マーベル・スタジオ、「アベンジャーズ」を含む期待の新作ラインナップを「サンディエゴ・コミコン」で発表

2024.07.31 19:26

アメリカで行われた世界最大級のポップカルチャーイベント「サンディエゴ・コミコン・インターナショナル2024」において、マーベル・スタジオがプレゼンテーションを開催。

スタジオのプロデューサーであり社長のケヴィン・ファイギが登壇し、「アベンジャーズ」の新作を発表。さらに「キャプテン・アメリカ：ブレイブ・ニュー・ワールド」「サンダーボルツ(原題)」「ファンタスティック・フォー：ファースト・ステップス(原題)」などの新作タイトルを一挙に紹介し、世界中から会場に集まったファンを熱狂させた。

プロデューサーのファイギ、異色作「デッドプール＆ウルヴァリン」でプレゼンを開始

全世界からの支持と圧倒的な人気を受け続けるマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)。登場したのは先日、MCUヒットの功労者としてハリウッド殿堂入りを果たしたマーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギ。ハリウッドで最も偉大なプロデューサーのひとりとしてスターが授与され、ハリウッド名声の歩道「ウォーク・オブ・フェイム」にも名が刻まれた。

会場に集まったファンへ挨拶したファイギは、MCUの"大逆襲"を感じさせる意欲作であり異色作、“クソ無責任ヒーロー”デッドプールと“キレるとヤバい最恐アウトロー”ウルヴァリンによるアクション・エンターテイメント大作「デッドプール＆ウルヴァリン」(日本劇場公開中)のプレゼンテーションを皮切りに、豪華キャスト陣を招いてのプレゼンテーションを始める。

アンチヒーローが集結した「サンダーボルツ(原題)」

まず、数々のマーベル作品に登場したヴィランを中心にアンチヒーローが集結した、アクション・エンターテイメント「サンダーボルツ(原題)」から、ジェイク・シュライアー監督、そして、ブラック・ウィドウの妹エレーナ役のフローレンス・ピュー、スティーブ・ロジャースの親友"ウィンター・ソルジャー"役のセバスチャン・スタンらが登場し、マーベルの異色チームがプレゼンテーションの開幕を祝った。

「サンダーボルツ(原題)」は、2025年5月2日に全米公開、2025年内に日本でも公開が決まっている。

「ファンタスティック・フォー」最新作のタイトルが公開

次に、アイアンマン、スパイダーマン、X-MENなど数々のヒーローを生み出した伝説の原作者スタン・リーがつくりだしたマーベル・コミックス最初のヒーローチーム「ファンタスティック・フォー」の最新作が、そのタイトルを発表。「ファンタスティック・フォー：ファースト・ステップス(原題)」として、2025年7月25日に全米で公開、2025年内に日本で公開される。

プレゼンテーションには、ファイギとともに、監督のマット・シャックマン、そしてミスター・ファンタスティック役のペドロ・パスカル、インビジブル・ウーマン役のヴァネッサ・カービー、ヒューマン・トーチ役のジョセフ・クイン、シング役のエボン・モス＝バクラックが登場。ヴィランとしてギャラクタスとシルバーサーファーが登場することも明かされ、「ファンタスティック・フォー」の新たな戦いに期待が高まった。

「アベンジャーズ」新作でロバート・ダウニーJr.が復帰

他にもプレゼンテーションでは、2026年5月にアメリカで公開予定の「アベンジャーズ：ドゥームズデイ(原題)」、2027年5月にアメリカで公開予定の「アベンジャーズ：シークレット・ウォーズ(原題)」のタイトル、そして、両作品の監督を「エンドゲーム」のルッソ兄弟が務めることが発表された。そして「ドゥームズデイ(原題)」にはロバート・ダウニーJr.が新たにドクター・ドゥーム役としてMCUへ復帰することも発表され、大きな話題になった。

さらには、2025年2月14日(金)に日本公開が予定されている、キャプテン・アメリカを受け継いだ男サム・ウィルソンの物語「キャプテン・アメリカ：ブレイブ・ニュー・ワールド」では、サム役のアンソニー・マッキー、そして米大統領サディアス・ロス役でMCU初参戦となる伝説的俳優ハリソン・フォードらがファンの前に登場し、会場全体を沸かせた。

なお紹介された新作の前作となる「デッドプール」(2016)、「シビル・ウォー　キャプテン・アメリカ」(2016)、「アベンジャーズ／エンドゲーム」(2019)はディズニープラスで配信中。