清野菜名、“自分の居場所”は親友との時間「一番自分らしくいられる場所」

2025.07.03 21:46

7月3日に都内で開催されたディズニー＆ピクサーの劇場最新作「星つなぎのエリオ」七夕ジャパンプレミアに、日本版声優を務める川原瑛都、清野菜名、佐藤大空、松山ケンイチ、野呂佳代、マユリカ・中谷が登場。“自分の居場所”についてや、それぞれ願い事を語る場面があった。

ピクサー最新作は壮大なファンタジーアドベンチャー

同作は、この星々のどこかに自分の居場所があると信じてきた、ひとりぼっちの少年・エリオ(CV：川原)が、銀河を越えて星と星をつなぐ壮大な冒険と、運命を変える出会いを通し、成長していく姿を描くファンタジーアドベンチャー。「リメンバー・ミー」(2017年)のストーリーアーティストであるマデリン・シャラフィアン、脚本・共同監督を務めたエイドリアン・モリーナ、「私ときどきレッサーパンダ」(2022年)で監督を担当したドミー・シーの3人が本作の監督を務めている。

主人公のエリオが、広い世界のどこかにきっとある“本当の居場所”を求めて、いつか何光年も離れた星に行く日を夢見ている…という今作のストーリーにちなんで、“自分の居場所”について聞かれると、エリオの叔母・オルガ役の清野は「親友といるときですね。自分を見つめ直す時間にもなりますし、いろいろ話そうと思っていなくても話したいことがたくさん出てきて、一番自分らしくいられる場所だなと思っています」と、打ち明けた。

野呂「もっとスタイリッシュな仕事がしたかったときもありました(笑)」

また、ハイテクお助けコンピューター・ウゥゥゥゥ役の野呂は、所属事務所の太田プロダクションを挙げ「ある意味伝統芸能の素晴らしい事務所なんですけど、事務所に行ったときに何か一言ボケたら、スタッフさん含めみんながやいのやいのツッコんでくれるんですよ」とした上で、「私(の居場所)ってここだな！って。もっとスタイリッシュな仕事がしたかったときもありました、スタイリッシュな事務所にいたほうがって(笑)。でも、太田プロってなじみやすいなと。今、(大好きなディズニー＆ピクサー作品の舞台あいさつという)スタイリッシュな仕事をしています」と、ちゃめっ気たっぷりに語った。

そして、オルガの部下で無線オタクのメルマック役の中谷は「最近、趣味でアーチェリーを始めまして。車で1時間半ぐらいかけて千葉のほうのアーチェリー場に行って、静かな所で矢を打って、パーンって響く音を聞いて、2時間ぐらい矢を打っているときが自分の居場所です」とスタイリッシュな趣味を明かす。

すかさず野呂から「本当ですか？自分を高く見せようみたいな感じで言ってませんか？」と矢のような視線とツッコミが向けられると、中谷は「いいえ！こんなとこでうそつきません！弓を打っているときはすごく集中できますし、自分の空間って感じがしています」と、あくまでも本当であると主張。

さらに松山からも「どんなことを考えているんですか？アーチェリー場で」と追及が入り、中谷は「真ん中に当たるかな～とか、今日の晩御飯何にしようかな～とか。いろいろ、この後の仕事のアンケートどうしようかな、とか。いろいろ考え事をしながら。でも、静かになれるので…」と、これ以上は二の矢が継げない感じなのか、「あんまり詰めてこないでくださいよ。いいじゃないですか！何考えてても」と、若干しどろもどろになりながら答えていた。

その他、エリオが星に願いを込めることからそれぞれ星状のフリップに書いた願い事を発表するコーナーも。

エリオ役の川原は「宇宙に行きたい！」、清野は「害虫がつきませんように…」、心優しいエイリアンの少年・グロードン役の佐藤は「グロードンのぽーズでしゃしんをとりたい」、グロードンの父・グライゴン役の松山は「繋がりが生まれますように」、野呂は「楽しい気持ちでいっぱいになりますように」、中谷は「脱・独り」と記しており、それぞれ込めた思いも発表していた。

映画「星つなぎのエリオ」は8月1日(金)より劇場公開、ピクサー過去作はディズニープラスで配信中。

◆取材・文＝松崎太陽