前田敦子、“ベッドでダンス”シーンをアピール「作品の中で唯一…」<一月の声に歓びを刻め>
2024.02.10 16:49
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女優の前田敦子が10日、都内で行われた主演映画「一月の声に歓びを刻め」の公開記念舞台挨拶にカルーセル麻紀、哀川翔、片岡礼子、原田龍二、松本妃代、三島有紀子監督とともに出席。注目のシーンをアピールした。
前田敦子、主演映画で“不思議な感覚”を体験
「ある事件」をモチーフに自主映画からスタートしたオリジナル企画で、三島監督が幼少期に受けた性暴力事件が基になっている。映画では「性暴力と心の傷」をテーマに、八丈島、大阪、北海道を舞台とした物語が展開されていく。
公開まで漕ぎつけた今の心境を聞かれ、言葉を詰まらせながらも安堵の表情を浮かべる三島監督。前田は「撮影では三島さんしか見えない状態だった。すごく濃ゆい時間をへて、1年経ってとうとうこの日が訪れた。監督が安心している顔を見て私たちも安心したし、嬉しい」と封切りを喜んだ。
前田は大阪篇に出演。6歳のときに性暴力の被害に遭ったトラウマから誰とも触れ合えずにいる「れいこ」を演じた。撮影前には三島監督と手を繋いで大阪の街を歩き、さまざまなことを共有したという。三島監督が「肉体は別々だけど何か1つになっていくような、呼吸があっていくような感覚だった」と振り返ると、前田も「私もそうでした。監督と繋がっていたくて、気付いたら呼吸を合わせていた。不思議な感覚を味わいましたね」と語った。
前田敦子「ベッドの上でダンスをするシーン」をアピール
注目してほしいのは「曲を聴きながらベッドの上でダンスをするシーン」と前田。「シリアスなシーンが多かったので『踊るの?』って思った。でも作品の中でれいこが唯一笑顔になる場面で、自分の気持ちと向き合っていく瞬間だった。私にとって大事なシーンだった」と紹介した。作品全体を観た感想を聞かれると、「洞爺湖の美しい景色からカルーセル麻紀さんのお話が始まったので、海に飛び込んでいく気分でした。でも最後は息継ぎができる、そんな1本になっている。すごく心地よかったです。物語が1つ終わって始まっていくのではなく、どんどん奥に入っていく感じ。なかなかそんな作品ないのでは」とアピールした。(modelpress編集部)
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