「七人の侍」を西部劇にリメーク、「荒野の七人」シリーズ5作をBS12「土曜洋画劇場」で連続放送

2025.05.15 10:00

西部劇の傑作、映画「荒野の七人」シリーズが5月17日(土)より、BS12トゥエルビ(BS222ch※全国無料放送)の「土曜洋画劇場」(毎週土曜夜7:00〜)で5週連続放送が行われる。

「七人の侍」を西部劇にリメークしたヒットシリーズ

1960年にアメリカで公開された「荒野の七人」は、世界的にも有名な黒澤明監督の映画「七人の侍」を西部劇にリメークしたウエスタン映画。舞台を開拓時代のメキシコに移し、ユル・ブリナー、スティーブ・マックイーン、チャールズ・ブロンソンほか、時代を彩った名優たちがキャストに名を連ねる。

「土曜洋画劇場」ではシリーズとして制作された「荒野の七人」、「続・荒野の七人」、「新・荒野の七人／馬上の決闘」、「荒野の七人／真昼の決闘」に加え、リブート作「マグニフィセント・セブン」を5週連続で放送する。

正義のガンマンの戦いを描く「荒野の七人」シリーズ

「荒野の七人」(5月17日[土]夜7時)

ユル・ブリナー主演の第1作目。毎年、野盗に襲われるメキシコの寒村イストラカン。そこで村の長老は野盗と戦うための助っ人を雇うことを決意する。報酬はわずかな額に過ぎなかったが、農民たちの熱意に打たれてクリス(ユル・ブリナー)をリーダーにした7人のガンマンが集まる。村を襲いに来た野盗はガンマンと農民たちの思わぬ抵抗の前にいったんは逃げ帰るが、略奪を諦めない頭目はある行動に出る。

「続・荒野の七人」(5月24日[土]夜7時)

「荒野の七人」から10年後を舞台にした続編。前作で村娘と結ばれ、平和な農村生活を送っていたガンマンの1人、チコ(ホルスト・ブッフホルツ)が暮らす村に、再び不穏な空気が漂いはじめる。辺り一帯を勢力下に治めようと野盗が現れたのだ。知らせを受けたチコの昔の仲間、クリスとヴィン(スティーブ・マックイーン)は早速村へ急行すべく、仲間集めを開始。ひと癖もふた癖もあるガンマンたちが野盗と対決する。

「新・荒野の七人／馬上の決闘」(5月31日[土]夜7時)

シリーズ3作目。リーダーのクリスを演じるのは、「暴力脱獄」のジョージ・ケネディ。時代は19世紀末期。舞台はメキシコ。独裁者として悪名高いホセ・デ・クルス・ボルフィリオ・ディアス大統領の圧制と暴虐が続き、農民は飢えと絶えざる死の恐怖におののいている。この農民の救い主、革命家キンテロを堅固な牢から救い出すため7人のガンマンたちが命を懸ける。

「荒野の七人／真昼の決闘」(6月7日[土]夜7時)

シリーズ完結編となる4作目。第1作「荒野の七人」で野盗に襲われてどん底にあったメキシコ人部落を助けるため、無報酬で生命を懸けて戦った7人のガンマンの指導者クリス。あれから10年。クリス(リー・バン・クリーフ)は今、アリゾナ南部の町で保安官の職にある。女だけがとり残された国境の町へ爆薬のプロ、縄投げのプロ、作戦のプロなど4人、5人を集めて乗り込み、300人を越える群盗とすさまじい決闘にもつれ込んでいく。7人目は従軍記者で、いつしか彼も群盗と戦うガンマンに変身していく。

「マグニフィセント・セブン」(6月14日[土]夜7時)

「荒野の7人」のリメーク版。監督は「イコライザー」のアントワーン・フークア。冷酷非道な悪漢バーソロミュー・ボーグに支配された町で、彼に家族を殺されたエマ(ヘイリー・ベネット)は賞金稼ぎのサム(デンゼル・ワシントン)、ギャンブラーのジョシュ(クリス・プラット)など荒れ果てた大地にやって来たワケありのアウトロー7人を雇って正義のための復讐(ふくしゅう)を依頼する。最初は小遣い稼ぎのために集められた即席集団だったが、圧倒的な人数と武器を誇る敵を前に一歩もひるむことなく拳銃、斧、ナイフ、弓矢などそれぞれの武器を手に命懸けの戦いに挑んでいく。