山寺宏一、“天才子役”永尾柚乃の役へのアプローチに感銘「素晴らしい！参考にします」

2025.05.08 22:14

声優の山寺宏一が、5月8日に東京・日枝神社で開催されたディズニー最新作映画「リロ＆スティッチ」大ヒット祈願イベントに参加。同じく日本版声優を務める永尾柚乃(リロ役)、MOMONA(ME:I)と共に出演にあたっての思いや、自身の願い事を発表した。

山寺宏一は実写映画版でもスティッチ役に続投

同作はハワイを舞台に、両親を亡くした少女・リロと姉のナニ、そして愛を知らない暴れん坊のエイリアン・スティッチらの出会いと“オハナ(=家族)”の大切な絆を描くハートフルファンタジー。

日本では2003年に公開されたアニメーション映画「リロ＆スティッチ」からスティッチ役の日本版声優を務める山寺は、あらためて“続投”への思いを「最初にやってから20年以上がたって、付き合いは相当長いんです。でも結構スティッチっぽいしゃべり方ができる声優が増えてきて、物まねとかで僕の前でもやる人がいるんですよ」とした上で、「今回どうかなって思ったんですけど、お話を頂いて、また大好きなスティッチを演じることができて本当にうれしく思います」と安堵(あんど)したことを明かした。

一方、永尾は今回リロ役に決まったことについて「ず～っと大好きな、ず～っと見ていた作品。それもリロの役の声ができるなんて！本当信じられないし、ビックリしたし、めっちゃめっちゃうれしかったですね」と喜びを語り、「柚乃の心をバーンって抜いて、リロの心をバーンって入れて、大事に、大切に演じました！」と胸を張ると、山寺とMOMONAは「素晴らしい！」と声をそろえ、続けて山寺は「“心を”ですよ！心を！参考にします」と、“天才子役”の役へのアプローチに感銘を受けていた。

山寺「写真を撮るときは『はい、スティッチ！』で」

そんな中、今回は大ヒット祈願イベントということで絵馬型のフリップにそれぞれ願い事を書いており、山寺は「日本中が『チーズ』から『スティッチ！』へ」と発表。記念撮影などで写真を撮るときの「はい、チーズ！」に代わる新たな掛け声を提案した。

あらためて山寺は「英語だとチーズの『ズ』ははっきり言わないからいいけど、日本では『チー“ズ”』ってはっきり言うから『ウ』の口になるからね。子どもの頃から『チーズ』はおかしいと思っていたの」と告白し、「やっぱり『スティッチ！』がいいんじゃないかなと思って。僕の周りでは写真を撮るとき『はい、みんなスティッチ！』ってやるの。日本でこの映画が大ヒットして、写真を撮るときは日本全国どこでも『スティッチ～！』って言うようになったらいいなあ」と熱望し、その後のフォトセッションではカメラマンからも「はい、スティッチ～！」の掛け声をもらったり、3人が自ら「はい、スティッチ～！」の掛け声でポーズを決めたりと、早速実践していた。

ほか、永尾は「日本中がオハナの絆で結ばれますように。(10年後などに)監督になって次の『リロ＆スティッチ』を撮影したい」と、MOMONAは「山寺さんと柚乃ちゃんと“オハナ”になってME:Iのコンサートに来てほしい!!　そして、いつかME:Iでハワイ公演が出来ますように」とそれぞれ願い事を打ち明けた。

なお、実写映画「リロ＆スティッチ」は6月6日(金)に劇場公開。アニメーション版はディズニープラスで配信中。

◆取材・文・撮影=森井夏月(STABLENT)