

映画初主演の大地真央「(15歳を演じたことは)楽しかった」 完成披露上映会に登壇<ゴッドマザー~コシノアヤコの生涯~>

大地真央が主演を務める映画「ゴッドマザー~コシノアヤコの生涯~」が5月23日(金)に全国公開される。公開に先駆けて完成披露上映会が5月14日に行われ、主演の大地をはじめ、黒谷友香、鈴木砂羽、水上京香、浅田芭路、永尾柚乃、江原璃莉、曽根剛監督が登壇した。
映画「ゴッドマザー~コシノアヤコの生涯~」
日本のファッションデザイナーの草分け的存在であるコシノアヤコさん。2011年にはNHK連続テレビ小説「カーネーション」で、その生涯が放送された。本作は、コシノ三姉妹の母で、昭和から平成を駆け抜けたゴッドマザーことコシノアヤコさんの物語。
危篤状態に陥り病院に搬送されたコシノアヤコ。3人の娘たちが駆けつけるなか、アヤコの前に天使が姿を現わす。天使は天国行きか地獄行きかの審判が下される場所へ、アヤコを案内しなければならないという。アヤコは洋装店の開業や、戦病死で夫を亡くした後の初めての恋、74歳の時に立ち上げたブランドなど、ファッションの世界に生きた自らの人生を振り返っていく。
コシノアヤコを大地、その娘であるジュンコを鈴木、ヒロコを黒谷、ミチコを水上、ジュンコの幼少期を浅田、ヒロコの幼少期を永尾、ミチコの幼少期を江原が演じる。
大地真央がコシノアヤコを15歳から92歳まで演じる
本作で映画初主演を果たした大地は「今日はみなさまに初めて見ていただくということで、私自身ワクワクドキドキしております」と胸を躍らせ、オファーを受けた際の心境については「世界的なコシノ三姉妹のお母様の役を15歳から92歳までというお話をいただいて、あまりにもおこがましいと思ったんですけども、いろんなご本を読ませていただいて、資料をいただいて、なんて魅力的な方なんだろうと思い、やらせていただこうと思いました」と話した。
映像作品で15歳から92歳までを演じた感想を求められた大地は「1人の方の人生を1人の役者が生きる。そこは“なるほど”と共感したんですけれども、いざ私というところで最初は躊躇(ちゅうちょ)がありました」と胸の内を明かした。大地に15歳から92歳までを演じてもらった理由について、曽根監督は「本作を見ていただければ、その理由がわかります」と力強くコメント。
いつの時代を演じるのが難しかったかと追求された大地は「15歳です」と即答して会場の笑いを誘いつつ、「でも(15歳を演じたことは)楽しかったんですよ。なんて図々しいんでしょう」と笑顔を見せた。
鈴木砂羽「(ジュンコ先生は)怖くて…」
コシノヒロコを演じ、ヒロコ氏デザインの衣装を身にまとい登壇した黒谷は、役作りについて「今日も(客席にいる)先生を前にしていますが、役者としてはとても貴重な体験だと思うんです。いつもいただく役は想像の中での役なので、こうして実在される人物を演じられることはなかなかないと思うので、最初は光栄に思いましたし緊張もしましたけれども、YouTubeや本で先生のお考えや映像を拝見することでイメージを膨らませていきました」と明かした。
コシノジュンコを演じ、ジュンコ氏デザインの衣装を身にまとい登壇した鈴木は「コシノジュンコ先生役は大変恐れ多いものでしたが、とても楽しく演じさせていただきました」と挨拶。役作りについては「大変光栄だったんですけど、最初にこのお話があったときに、この(三姉妹の)中だったらジュンコ先生かなって思いました(笑)」と言い、「私も最初にごあいさつに行かせていただいたんですけど怖くて…。あっ、怖くないです(笑)。でも恐れ多くて『ジュンコ先生をやらせていただきます』って言ったら、『うん、いいんじゃない』っておっしゃっていただいて“よかったー!”と思いました」と回顧した。
コシノミチコを演じ、ミチコ氏デザインの衣装を身にまとって登壇した水上は、役作りについて「髪を金髪に染めました(笑)。それが1番近づけることじゃないかなと思って、髪型をミチコ先生に合わせて、劇中の衣装もMICHIKO LONDONの衣装をお借りして撮影に臨んだので、それがあれば大丈夫かなという形で頑張りました」と語り、「ミチコ先生とお食事に行かせていただいたりして、お母ちゃんとのエピソードをたくさん聞いたりしたので、あとは飛び込むしかないと思って飛び込んだら、こんなにもすてきなファミリーがいたので、本当に家族のように毎日楽しい撮影期間を過ごせました」と笑顔で話した。
永尾柚乃「(大地真央は)全部が本当にすごいんですよ」
三姉妹の幼少期を演じた3人は、大地と共演した感想を聞かれると、浅田は「お母さんはいつも笑顔で、パワフルで、とっても元気なお母さんで、撮影していく中でたくさんお話ししてもらって、いつも元気づけられていました。本当のお母さんのように一緒にご飯を食べたり、ミシンを使っているのを見ていたり、撮影の中でも日常の生活のような感じがして、私は大地さんをお母さんとして見ていましたし、すごく尊敬しています」と話した。
永尾は「『寒くない?』とか『喉乾いてない?』とか、すごく優しくて、すごくうれしかったです。演技ももちろんすばらしいんですけど、すごいなと思ってね。全部が本当にすごいんですよ」と大絶賛し、江原は「優しかったです」と語った。
そんな3人に対して、大地は「本当にかわいくて、今日久しぶりにあったらみんな背が伸びていて、1年でこんなに伸びるのかと思うくらい大きくなっていて、その成長ぶりもうれしかったです」と目を細め、「現場では3人だけのときと、大人が入るときで会話が違うんですよ。それぞれが女優で、すごいプロ意識で、私もいろいろ刺激を受けましたし、勉強させていただきました。本当にかわいかったです」と頬を緩めた。
大地真央「ホロっとじゃなくて思いっきり泣いていただきたい」
本作の制作について、曽根監督は「アヤコさんが書いた書籍だったり、いろんなお話を伺ったりする中で、実際にアヤコさんにお会いできないのが残念だったんですけど、アヤコさんだったらどう考えるんだと、大地さんやみなさんと話し合いながら現場を作っていきました」と話し、「ヒロコ先生、ジュンコ先生、ミチコ先生は実際にお会いしまして、3人同時に会ったんですけど、1つ質問すると一斉にしゃべりだして、そんなところを作品に生かせたらなと思いながら作っていきました」と打ち明けた。
最後に、アヤコさんから学んだことを聞かれた大地は「たくさんあるんですけれども、私が一番印象に残っているのは、何かを始めるのに遅すぎるということはないということで、今の私にもすごく響きましたし、何かにチャレンジすることを当たり前に感じていたんですけど、改めて“よし!”と思い、刺激を受けました」と言葉に力を込めた。
観客へ向けて「“クスッと笑って、ホロっと泣ける物語”というキャッチフレーズなんですけど、もしみなさんがクスッときたらワハハと笑っていただいて、ホロっとじゃなくて思いっきり泣いていただきたいと思います。デトックスをして明日への活力となればいいなと思っておりますので、隣の方々を気になさらず、大声で笑って、思いきり泣いていただいて、最後までお楽しみください」とメッセージを送った。
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