

AKB48小栗有以、ホラー映画の恐怖表現は表情で…鏡を持たず“かわいい封印”で挑む

2025年7月5日に隕石の衝突や大地震など、破滅的な災害が起こる――そんな不穏な予兆が、いまネットを中心に拡散し続けている。数々のネットミームをモチーフにした映画「2025年7月5日午前4時18分」が、6月27日(金)から全国公開される。
2025年7月5日午前4時18分…何かが起こる?
数々の予言・うわさをモチーフにした本作の主人公は、その日が誕生日である原ハルカ(小栗有以)。彼女の身の回りで次々と起こる不吉な出来事をきっかけに、平凡だった日常が少しずつ崩れていく。やがて迎える2025年7月5日午前4時18分、そこに待つのは、果たして“何か”なのか? 日常に潜む恐怖と破滅の予兆が交差する新感覚都市伝説ホラー。
W主演を務めるのは、AKB48の結成20周年記念となる66枚目シングル(8月13日[水]発売)でセンターを務めるなどグループの顔として活躍し、ドラマ、映画、モデル、バラエティー番組への出演など、個人でも幅広い分野で才能を発揮している小栗。さらに、もう一人のW主演・船ヶ山哲がハルカの父・原大智を演じる他、大熊杏優、大関れいからが出演している。
小栗にインタビューを実施し、ホラー作品に出演した感想や予言について、撮影の様子などを語ってもらった。
日付がタイトルで「びっくり」
――まず、今作の出演が決まった時に心境から教えてください。
最近は学生の役が多くて、今回は久しぶりのホラー映画で主演を任せていただき、最初は素直にうれしかったんです。
でも、この衝撃的なタイトルに結構びっくりしました。日付がタイトルになるんだって。都市伝説好き界隈ですごく話題になっている分、主演を務めることにプレッシャーも感じました。
今回の作品は、ホラー要素や人怖の要素があったり、いろんな要素が組み込まれているので、いろんな見方で、いろんな楽しみ方ができる作品に仕上がっていると思います。
――新感覚都市伝説ホラーということですが、完成した作品を見た感想は?
結末を含めてハルカのいろいろなことを理解してる上で見ていても驚いちゃいました。自分が出演しているからこそ、(編集後の)画のタッチがどうできているかとか知らないじゃないですか。画質の感じとか、切り替わりとか、音とか、逆にあえて音をなくすシーンだったり、言葉ではなく表情とか、細かいところですよね。
他の作品とは違う、ホラーならではの作品を初めてちゃんと見た時に、その作品に携われてすごくうれしいなと改めて思いました。
事前に表情筋をほぐすことを意識
――せりふは少なく、表情で感情を伝える場面が多かったですね。
そうですね。でも、表情でどう表現するかということで、やっぱり事前に表情筋をほぐすことを意識して、マネジャーさんにも見てもらって、驚き方とか、いろんな表情を練習してから撮影に挑みました。
――小栗さんはカメラの前では常にかわいい姿を見せています。大丈夫でしたか?
いつもは大きい鏡を常に持っているんですけど、今回はもう鏡は置いてきて、自分で“鏡は見ない”って決めて。鏡はほとんど見ずに撮影に臨んでいました。
――小栗さんが鏡を持たないって、かなりの覚悟を持っていたことが伝わりますね(笑)。ハルカという役を演じてみていかがでしたか?
普通にいいお父さん、お母さんの中で育って、ハルカ自身は両親のことが好きで。でも、両親の間に何かがあり、いろいろなことが起き始めるんですけど…。恐怖に巻き込まれていく心情をいかに画面越しで伝えられるかを意識して演じました。
オムライスのシーン撮影でおなかいっぱいに
――撮影中の雰囲気を聞かせてください。
ホラー作品ではありますが、裏では和気あいあいと楽しみながら撮影していました。
監督がすごく明るくて面白い方なんですけど、卵が好きな方で、私も卵が好きなんですよ。
(ハルカは)お父さんのオムライスが好きで何度も食べるシーンがあったんですが、毎回食べるたびに追加されるんです。角度を変えて(1シーンで何度も)撮るんですけど、追加されるたびにちゃんと食べました。もう、めっちゃ食べました。「食べなくていい」って感じだったんですけど、食べたいから毎回ちゃんと食べて、ちゃんと結構おなかいっぱいになって(笑)。
――オムライスが出てくるというのも、監督が卵料理を好きだからなんですね。
いや、実はハルカがオムライスを食べている時に、お母さんから「夢に向かって頑張ってね」みたいなエールをもらえるシーンがあるんですが、そのシーン自体が、実際に監督が監督になる前にお母さんとのやり取りであった出来事らしくて。今回、それをハルカに当てはめて取り入れてくれたということで、そういう監督の思いなども詰まっています。
それで、話は変わるんですけど、監督も卵料理をすごく食べていました(笑)。そのお店、玉子サンドもめっちゃおいしいんです。卵料理のお店でした。あのお店は本当にあって営業しているお店なので、ぜひ行ってほしいなって思います。
――船ヶ山さんとの共演はいかがでしたか?
哲さんも結構食べることが好きで、ハンバーグが出てくるシーンがあるんですが、ハンバーグは意外といびつに作られていたんですね。あれはスタッフさんが作ってくださったもので、哲さんが食べるシーンではなかったんですけど、「僕、食べたいです」って終わった後に食べてました(笑)。
哲さんは何かしら食べていましたね。私が差し入れした野菜チップスも「これ野菜だからいいよね」っておっしゃって。私は“チップスだからカロリーあるな”と思ってゆっくり食べていたんですけど、哲さん的には「野菜だから」って開けたらすぐになくなってました(笑)。その後のシーンにあったハンバーグも食べて、お弁当とかもちゃんと食べていたので、結構しっかり食べるんだなと思って(笑)。
後ろに歩いている人がいたら「手で拳銃を作る」
――ホラー作品ということで、普段の生活の中で怖い思いをしたりしませんでしたか?
私、意外と怖がりみたいで、歩いていて後ろに人がいるだけでも、自分に喋りかけてこなくても、後ろで声がしたらびっくりしちゃうんです。それぐらい怖がりなので、道を歩いている時とかは、手で拳銃のポーズを作っています。
――手を拳銃の形にするんですか?
こうやって後ろで構えているんです。
――隠しているんじゃなくて?
あ、もう向けています。後ろから背中に向けて。背後に(拳銃の手を)向けていれば、「見られてる」って犯人(ただの通りすがりの人)が思って来ないかなと思うので、拳銃を向けています。
――なるほど…(笑)。今回は予言が基になった作品ですが、小栗さんは予言を信じる方ですか?
信じてないとか言いつつ、結構信じちゃいます。だから、それこそ最近もあった「もうすぐ地震があるかも」みたいな予言が話題になった時は、リュックに家族分の防災グッズを入れて、親も結構気にして用意してくれていて。だから結構信じますね。
「2025年7月5日午前4時18分」は何している?
――では、今回のタイトルにもなっている「2025年7月5日午前4時18分」、小栗さんはその時間、何をしていますか?
怖いですよね…というか、午前4時って寝てますね(笑)。日本がどういう状況なのか気になるので、とりあえず4時15分にアラームをセットして、18分の様子を見たいです。SNSとかで世界の様子を見ておこうと思います。
――確かにSNSは盛り上がりそうですね。
この日に何が予言されているかっていうのを知らない方も結構多いと思うので、この作品をきっかけに防災の意識、気を付けなきゃっていう意識も高まったらいいなとも思いますし、作品についても新感覚作品になっているので、SNS上でいっぱい考察してほしいです。
新生AKB48の中で今後は「次につなげられるような道を作れたら」
――AKB48では最新シングルでのセンターが決まっていますが、若いメンバーも増えてきました。グループ内でのポジションの変化などは感じますか?
大きく変わってきたなという感じはないですね。立ち位置的には(前作で)八木愛月ちゃんがセンターで、そこを横で支える立場になっているなとは思うし、後輩の私を見る時の目が、なんかもうキラキラうるうる、すごく真っすぐ見てくれていて。だから、先輩としていい背中を見せていきたいなとは思います。
ただ、ゆいりー(村山彩希)さんが卒業された分、(後輩に)伝えられることをもっともっと伝えていかないといけないですし、私はあんまり言葉で言うのが得意ではないんですけど、でも言葉でも言えるようにしたいなと思いますし、後輩がのびのびと活動できるように、私もグループをより大きくできるように、個人としても引き続きこういった形で頑張っていきたいなと思っています。
――今回のようなグループ外の活動も、AKB48につながることもありますね。
そうですね。やっぱりグループの中で育って、グループのおかげで個人としても活動できていたり、こうやって成長できているので、その恩返しもそうですし、自分が卒業してもグループがずっと続いていくように、先輩がつなげてくれたように、私も次につなげられるような道を作れたらいいなっていう気持ちはあります。
◆ヘアメーク=ITATSU(is)、スタイリスト=大友洸介
関連記事
「映画」カテゴリーの最新記事
-
映画「ヒプマイ」“ファンに最も多く選ばれたルート”版の配信決定【ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-】モデルプレス
-
吉沢亮、韓国映画祭登壇に拍手喝采 筋トレ・食事…“女形で痩せている状態”からの役作り事情も明かす【映画「バババ」】モデルプレス
-
芳根京子&キンプリ高橋海人「君の顔では泣けない」公開日決定 切ない特報映像・15歳演じるキャストも解禁モデルプレス
-
坂東龍汰&寛一郎、山田裕貴主演「爆弾」出演決定 キャラビジュアルも公開モデルプレス
-
松坂桃李・千葉雄大・竜星涼・横浜流星ら、スーパー戦隊への熱い思い明かす 50周年記念応援コメント到着【ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー】モデルプレス
-
菅野美穂、心霊スポットロケでの“怪奇現象”を告白「ただならぬことが起こりました…」<近畿地方のある場所について>WEBザテレビジョン
-
蒼井優・優香ら、倍賞千恵子&木村拓哉出演「TOKYOタクシー」追加キャスト解禁モデルプレス
-
福本莉子は「スカイダイビングがしたい」、八木勇征は「マイサウナを作りたい」と七夕に浴衣姿で“願いごと”発表<隣のステラ>WEBザテレビジョン
-
「国宝」興行収入44.8億円&観客動員数319万人を突破「ボヘミアン・ラプソディ」に並ぶ記録を更新中WEBザテレビジョン