清野菜名「ようやくかなってうれしかったです」主人公の叔母・オルガ役でピクサー声優に初挑戦＜星つなぎのエリオ＞

2025.06.02 06:00

ディズニー＆ピクサーの劇場最新作となるファンタジーアドベンチャー「星つなぎのエリオ」(原題：Elio)が、8月1日(金)に公開される。この度、清野菜名が主人公の叔母・オルガ役に抜擢。ピクサー声優に初挑戦となる清野のコメントが公開された。

ひとりぼっちの少年・エリオの成長物語

本作は、この星々のどこかに自分の居場所があると信じてきた、ひとりぼっちの少年エリオが、銀河を越えて星と星をつなぐ壮大な冒険と、運命を変える出会いを通し、成長していく姿を描く。エリオはここではない自分の居場所を求めて、いつか宇宙に行けると信じている。

ある日、願いがかない宇宙で開催されるさまざまな星のリーダーが集まるコミュニバースに“地球のリーダー”と間違えられ転送されてしまう。その先で彼が見たのは、明るくカラフルで夢のような宇宙空間と個性豊かなエイリアンたちだった。エイリアンたちと共に宇宙空間を飛び回り、「こんなきれいな場所、夢みたい！」と感動する。

本作で監督を務めるのは、「リメンバー・ミー」(2017年)でストーリーアーティストを務めたマデリン・シャラフィアンと、脚本・共同監督を務めたエイドリアン・モリーナ、そして「私ときどきレッサーパンダ」(2022年)で監督を務めたドミー・シーの3人。

なお、「インサイド・ヘッド」シリーズなどピクサー過去作はディズニープラスで配信中。

清野菜名がピクサー声優に初挑戦

清野が演じるオルガは、宇宙飛行士を目指し軍の基地で衛星研究の仕事をしている女性。ある日突然、甥・エリオの両親が亡くなってしまったことをきっかけに、親代わりとしてエリオを育てることになる。

今回、ディズニー＆ピクサー作品の声優に決まった時の気持ちを聞かれた清野は、「ずっとディズニー作品の声優のお仕事にチャレンジしたいと思っていたので、ようやくかなってうれしかったです」と喜びの気持ちを露わにした。

自身が演じるオルガについて「エリオとの関係性をどう築いていくか、どう育てていくか。そしてオルガには宇宙飛行士という夢があり、仕事の両立を悩みながらもがいているという役どころです。自分の内側に溜め込みすぎず、しっかり言葉でエリオに伝えて向き合っていく姿がとても魅力的だと思いました」とオルガのキャラクターの魅力を語った。

清野菜名「声一つで表現するのって本当に難しい」

アフレコ時の思い出を聞かれると「アニメーションの声優は全てが初めてづくしでしたが、楽しんで収録することができました。ただ、声だけで全てを表現することの難しさがあり、悲しそうなシーンの時に悲しい気持ちや感情を自分では乗せて演じていたつもりが、監督には冷たく感じると捉えられていて、声一つで表現するのって本当に難しいんだなと終始感じていました」と初めてアニメーションの声優に挑み、感じた難しさを振り返った。

さらに、「普段お芝居をする中で台詞がなくても視線や目の動き、肩の力の入り具合など全てを使って表現していたのが、声優は全てを声だけに乗せて表現するというのがこんなにも難しいことなんだと感じました」と普段の芝居との違いも明かした。

お気に入りのキャラクターは“グロードン”

本作の魅力について「エリオが家族という存在がどういうものなのかに気づいていく瞬間はオルガを演じていて、とても胸に来るところがあり、涙があふれました」とコメント。お気に入りのキャラクターについては、「グロードンが可愛かったです。最初ちょっと怖いのかなって思ったのですが、そこから急に可愛い声が聞こえてきて、ちょっと臆病者で天然でギャップ萌えというか、すごくキュンキュンしました。最初にエリオを糸でおくるみみたいに包んであげるところ、母性をくすぐられました」とグロードンも魅力を語った。

好きなディズニー＆ピクサー作品は「リメンバー・ミー」という清野。「収録の前に見て号泣してきました。やはり家族っていいなと思ったのと、音楽で一つにしてくれる音楽の偉大さや、ミゲル君が好きなことを貫き通すカッコよさがすごく好きで『リメンバー・ミー』の歌もすごく好きです」と作品への思いを熱弁した。