倒的な実力を持ちながら裏社会に生きた男・東明重慶(渡辺)の存在が浮かび上がる。先に行われたレッドカーペットイベントで、挨拶を求められた坂口は「華やかな雰囲気でジャパンプレミアを行えるのは光栄だなと思いますし、いい雰囲気の中で撮影をしていたので、もちろん内容的にはしんどいシーンだったり、きついシーンがあったりするんですけど、今回の作品の中で登場人物たちが生き抜いた生き様みたいなものが、みなさんの心に残ってくれたら嬉しいなと思います」と目を輝かせた。
その後、劇場内で行われた舞台挨拶で、上条桂介役を演じた感想を聞かれた坂口は「なかなか重い壮絶な生い立ちと、今回の作品の中でも彼に降りかかってくる悲しい出来事だったり、苦しい出来事だったりがあるんですけど、桂介が能動的に自分からアクションを起こすというよりは、巻き込まれていく人間だったので、役として生きている間は自分の中では見たり聞いたり、その空間の中でちゃんと役として生きるということは大事にしながら演じさせていただきましたね」と打ち明け、「(桂介の父・上条庸一を演じる)音尾さんとのシーンは空っぽになる感覚がありましたね。僕もお芝居をしていて、桂介が(感情を)ぶつけられたり巻き込まれていく中で、肩に『もういいんじゃない』って手を置いてあげたくなるような感覚があって、きつかったけど将棋というものに救われてもいたし、地獄にも落とされたし、感情は毎日ぐるぐるしていましたね」と振り返った。
坂口健太郎&渡辺謙、初共演で「似ている部分が多い」
また、坂口と渡辺とは初共演だったそうで、お互いの印象を聞かれると、渡辺は「割と似ている部分が多いんですよ。すごくオープンマインドで、本当に現場が好きだし、作品が好きだし、スタッフのことも好きだから、現場に行くのが楽しいっていう。だから僕も一緒に現場に行きたくなるんですよ。そういう感覚を持った稀有な俳優だなと思います」とコメントすると、坂口は「これは嬉しいですね」と頬を緩めた。一方、坂口は「謙さんはすごく軽やかな方なんだなというのは、お会いして改めて思いました」といい、「本読みのときにお会いするまでは『Ken Watanabeだ』って認識もあったので、お会いしてみてお芝居をさせていただいたときに、飄々とされている瞬間もあるし、かと言ってちゃんとどっしりといてくれると、お芝居をさせていただいて感じたので、そういう意味では今まで思っていたことをすごくいい意味で思い直させてくれた瞬間はありましたね」と吐露した。
さらに、坂口と桂介を愛し見守る元婚約者・宮田奈津子を演じた土屋も初共演だったそうで、坂口について土屋は「スタッフさんとお話しされているイメージで、『これはどうやっているの』とか、カメラマンさんとボケてツッコみ合ったりして、ひまわりがこうなるくらい(下を向くくらい)暑かったのに、健太郎さんはずっと元気にコミュニケーションをなさっていました」と打ち明け、「ただ桂介さんの眼差しを奈津子に向けられたときに、すごく素敵なんですよね。吸い込まれるというか、なので桂介の目を見ると助けてあげたくなっちゃうし、今を幸せにしてあげたくなっちゃうなって気持ちになりながらご一緒させていただきました」とにっこり。続けて、坂口がスタッフの段取り打ち合わせを聞いている姿に驚いたそうで「段取りを聞いている俳優さんを初めて見ました」と目を丸くし、「健太郎さん、監督になりたいのかな?って(笑)」と当時の心境を告白。加えて「座長が元気でいてくれるととても助かるんですよね。スタッフさんに話しかけていらっしゃる姿を見て、すごく頼もしいな、だから座長なんだって」と尊敬の眼差しで坂口を見つめたが、渡辺は「でも大したことしゃべってないよ」と横槍を入れて会場の笑いを誘い、坂口も「カメラマンさんだったり、照明監督によくツッコまれていました」と明かした。
そして、予告編で坂口演じる桂介と音尾演じる父の庸一が激しくぶつかるシーンが話題に上ると、音尾は「真夏の炎天下でぶつかり合いはしましたけど、坂口くんは普段すごく優しい方で、そんな大変なぶつかり合いをしているシーンなのに、『音尾さん怪我していませんか?大丈夫ですか?』って合間、合間に気遣ってくれるんです。大好きになっちゃって(笑)」と目尻を下げ、坂口は「音尾さんに申し訳なかったなと思うのが、僕が(馬乗りになって)首を絞めようとするときに、あまりにも暑すぎて、汗がだくだく音尾さんにかかっちゃうんですよ。でも手は(首に)添えてないといけないし、(汗を)拭けないし、あれはお芝居としてやりづらいだろうなと思って、(汗が)止まらないからどうしようもなくて、すみませんでした」と謝罪をした。これに音尾は「ここでしっかりと言っておきたいのは、坂口くんの汗はしょっぱいです」とコメントして観客を爆笑させ、坂口は「そりゃそうですよ!(笑)」と苦笑し、渡辺は「そのシーンを見て笑われたら困るじゃんか。ものすごくいいシーンなのに」とツッコミを入れた。(modelpress編集部)
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