初共演の永野芽郁&高橋文哉、互いの印象に「人懐っこくてかわいい」「年の近いお姉ちゃん」<からかい上手の高木さん>
山本崇一朗の人気コミック「からかい上手の高木さん」を実写化した映画『からかい上手の高木さん』が5月31日に公開される。本作で、高木さんと西片を演じた永野芽郁と高橋文哉が、作品に臨むうえで意識したことや、初共演となるお互いの感想、さらには中学生時代に描いていた未来について語り合った。
役へのアプローチ方法とは
月島琉衣、黒川想矢主演でTBSドラマストリームにて放送されていた「からかい上手の高木さん」(TBS系)。島の中学校を舞台に、隣の席になった女子・高木さんと、いつも高木さんにからかわれている西片は、とある理由で高木さんが島を離れることになり、離れ離れに。そして10年の歳月が流れたあと、母校で体育教師をする西片(高橋)の前に現れたのが、教育実習生としてやってきた高木さん(永野)だった。
――役へのアプローチ方法はどのようにされたのですか?
永野:お話をいただく前から原作漫画とアニメーションは拝見していたのですが、とても人気のある作品なので、アニメの声のトーンなどとは違い過ぎないような意識はしていました。その後、台本を読んでさらにイメージしていったという感じです。
高橋:僕は原作を読んだ印象と、ドラマ版を観た印象を大事にしつつも、あまり考え過ぎないようにという思いはありました。現場に行って永野さんが演じた高木さんと純粋に対峙しようという気持ちで臨みました。
――10年という歳月はあまり意識されませんでしたか?
永野:もちろん想像はしつつも、人って中学生から大人になっても変わらない部分って必ずあるので、ベースは変えずに、変化しているのだろうな…という部分は想像して作っていきました。
高橋:10年ぶりの再会にはなるのですが、久々に会ってもすぐに懐かしい空気感に戻れる2人だと思っていたので、あまり物理的な年月の長さは意識していませんでした。
――中学生時代の関係性はどこまで意識していましたか?
永野:私はドラマ版の撮影のとき、中学生を演じたおふたりを見に小豆島に1度行ったんです。そのとき2人の空気感も感じましたし、事前におふたりが撮られたシーンも映像としていただいたので、自然と体のなかに馴染んでいた気がします。
高橋:僕もドラマ版を拝見し、黒川くん演じる西片像を見て、すごくつかめた部分が多かったんです。なので、こちらは特別「10年後だからこうしよう」という意識をする必要がなかったです。
初共演の永野&高橋、永野芽郁は「年の近いお姉ちゃん」
――おふたりは今回が初共演になりますが、いかがでしたか?
永野:私はあまり人に対して先入観を抱かないので、今回の撮影で感じた文哉くんが私の印象なのですが、すごく人懐っこくて明るくて、かわいらしい方だなと。その意味では西片とも似ていました。お芝居に対してすごく真摯に向き合われていて、真面目な方だなと思っていました。
高橋:永野さんは明るくて元気な方…というイメージで現場に入ったのですが、そのままでした! 本当に元気で明るいですし、よく笑っていました。年は1つしか違わないのですが…関係性としては年の近いお姉ちゃんという感じがありました。関係性を作るのにあまりいろいろなことを深く考える必要もなくて。とても許容範囲の広い方だなというのが印象です。
――今泉力哉監督の現場はいかがでしたか?
永野:今回初めてご一緒したのですが、あまりお芝居について演出を受けることはなく、淡々と静かに映画を作っていく方なんだなという印象を受けました。基本的に「1度やってみてください」と仰ってくださって、こちらから1回やってみてご意見を聞くみたいな。とても役者に委ねてくださる監督でした。
高橋:各シーンリハーサルをやったのですが、永野さんが話していたように、まずはこちらに1度お芝居をさせてくださいます。その後、作品全体で見たときの視点でいろいろご提案くださる感じで。何かわからないことや疑問に思ったことを聞きやすい関係性を作っていただけて、とても安心して臨めた現場でした。
中学生のころに抱いていた未来、永野芽郁「20歳は大人だと思っていた」
――おふたりは中学生のころ10年後は想像していましたか?
永野:中学生時代は10年後のことは考えていなかったですね。それよりも20歳になったら…みたいなことは想像していました。そのときは20歳って大人だと思っていたので、結婚とかもしているのかなって。でも実際20歳になったときは全然変わっていませんでした(笑)。
もちろん結婚もしていませんし。運転免許を取得したりと、少し自由度が増えたぐらい。やっぱり5年ぐらいじゃ大人にはなれないですよね。大人になるって経験値と共に備わっていくのかなと実感しました。
高橋:僕は中学のころは本当に何も考えていませんでした。高校生になったらバイトしてお金を稼いで何かを買おう…ぐらいで(笑)。目先のことしか考えていないのは、今も同じかもしれません。
永野:今を生きるので必死だよね。
高橋:そうなんです。10年後こうなりたい! みたいなことは見えないです。
――これまで生徒役は多かったと思いますが、教師役というのは?
高橋:自分が教壇に立っている姿を客観的に見て不思議でしたが、教師を演じるからといってなにか特別意識したことはなかったです。ただ生徒たちの顔を見ていたら、どこか親しみやすい先生でいたいなという気持ちになりました。
永野:私は教育実習生の役で、教壇に立つのも3週間という設定だったので、先生といってもという感じでした。これまで生徒役は多かったのですが、役としてあまり先生と生徒…という距離感の役ではなかったので、先生だからという意識はなかったです。生徒役の子たちもちゃんとお芝居をして頑張っていたので、こちらが何か構えることはなかったです。
――原作ファンからは「聖地」と呼ばれている小豆島での撮影でしたが、作品のおすすめポイントを。
永野:全編小豆島でロケをさせていただき、島の温かい空気のなかで撮影ができました。その穏やかな時間の流れが映像にも映っていると思うので、この映画が忙しい日々が続く方の癒しになっていただければうれしいです。
高橋:原作を読んでいた方は「あの場所だ」と思っていただけるシーンがたくさんあると思います。原作を読んだことがない方も、小豆島の景色は本当に魅力いっぱいなので、そこで出会って過ごしてきた2人が織りなす世界観にどっぷりと浸っていただきたいです!
◆取材・文/磯部正和
撮影/下田直樹
【永野芽郁】
ヘアメイク/石田絵里子(air notes)
スタイリスト/岡部美穂
【高橋文哉】
ヘアメイク/池田豪(NICOLASHKA)
スタイリスト/鴇田晋哉
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