笑福亭鶴瓶、50年来の友人である吉幾三の「漫才協会入りましてん」の告白に驚き<怪盗グルーのミニオン超変身>
映画「怪盗グルーのミニオン超変身」(大ヒット上映中)のメガヒット御礼!舞台あいさつが、8月5日に都内で行われた。
2024年公開の洋画作品で最速、興行収入20億円を突破
7月19日に全国公開された「怪盗グルー」の最新作「怪盗グルーのミニオン超変身」は、2024年に公開された洋画作品のうち、最速で興行収入20億円を突破。8月1日までに観客動員数190万人、興行収入24億円を記録した。
そんな本作でのメガヒットを記念した舞台あいさつが実施され、シリーズ1作目から14年に渡り主役グルーを務める笑福亭鶴瓶、グルーの高校の同級生でライバルの超宿敵マキシム役の片岡愛之助、大悪党を夢みてグルーに急接近する少女・ポピー役の山田杏奈、さらに新グルーファミリーとして本作に友情出演する吉幾三がスペシャルゲストとして登壇した。
夏休みで賑わう映画館にキャスト陣が登場
夏休みで賑わう映画館で「怪盗グルー」を楽しんだばかりの観客たちの前に登場したのは、本作の顔である鶴瓶と、本作で初参加の愛之助、山田のグルーファミリー、そして重要なシーンでグルーの歌唱を務めた新ファミリーである吉。
大きな拍手で迎えられる中、鶴瓶が「今の声を聞いてもらって分かるように、(本作の)アフレコやってからずっとこんな声です。たくさん入っていただいてありがとうございます。うれしい限りでございます」と7年ぶりのグルーへ全力で挑み、名誉のガラガラ声で感謝を伝える。
愛之助は「たくさんある映画から選んでいただき、ありがとうございます。本日はよろしくお願いいたします」、山田は「大ヒットということで、たくさんの人に見に来ていただけているんだなとすごくうれしいです」、吉は「役ではなくて、歌を担当させていただきました。よう分からんままでしたが、今日やっと“何のことか”ということが分かりました」とあいさつし、イベントはスタートした。
山田杏奈「怪盗グルー」シリーズの一員になれた喜びを語る
本作のヒットに、鶴瓶は「7年ぶりですからね。どうなることかと思いましたが、いろんな所で(劇場は)いっぱいですって。ムビチケを知り合いにあげたんですよ。そしたら、どこでもいっぱいやって。子供も喜ぶし。普通の時にいってもいっぱいなんですよ」とこの状況に驚きを隠せないでいるよう。
吉が歌唱する、本作の最後を飾るティアーズ・フォー・フィアーズの「ルール・ザ・ワールド」に話題が及ぶと、吉は「日本語やと思ったら英語やから。1m50cmもある長い譜面がきて。英語が書いてて、カナがふってて。孫に聞いたらすごい有名なんやって」と驚きのオファーであることを告白。
実は前日に本作を見に来ていたという愛之助は「最後のとあるシーンで出す声がなかなか大変でした。そもそも僕、歌を歌うって聞いてなかったんで、『え、歌うんですか?』って聞いて。しかも、吉幾三さんも参加されますよって聞いて。『僕、無理ですよ!』って思ったんですけど、譜面もらって、必死でした」と、公開を迎えた今だからこそ言える裏話を披露した。
山田は「周りの方から見に行ったよ! 子供と見に行くよって言ってくれる人も多くて。いろんな年齢の人が見てくれる作品なんだなと思ってうれしいです」と、日本のみならず世界中で愛される「怪盗グルー」シリーズの一員となったことへの喜びをあらためてかみ締めた。
吉幾三、笑福亭鶴瓶からのオファーに驚き
鶴瓶からのオファーを受けて新たに加わった吉は、50年来の仲だという2人の間で交わされた爆笑やり取りを披露。
鶴瓶の「吉に頼んだらどう?」の一言から始まった吉の本作への参加は、まさかのオファーだったことを明かしつつも「どうなの?って聞いたら、メールで『やれや』の3文字や。僕は日本語で歌うって思ってたから、歌だったら大抵どんなジャンルでも歌えるから『分かったわ』って話で。送られてきら譜面が英語やってん」と、まさかの英語歌詞であったグルーの歌唱を振り返る。
鶴瓶が「俺、それ知らんかったんですよ。歌やったら何でもいけるかなって思ったら英語や言うし。大変やったん?」と聞くと、吉は「大変よ!(笑) ねぇ、愛之助さん」とデュエットをした愛之助へバトン。
愛之助は「相当難しかったですね。役の中で歌わないといけないんで、あんまりうまく歌いすぎると、『上手すぎます』とやり直しになるんです」と想定外のやり取りがあったことを告白。
続けて、吉は「何とかオッケーが来たって聞いたら、アメリカからオッケーが来たって言うて。え、俺の歌、アメリカまでいったの!?って」と、自身の歌が海を越えて本作を飾ることになった道のりに驚きの様子。
鶴瓶は「主役でしょう、俺? 大阪弁を本国に送る言うんですけど、誰がアメリカの大阪弁チェックするん? 大阪弁もダメ出しされるねん」と鶴瓶ならではの裏話も飛び出した。
吉幾三「このあいだ漫才協会に入りましてん」と衝撃の告白
本作で描かれる高校時代からのライバルであるグルーとマキシムの関係にちなんで、20代の頃から友人である鶴瓶と吉が互いに負けない部分を尋ねられると、鶴瓶は「負けないはないですよ、ジャンルが違いますから。(吉は)歌手やけどお笑いジャンル入ってきているから、そこだけは負けたらあかん」と話す。
すると、吉は「こないだ漫才協会入りましてん。ナイツに頼んで通知きました。漫談と物まねができるんで」と衝撃の新事実を告げ、鶴瓶は「なんでやねん! あかんがな! 勝手なことすな!」と勢い止まらず。
改めて鶴瓶に負けないところを尋ねられた吉は「勝てるところはないねん。何やっても失敗するねん」と漏らすと、鶴瓶は「やめときや」とすかさずフォロー。
そんな仲むつまじい2人の様子に、山田は「台本の名前の並びを見て、私はここにいていいんだろうかって思ったんですけど、ほっこりしちゃいます!」と笑顔が止まらず、愛之助は「うらやましいですね。僕は(吉さんが)マキシムに見えてきました」と、キャスト総出の終わらない掛け合いに会場は大盛り上がりだった。
ほか、もう一度見てほしいシーンを尋ねられると、山田は「最後のシーンがすごく好きでした! そこを自分でももう一度見ようと思っていますし、ぜひ注目してほしいです」と伝え、愛之助は「きっとエンドロールを見て、こんな人で出てたの?ってなられたと思うんです。なので、ぜひそれを探してみてください!」と熱く語った。
暑い夏を涼ませるミニオン氷が登場
鶴瓶らが会場を熱く盛り上げる中、暑い夏を涼ませるメガヒット記念のメガミニオンの氷像が登場。
氷彫刻師の清水三男氏の手によって美しく彫られたメガデイブ、メガガス、メガジェリー、メガメルの4体の氷像が運び込まれると、鶴瓶は「これ作ったん!?」とそっと触れてみたり、山田は「メガミニオン全部好きなんです。すごく細かいんですね」と感心しきり。
涼し気なメガミニオンらがライトに照らされて輝きを放つ中、観客と一体となって大きな「怪盗グルー」の掛け声を最後に、熱い余韻を残してメガヒット記念舞台あいさつは幕を閉じた。
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