「スター・ウォーズ／新たなる希望(エピソード4)」に登場するR2-D2、C3-PO、オビ＝ワン・ケノービ、ルーク・スカイウォーカー(写真左から)

6月24日は「スター・ウォーズ」日本上陸の日…第1作「新たなる希望」を振り返る

2025.06.24 15:27

ジョージ・ルーカス監督が手掛ける映画「スター・ウォーズ」シリーズ。第1作となる「スター・ウォーズ　エピソード4　新たなる希望」(1977年)が日本で公開されたのは、1978年の6月24日だった。47周年の節目の日に、同エピソードについて振り返る。(※以下、作品のネタバレを含みます。)

壮大なスケールのスペース・オペラ、その開幕

同シリーズは、はるか彼方の銀河を舞台とする“スペース・オペラ”。

荒涼とした砂漠の惑星タトゥイーンで農夫として働く少年・ルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)は、ある日ドロイドのR2-D2やC-3PO、アウトローのハン・ソロ(ハリソン・フォード)やその相棒チューバッカ(ピーター・メイヒュー)、師となるジェダイ・マスターのオビ＝ワン・ケノービ(アレック・ギネス)と出会う。

自身の本当の父親が、かつて偉大なジェダイであったことを聞かされたルーク。銀河を守るジェダイの象徴“ライトセーバー”を託されると、さらわれたレイア姫(キャリー・フィッシャー)を救うため、宇宙を支配せんとする銀河帝国、そして銀河を巡る運命に立ち向かう…という内容になっている。

同映画で特に話題となったのは“映像”だった。ダイナミックに動く宇宙船や、銀河を彩るキャラクターたちの姿を映した、世界観の壮大さを表現する映像の数々は、当時まだ誰も見たことのないスケール感のものだった。ジョン・ウィリアムズ氏が手掛けたフルオーケストラの音楽に彩られたこれらの映像は、当時の映画の常識を覆すもので、全米公開直後から大きな反響を呼んだ。

日本上陸の際には、有楽町の日本劇場に長蛇の列が出来上がった。上映の2日前から待機する“徹夜組”も見受けられたという。また、銀座のテアトル東京では、1回目の上映を鑑賞した観客の多くが、そのまま2回目の上映の鑑賞に臨むほどに魅了されたという。

広がり続ける銀河の世界…新シリーズも制作予定

シリーズ開始から約半世紀が経過しようとしている今なお、シリーズは世界中で愛されている。

劇中の名言にちなんで規定された5月4日「スター・ウォーズの日」や、2025年4月に幕張メッセで開催された「スター・ウォーズ　セレブレーション　ジャパン2025」などのイベントでは、世界中のファンが盛り上がりを見せた。

また、シリーズを構成する世界観は、映画やアニメーションシリーズ、ドラマシリーズなどさまざまな方向で拡大を続けている。

ドラマ「マンダロリアン」に登場する賞金稼ぎ・マンダロリアン(ペドロ・パスカル)とグローグー(CV：デヴィット・アコード)の冒険を描く新作「スター・ウォーズ／マンダロリアン・アンド・グローグー」の日米同時公開が、2026年5月22日(金)に予定されている他、ライアン・ゴスリング主演、ショーン・レヴィ監督作品「スター・ウォーズ／スターファイター」の全米公開が2027年5月28日(金)に決定している。

このほか、現在のシリーズの時間軸における過去・現在・未来を描く新作映画の製作も予定されている。“過去”を描く作品では、約2万5000年前の世界が、“現在”を描く作品では、新共和国と帝国残党の戦いが、“未来”を描く作品では「スター・ウォーズ／スカイウォーカーの夜明け」から15年後の世界が、それぞれ描写される。

なお、「スター・ウォーズ／新たなる希望(エピソード4)」は、ディズニープラスにて見放題独占配信中。