

携帯電話、盲目の老人、殺人ドール…“夏”に観たいゾッとするホラー映画&ドラマを紹介

“夏の風物詩”ともいえるホラー作品。蒸し暑い日には、背筋がゾッとするような作品を鑑賞して涼しい気持ちを味わってみてはいかがだろうか。本記事では、夏におすすめのホラー作品として「着信アリ」「ドント・ブリーズ」「チャッキー」の3作品を紹介していく。
携帯電話を通じて呪いが伝播…秋元康原作のJホラー「着信アリ」
柴咲コウが主演を務め、のちにシリーズ化やハリウッド版としてリメイクもされた秋元康原作の映画「着信アリ」(2004年公開)。
ある日、女子大生・由美(柴咲コウ)の友人の携帯電話に設定されていない着信音が流れた後、その友人は鉄道に飛び込み死亡した。さらに、由美が合コンで出会った青年にも同様の着信が届き、不可解な死を遂げる。どうやら一連の事件は、この世に恨みを残して亡くなった女性の霊の呪いが携帯電話を通して伝播しているようで――。
呪いや怨霊を扱うことが多い“Jホラー”を象徴する本作。監督を務めたのは、映画「オーディション」や「悪の教典」などホラー作品に定評のある三池崇史。先鋭的で観る者を不安にさせる音響や映像効果を駆使しており、“携帯電話”という身近なアイテムを題材にすることで、よりリアルな恐怖感を植え付けている。
周囲の人が次々と怪死するというショッキングな内容とともに、徐々に自分の番が近づいてくることで高まる恐怖心など、息つく間もないホラー展開に注目だ。
だだの盲目の老人かと思いきや…人間の恐ろしさを描く「ドント・ブリーズ」
「死霊のはらわた」などを手掛けたフェデ・アルバレス監督による、戦慄のショッキングスリラー「ドント・ブリーズ」(2016年日本公開)。
物語の主人公は、幼い妹とカリフォルニアに引っ越すことを夢見る不良女性・ロッキー(ジェーン・レヴィ)。彼女は恋人・マネー(ダニエル・ゾヴァット)と友人・アレックス(ディラン・ミネット)とともに、大金を持っていると噂される盲目の老人(スティーヴン・ラング)の家に侵入し、盗みをはたらこうと企む。しかし、その老人はどんな“音”も聞き逃さない超人的な聴覚と、想像を絶する異常な本性を隠し持っていて――。
強盗目的で家に侵入した3人がどこへ逃げようが、老人はほんの少しの“音”を察知してものすごいスピードで迫ってくる本作。意外性のある設定や予想の斜め上をいく展開が話題を呼び、全米で2週連続No.1を記録した。
特に、真っ暗闇の家の中で老人が襲い掛かってくるシーンは見どころの一つ。幽霊もゾンビも登場しないものの、老人役を演じたスティーヴン・ラングの怪演ぶりによって、緊張感あふれる“スリリングな恐怖”を味わえるだろう。
殺人ドールの魔の手が迫る…テレビドラマシリーズ「チャッキー」
シリアルキラーの魂が乗り移った殺人ドールが人々を恐怖に陥れる様子を描いた映画『チャイルド・プレイ』シリーズ。そのテレビシリーズ版となる「チャッキー」も、ホラー要素がふんだんに盛り込まれている。
シーズン3まで続くドラマシリーズでは、映画「チャイルド・プレイ ~チャッキーの狂気病棟~」(2017年公開)の続編を描いており、主人公のジェイク(ザカリー・アーサー)がガレージセールでヴィンテージのグッド・ガイ人形“チャッキー”を購入するところから物語が始まる。
映画シリーズと同様に大暴れするチャッキーだが、ドラマ版ではCG技術が進化していることもあり動きや表情が非常にリアル。殺したい相手をロックオンしたときにチャッキーが見せる邪悪な目つきや、不意をついて人間に襲いかかる様子など、肝を冷やすような恐怖シーンに注目したい。
また、チャッキーに魂を宿したチャールズ・リー・レイの知られざる過去のエピソードが明らかになる点も見どころの一つ。2021年より本国アメリカで放送された際には、大手批評サイトの「ロッテントマト」で91%という高評価を獲得した。
動画配信サービス・Huluでは、「チャッキー」シーズン1~3に加え、「着信アリ」シリーズや「ドント・ブリーズ」シリーズなどのホラー作品を多数配信中。
◆文=林ゆう
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