松坂桃李、寺尾聰との共演を熱望「何より寺尾さんとご一緒できるのであれば」【父と僕の終わらない歌】
2025.04.23 21:32
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俳優の松坂桃李が4月23日、都内で行われた映画『父と僕の終わらない歌』(5月23日公開)完成披露試写会に、寺尾聰、松坂慶子、佐藤栞里、副島淳、三宅裕司、石倉三郎、齋藤飛鳥とともに出席。桃李が寺尾との共演への思いを語った。
松坂桃李、寺尾聰との共演熱望
2016年にYouTubeへ投稿され、世界中を感動させた奇跡の実話をもとに、小泉徳宏監督がイギリスから日本に舞台を置き換え映画化した本作。アルツハイマー型認知症の父が家族や友人たちに支えられながら、若き日に諦めたレコードデビューの夢を再び叶えようとするまでの感動の物語が描かれる。父・間宮哲太のアルツハイマー発症を機に実家に戻るイラストレーター・間宮雄太を演じた桃李は、本作について「この作品が使っているテーマというものが、本当に僕は他人事ではないなという風に思いました」とコメント。続けて「老いだったり病気みたいなものは、人それぞれ満遍なくやってくるもの」とした上で、「でも、それを登場人物の親子が、すごく軽やかに受け止めて、前向きに、そして色んな可能性を秘めながら希望につなげていく親子の姿に心を打たれて、僕はこの作品に参加させてもらう意義をすごく強く感じました」と語った。
さらに桃李は「何より寺尾さんとご一緒できるのであればやらせていただきます、ということで、制作サイドの方から『寺尾さんにもお話を今、投げているところなので』というお話を聞いたので、『どうか、どうか、寺尾さん、よろしくお願いします』という思いを込めながら、ずっと待っていました。共演することを」と寺尾への熱い思いを告白。一方の寺尾は「オファーを受けて1番最初に尋ねるのは、まずシナリオを読む前に『主演はどなたですか』っていう。私はいつも、そうしています」と打ち明け、「その時に『松坂桃李さんです』と名前を聞いて、だったらちょっと前向きに考えようかな、そこからが1番の最初のスタート」と桃李が主演すると聞いて本作のオファーを前向きに捉えたことを明かした。
そして寺尾は、共演する俳優についての持論を「分かりやすく言うと、俳優さんよりも歌手の方が分かるかな。声が出る人とか歌が上手いって言われている人を必ずしも好きだとは限らない。芝居で向かい合った時に、自分がすごくナチュラルでこの役を演じられるかどうか。自然にこの役に入れる相手。必ずしも全員が、目の前の俳優さんがすごい名優さんでも合うとは限らない」と説明。その上で、桃李や哲太の妻・律子役の慶子について「何度も何度も一緒に仕事したわけではないですけれども、何か刺さるものがあり、俳優として、女優として、向かい合った私が自然に感じるものを持ってる人」と表現し、「最高の俳優たちに囲まれてこの映画ができたのは非常に嬉しく思ってます」と笑みを浮かべていた。(modelpress編集部)
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