蒼井優、山寺宏一との久々の共演に歓喜「この世界のお父さんみたいに思っているので」

2025.06.29 12:46

蒼井優が映画「それいけ！アンパンマン　チャポンのヒーロー！」公開記念舞台あいさつに登壇

蒼井優が、6月29日に都内で開催された映画「それいけ！アンパンマン　チャポンのヒーロー！」公開記念舞台あいさつに、戸田恵子、中尾隆聖、山寺宏一、パンサー(向井慧、尾形貴弘、菅良太郎)と共に登壇。蒼井が久々に共演した山寺への思いを話す場面があった。

アンパンマンの原点とも言える劇場版最新作

同作は、やなせたかし氏の絵本をアニメ化した「それいけ！アンパンマン」(毎週金曜朝10:55-11:25ほか、日本テレビ系ほか)の劇場版シリーズ最新作。アンパンマンと、その姿に憧れてヒーローを夢見る男の子・チャポンの絆が描かれる“愛と勇気の物語”だ。主題歌「アンパンマンのマーチ」の歌詞にもある「なんのために生まれて、なにをして生きるのか」という一節がテーマとして問われるストーリーで、アンパンマンの原点とも言える作品となっている。

アンパンマン、ばいきんまんがオープニングトークで会場に詰め掛けた大勢の子供たちを盛り上げた後、キャスト陣も登壇。チャポン役の蒼井は、キラキラと輝いた瞳でステージを見つめる子供たちを前に「私もみんなぐらいの年からずっと『アンパンマン』を見てきて、アンパンマンやばいきんまんと一緒に並んでステージに立つことができて夢のようです。皆さんもアンパンマンの優しさを胸に、これから毎日たくさん楽しい時間を過ごしてください」と優しい語り口であいさつ。

上映後の舞台あいさつということで、お気に入りのシーンについて聞かれると、蒼井は「チャポンがばいきんまんも助けるところ」とし、「アンパンマンの背中をちゃんと見て、優しさや勇気の本質をちゃんと受け継いだんだなって思って好きです」と自身が演じたチャポンにも、敵・味方関係なく困っている人を助けるという“アンパンマンイズム”が伝わっていると感じたシーンを挙げた。

そんな中、「アンパンマン」シリーズではジャムおじさんやめいけんチーズなどさまざまなキャラクターを演じる山寺と、蒼井は約10年ぶりの共演という話題に。10代の頃、山寺がMCを務めた「おはスタ」(テレ東系)に“おはガール”としてレギュラー出演しており、20年以上の付き合いになる。

山寺との久々の共演に、蒼井は「(共演していなくても)定期的にバッタリお会いすることもあって、お会いすると安心します。『おはスタ』という番組でご一緒させていただいていて、生放送でものすごく緊張して足がガクガクしていた時にも優しく声を掛けてくださって。この世界のお父さんみたいに勝手に思っているのでうれしいです」と喜びを語った。

山寺“ジャムおじさん”「こっちの山ちゃんとも仲良くしてね」

そんな蒼井の“推しキャラ”がジャムおじさんということで、サプライズでジャムおじさん(CV：山寺)から蒼井に直接メッセージが送られることに。

ジャムおじさんから「初めて会ったのは優ちゃんが中学生の頃だったね。まさかママになった優ちゃんと『アンパンマン』で共演できるとは思わなかったよ。とってもすてきなチャポンだったよ。これからもそのすてきな演技でたくさんの人を笑顔にしておくれ。そして、赤眼鏡の山ちゃん(夫の山里亮太)だけじゃなく、こっちの山ちゃんともこれからも仲良くしてね！」とウィットに富んだ内容に、蒼井は「サプライズでちょっと泣きそうになりました！本当にありがとうございます」と涙ぐみながら感謝を伝えると、山寺も「本当に僕も夢のようにうれしいです」と、感慨深い表情で返していた。

映画「それいけ！アンパンマン　チャポンのヒーロー！」は大ヒット上映中。

◆取材・文・撮影＝月島勝利(STABLENT)