「スター・ウォーズ」“幼少期レイ”、「ウォーキング・デッド」ジュディス役で注目の美少女…最新作で初来日ケイリー・フレミングとは
「最高の家族の見つけかた」「クワイエット・プレイス」などのジョン・クラシンスキー監督と、「デッドプール」シリーズや「フリー・ガイ」でもおなじみのライアン・レイノルズがタッグを組んだ映画「ブルー きみは大丈夫」が大ヒット公開中。同作は、子どもにしか見えない不思議な存在“ブルー”と孤独な少女“ビー”との交流を描いたファンタジーで、幼い頃に母親を亡くした12歳の少女ビーを演じているのが現在17歳のケイリー・フレミングだ。6月はじめにメインキャストを務める同映画のプロモーションで初めて日本を訪れ、多くのメディア、ファンの前に笑顔を振りまいた。ファンならずとも注目度がさらに高まっているということで、そんなフレミングのこれまでの軌跡などを紹介する。
「スター・ウォーズ」“幼少期レイ”で注目
フレミングは2007年3月28日生まれ、アメリカ・ミシシッピ州出身。8歳の時から俳優としての活動をスタートし、2015年に公開された「スター・ウォーズ/フォースの覚醒(エピソード7)」で、デイジー・リドリーが扮(ふん)した主人公“レイ”の幼少期を演じて注目された。レイが箱の中にあったライトセーバーを見つけ、それに触れた時、いろんな記憶がよみがえり、幼いレイが両親の乗る船が飛び立つのを泣き叫びながら見ている場面が登場する。砂漠の中で「嫌だ!」と泣く迫真の演技がとても印象的で、「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(エピソード9)」にもそのシーンが登場している。
他にも、主人公や主要人物の子ども時代を演じることが多かったフレミング。2015年のドラマ「ワン・ミシシッピ -ママの生きた道、私の生きる道-」は、ロサンゼルスのラジオパーソナリティー、ティグ・バヴァロ(ティグ・ノタロ)が主人公。転落事故に遭った母親の生命維持装置を取り外すという連絡を受けて、故郷に帰り、母の死後、これからの人生が分からなくなり、しばらく故郷に滞在することを決めた。シーズン2まで放送された同ドラマのシーズン1第1話で、主人公が回想する幼きティグをフレミングが演じた。線路沿いで家族と遊んだり、庭でホームパーティーを開いたり、幸せな日々の中で無邪気な姿を見せてくれている。
トム・ヒドルストン主演のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)ドラマシリーズ「ロキ」(2021年、ディズニープラス)では、女性の容姿を持つロキの変異体“シルヴィ”の少女時代を演じている。シーズン1の第4話、TVA(時間変異取締局)に“変異体”として連れてこられた幼いシルヴィだったが、のちにTVAの裁判官になるラヴォーナからタイムパッドを奪い、タイムドアを抜けて、違う時代へと逃走。シルヴィの長き年月に及ぶ逃走の始まりの瞬間ということを考えると、ドラマ「ロキ」における重要なシーンだと言える。
「ウォーキング・デッド」の美少女
そしてフレミングが注目された作品として欠かせないのがドラマ「ウォーキング・デッド」シリーズ。シーズン3で誕生したジュディス・グライムズという女の子がいるが、シーズン9の第5話からジュディスの少女期をフレミングが演じた。シーズン10、11には主要キャストの一人として登場。ハットをかぶったジュディスは、正義感が強く、大人に媚びたりしないタイプ。冷静な判断ができて、人を思いやる優しさも持っている。いつも気丈に振る舞っているものの、シーズン11の第5話で、ウォーカーをからかう男子たちに注意をするが、「だからママに捨てられたんだ」と言われ、兄カールとの思い出がある“手形”を壊されて、ロジータに弱音を吐いて涙を流す場面があり、フレミングの泣きの演技に対して視聴者から大きな反響があった。シーズン10では成長した姿に「大人になったね」「美少女!」といった声も上がっていた。
「ウォーキング・デッド」つながりということで、「クリープショー」も。同作は1982年に公開されたホラー小説の大家スティーヴン・キングが脚本を手掛け、ホラー映画の巨匠ジョージ・A・ロメロが監督を務めたオムニバス形式の映画。2019年に「ウォーキング・デッド」で監督を務めたグレッグ・ニコテロが製作総指揮をとり、ドラマ版「クリープショー」が制作された。その第1話エピソード2「首の家」で、フレミングが主演を務めている。
主人公のイーヴィーはひとりっ子で、大きなドールハウスでいつも遊んでいる。ドールハウスの中の家族を“スミススミス”家と名付けて、父親、母親、息子、それとペットの犬という家族構成だったが、ある日、学校から帰って、ハウスの中を見たら気味の悪い首だけの人形が置いてあった。時間を置いて確認すると、スミススミス家の人形たちはその“首”だけの人形を怖がるかのように場所を移動していて、イーヴィーは警察官の人形を買って、恐ろしい現象を解決させようとしたが、さらに凄惨な事件へと発展していく…。時間は短いながらも、ジワジワと迫り来る恐怖を味わうことができる作品で、ケイリーの感情豊かな演技も見どころとなっている。
これまで子どもの役が多かったフレミングだが、高校も卒業したということで、これからさらに幅広い役に挑戦してくれそうだ。
◆文=田中隆信
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