実写映画「リロ＆スティッチ」劇場公開直前さまざまな“家族の愛と絆”がテーマのディズニー・ピクサーの名作8選

2025.05.27 23:31

2002年に全米公開されたアニメーション映画「リロ＆スティッチ」から23年の月日を経て、ディズニー最新作の実写映画「リロ＆スティッチ」が6月6日(金)に劇場公開される。今回は、本作の劇場公開を記念して、「家族の絆」を感じて優しい気持ちになれるディズニー・ピクサー作品を8作品紹介する。

血縁を越えた“オハナ(家族)”の絆を描く「リロ＆スティッチ」「リロ＆スティッチ2」

両親を亡くし、寂しさや不安を抱えながら日々を過ごす少女リロと姉ナニの前に現れたのは、暴れん坊のエイリアン、スティッチ。スティッチの予測不可能な行動により、平和な島に大混乱を巻き起こしながらも、リロとスティッチは“オハナ(家族)”の意味を学び、愛を知っていく。

続編となる「リロ＆スティッチ2」では、スティッチの隠された暴走の危機と向き合うリロの姿が描かれる。

親子の無償の愛が胸を打つ、ディズニーの原点「ピノキオ」

本当の子供になりたいと願う木の人形ピノキオと、彼を作ったゼペットじいさんの心温まる物語。ゼペットが部屋で一人、自分で作ったあやつり人形がいつか本当の子供になるようにと願った夜、妖精の魔法によって命を授かったピノキオ。

さまざまな誘惑や試練に立ち向かいながら、うそをついたり、失敗を繰り返したりするピノキオを、どんな時も大きな愛で包み込むゼペット。公開から85年がたった今でも色あせない、親子の無償の愛が描かれたディズニーの原点とも言える名作。

どんな困難でも力を合わせて乗り越える、“最強”の家族「Mr.インクレディブル」

元スーパー・ヒーローのMr.インクレディブルことボブと、スーパーパワーを持つ家族たち。表向きは“普通の家族”を演じている彼らは、かつてのヒーロー活動が禁じられた世界で、すれ違いや葛藤を乗り越えながら、それぞれの個性を活かして困難に立ち向かう。どんな危機でも支え合える、家族の強さを描いた作品。シリーズ3作目の製作も発表されている。

親子2代の物語が紡ぐ王家の絆を描く「ライオン・キング」「ライオン・キング：ムファサ」

サバンナの王国プライドランドを舞台に、王子シンバが成長していく姿を描く「ライオン・キング」。父・ムファサの教えを胸に、シンバは仲間たちとの絆を経て自分にしかできない役割と向き合っていく。

2024年公開の実写映画「ライオン・キング：ムファサ」では、偉大な父ムファサの若き日々が描かれ、のちのヴィラン“スカー”となるタカとの出会いや、王になる以前の葛藤、家族や仲間との絆の始まりに触れることで、プライドランドを治める親子2代の王の物語をより深く知ることができる。

特別じゃなくても、家族をつなぐ希望になれる「ミラベルと魔法だらけの家」

魔法のギフトを持つ家族の中で、唯一ギフトを持たない少女ミラベル。ある日、彼女は家に大きな“亀裂”があることに気付く。それは世界から魔法の力が失われていく前兆だった。

家族を救うため、ギフトを持たないミラベルが“唯一の希望”として立ち上がり、壊れかけた家族の絆を再びつなぎ直していく。「特別でも特別じゃなくても、大切な家族の一員」そんなメッセージが込められた作品。

亡き父への思いが導く、兄弟の心あたたまる冒険「2分の1の魔法」

“魔法が消えかけた”世界に暮らす少年イアンは、自分に自信が持てず、何をやっても上手くいかないことばかり。もう一度だけ、亡き父に会いたいという願いから、イアンと兄バーリーの笑いと感動に満ちた冒険が始まる。

離れて初めて気付く、親子の本当の絆のかたちを描く「ファインディング・ニモ」

小さなカクレクマノミのニモと、過保護な父マーリン。親子が離れ離れになってしまったことをきっかけに、勇気を出して大海原へ飛び出す父マーリンの冒険譚。困難を乗り越えるたびに深まっていく親子の絆が描かれる。

記憶がつなぐ、生と死を越えた家族のつながりを描く「リメンバー・ミー」

音楽が禁じられた家族に生まれた、ミュージシャンを夢見る少年ミゲルが、“死者の国”へ迷い込み、家族の秘密と向き合っていく物語。ミゲルと“死者の国”で出会った陽気だけど孤独なガイコツ、ヘクターの2人が繰り広げる冒険を軸に、生死を超えた家族の絆が描かれる。亡き家族を思い出すことのかけがえのなさを教えてくれる、涙と笑顔に包まれる感動作。