吉田鋼太郎、主演映画の初日舞台あいさつに“リモート”で参加「本当の娘、奥さんのような気がして今見ていました」
吉田鋼太郎が、6月21日に都内で開催された映画「おいハンサム!!」公開初日舞台あいさつにリモートで参加。自身が演出、そして出演している舞台「彩の国シェイクスピア・シリーズ2nd Vol.1『ハムレット』」が大阪公演中のため大阪から、モニター越しに公開初日を迎えた感想を語った。会場には木南晴夏、佐久間由衣、武田玲奈、MEGUMIが登壇し、“伊藤家”がリモートで息の合った掛け合いを披露した。
“家族×食×恋”をテーマにしたホームコメディー
同作は吉田演じる父・伊藤源太郎と、幸せを求め人生に迷う三姉妹の長女・由香(木南)、次女・里香(佐久間)、三女・美香(武田)、そして全てを包み込み、時にあっさり受け流すマイペースな母・千鶴(MEGUMI)の“伊藤家”5人が織り成す、“家族×食×恋”をテーマにしたホームコメディー。2022年1月期にドラマ版のシーズン1が、シーズン2が2024年4月期に放送されたばかり。
約1年前にドラマ版のシーズン2から映画という流れで撮影が行われたという今作。吉田は「映画の公開にあたってキャンペーンとか宣伝活動も含め、約1年『おいハンサム!!』漬けの1年だったような気がします」と振り返る。
その上で、公開初日を迎えた感想について「とうとう真打・映画の公開ということで本当に感無量です。(映画化に)もちろん僕たちは自信を持ってやっておりますけど、皆さんにどれだけ楽しんでいただけるのか、今ひとつちょっと霧の中にあったんですけど、霧が晴れる日がやってきたということで、楽しんでいただけたらいいなと。楽しんでいただけた方には、さらに近辺の方に声をかけていただいて、輪を広げていっていただけたらいいなと僭越ながら思っております」と万感の思いを吐露し、しっかり周囲への“宣伝”をお願いしていた。
また、映画の中でのお気に入りシーンについてや、ドラマシリーズでも名シーンが多かった吉田演じる源太郎の“ハンサムな言葉”について三姉妹役の木南、佐久間、武田、妻役のMEGUMIが語っていく中で、コメントを求められた吉田は「今日こうやってリモートで距離があって、生身の娘たち、生身の妻に会ってないからかも分からないですけど、何だか本当の娘のような、本当の奥さんのような気がして今見ていました」とモニター(スクリーン)越しにしみじみ。
それを受けて、MEGUMIはすかさず「寂しいですね、お父さんいないの。お父さん大阪にいるの? 頑張ってね。腐ったヨーグルト食べちゃダメよ」と演じる千鶴の声色で話し掛け、吉田も「大阪にいます。ありがとうございます」と笑顔で返していた。
吉田「ありがたいけど、ありがた迷惑な…」
さらに、作品タイトルにかけたフリップトークも実施。「おい●●!!」というお題で、最近身の回りで起きていること、人に対してツッコミを入れたいことを話すことに。
これに吉田は「おい説明!!」と記し、「ご飯を食べに行きまして、ちょっとだけ高級な所なのかな。例えばお刺身の盛り合わせが出てきて、『これはどういう魚だ』って説明してくれるんです。まあ、説明は要らないって言えばしないんでしょうけども、有無を言わさずまず説明してくださることが最近多いんですよ。それが非常にありがたいことでもあるんですけど、ありがた迷惑な話でもある」と物申す。
具体的にどういうことかというと「(刺身の種類で)マグロとかイカとかタコは見て分かりますよね、白身のお魚ではヒラメ、カレイ、甘鯛とか…ひょっとしたら甘鯛じゃないのか?と、自分で推理する楽しみがあるわけですよ。分からなければこっちから聞くわけですね。逆に聞かれたほうが板前さんもうれしいんじゃないかと思うんです。お互いに説明なしのほうがいいことなんじゃないかなと思うんですよね。最初に説明されちゃうと食べる楽しみを奪われる感じで…」と力説。会場で聞いていたMEGUMIは「確かに(店員も)すごく思い入れがあるから、説明してくださる気持ちも分かるんですけどね。分かりますよお父さん」と、同調していた。
映画「おいハンサム!!」は全国公開中。
◆取材・文・撮影=月島勝利(STABLENT LLC)
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