岡田准一主演「上を向いて歩こう」作曲家・中村八大役で天才ジャズピアニストに 楽曲誕生秘話を映画化
2025.02.20 05:00
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俳優の岡田准一が主演を務める映画「SUKIYAKI 上を向いて歩こう」(2026年公開)の制作が決定。岡田は「上を向いて歩こう」の作曲家・中村八大を演じる。
「上を向いて歩こう」誕生秘話が映画化
今から60年前の1963年、全米ビルボードチャートで、日本人が歌う曲が3週連続1位の快挙を樹立。その曲の名は「SUKIYAKI」。いまだ世界中で愛され続ける「上を向いて歩こう」である。コロナ禍を経た現在の日本は、かつての勢いを失い、毎日を不安と共に過ごしているように感じる。今から少し昔の高度経済成長期、今と同じように人々がもがき苦しみ、心に不安が蠢いていた時代に、3人のバイタリティにあふれた日本人が、世界を魅了することになる珠玉の名曲「上を向いて歩こう」を生み出した。“六八九トリオ”と呼ばれた作曲家・中村、作詞家・永六輔、歌手・坂本九。彼らが走り抜けた「青春」「友情」そして「挑戦」。逆境の中、時代を切り開いた男たちが魂を紡いで作り上げたこの「SUKIYAKI」の誕生秘話を、事実に基づいたフィクションで、令和の時代にエンターテインメント大作として映画化される。
岡田准一、作曲家・中村八大役でピアノ挑戦
この物語の主人公は作曲家の中村。彼は若いころから天才と呼ばれたジャズピアニストであり、数々の名曲を生み出す作曲家であった。「明日があるさ」「こんにちは赤ちゃん」「遠くへ行きたい」「世界の国からこんにちは」にはじまり、「笑点」のテーマソングまでをも手掛けている。そんな稀代のヒットメーカーの波乱万丈の人生を演じるのは、日本アカデミー賞の最優秀主演男優賞と最優秀助演男優賞をダブル受賞するなど日本映画界にその名を刻む唯一無二の俳優・岡田。名曲「上を向いて歩こう」を生み出したその栄光の軌跡と挫折。彼が抱いた歓喜と苦悩。中村が生き抜いた壮絶な人生に全身全霊で挑む。岡田は中村役を演じるにあたり「素晴らしい天才ジャズピアニストで、戦争から高度成長期の時代に深く織り込まれた体験や、ジャズを追い求めた八大さんが、日本人の心に染み渡る音をいかにして生み出していったのかを大切に演じていきたいと思います」とコメント。また、アクションなどストイックな役作りに定評のある彼が次に挑むのはピアノ。「母がピアノの先生なので、ピアノを弾く役は親が喜んでくれると思い、とても嬉しいのですが、小学生の頃やたまにライブで弾く程度だったので、今回ピアノを弾くということもチャレンジになります」と天才ジャズピアニストを演じるために猛特訓中とのこと。中村を演じる彼のまなざしは、観る者の心を震わせる。
「ラーゲリより愛をこめて」瀬々敬久氏が監督
監督は『ヘヴンズ ストーリー』でベルリン国際映画祭の国際批評家連盟賞を受賞するなど国内外から高い評価を得ている瀬々敬久氏。近年では『糸』や『ラーゲリより愛をこめて』など多くの感動作を手掛けてきた彼が「音楽の力」×「感動物語」という世界標準の映画に挑む。瀬々監督ならではの大胆かつ繊細な演出がこの物語に命を吹き込む。脚本は『あゝ荒野』や『正欲』など人間の内面を抉るような意欲作を手掛ける港岳彦氏。その脚本には、細部に魂が宿り緻密で繊細な仕掛けが施される。今作でも登場人物たちを深く掘り下げ、細部のデティールにも拘りつつ、エンターテインメントとしての愉しさを追及した挑戦作に。今作を監督するにあたり「戦後の疲弊や貧困から脱却しようとした日本の時代を象徴するような歌、それを作った人々の人生模様を映画にする。その多大なミッションの重責に今から身震いしています」と意気込みを語った。
さらにはこの物語を彩る最も重要な「音楽」を手掛けるのは、同じく音楽映画として多くの支持を得た『モテキ』や『竜とそばかすの姫』を担当した岩崎太整氏と『すばらしき世界』の音楽を担当したジャズピアニスト・林正樹氏。今までの知見を最大限に活かし、演奏シーンや歌唱シーンなど劇中の音楽全体をコーディネート。その手腕に期待が募る。
「当時の息吹を掴み取ってくれた瀬々監督率いる頼もしいスタッフのもとに、八大さんのクリエイティビティに共鳴してくれた岡田准一さんを筆頭に、素晴らしいキャストが集結しています。2026年、極上のメンバーで、極上の音楽と共に、極上の映画を世界中にお届けします」と高プロデューサーはコメント。世界的ヒットソングによって栄光を手にした六八九の3人の男たちの光と影を描き出し、不器用に懸命に挫けず歩き続けた熱き人間の泥臭い瞬間瞬間を丁寧にエネルギッシュに紡ぐことで、心を鷲掴みにされる映画が生み出される。(modelpress編集部)
中村八大役:岡田准一コメント
この企画は名曲「上を向いて歩こう」などの数々の日本の名曲を作った、中村八大さん、永六輔さん、坂本九さん、3人の友情の物語、伝記だと思います。僕が演じるのは中村八大さんです。素晴らしい天才ジャズピアニストで、戦争から高度成長期の時代に深く織り込まれた体験や、ジャズを追い求めた八大さんが、日本人の心に染み渡る音をいかにして生み出していったのかを大切に演じていきたいと思います。個人としては、母がピアノの先生なので、ピアノを弾く役は親が喜んでくれると思い、とても嬉しいのですが、小学生の頃やたまにライブで弾く程度だったので、今回ピアノを弾くということもチャレンジになります。昔の話ではなく、今にも繋がる心の歌というものを届けられたらなと思いながら撮影に臨みます。是非楽しみにしていていただけると幸いです。監督:瀬々敬久コメント
戦後の疲弊や貧困から脱却しようとした日本の時代を象徴するような歌、それを作った人々の人生模様を映画にする。その多大なミッションの重責に今から身震いしています。ただ、そこは自由に、希望の歌となりえるように、今必要とされるような元気な映画を、私たちの六八九トリオを中心とし、素晴らしきチームとなって共に作っていこうと思っています。企画・プロデュース:高明希コメント
「世界中の人の心を動かした名曲『SUKIYAKI』のように、この映画も、世界中の人の心に届けたい」先が見えないコロナ禍、六八九トリオのご家族とお会いし、取材を重ねる中で、戦後の焼け野原から、新しいものを作り上げた男たちのエネルギーに、今を生きる私自身が鼓舞され、強くそう願うようになりました。当時の息吹を掴み取ってくれた瀬々監督率いる頼もしいスタッフのもとに、八大さんのクリエイティビティに共鳴してくれた岡田准一さんを筆頭に、素晴らしいキャストが集結しています。2026年、極上のメンバーで、極上の音楽と共に、極上の映画を世界中にお届けします。
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