

ミッキーの“ウォルトへの思い”に感動…100周年迎えたディズニーのキャラクターが集合する記念碑的作品

ディズニーが10月16日で創立100周年を迎えた。この特別なアニバーサリーを感じさせる、オリジナル短編映画「ワンス・アポン・ア・スタジオ-100年の思い出-」が同日より配信スタート。同作は12月15日(金)公開予定のディズニー・アニメーション最新作「ウィッシュ」と同時上映されることも発表されたばかりのディズニーキャラクターが集合する記念碑的作品だ。ミッキーマウスのウォルト・ディズニーへの思いにグッと来るシーンも…。まさにディズニー100年の歴史の集大成にして、これから100年の行き先を指し示す特別な作品として位置づけられている「ウィッシュ」を経て、今後もきっとディズニーは挑戦・前進し続けるのだろう。(以下、ネタバレ含みます)
スタジオ創立100年の今もなお新たな挑戦を続ける
1923年10月16日に、ウォルトと兄のロイによって誕生したウォルト・ディズニー・カンパニー。この100年の間、莫大な数のアニメーション作品とともに、多くの挑戦を行ってきた。
創設初期の1929年から1939年にかけて製作された短編アニメシリーズ「シリー・シンフォニー」では、耳に残る音楽を組み込みながら、アニメーションの新たな技法を実験したり、長編作品では世界で初めてとなるカラーアニメーション映画「白雪姫」を製作したりと、常に時代の先を行く気鋭の存在として、世界のエンターテインメント界をけん引。
ウォルト・ディズニーと共に働いたベテランのスタッフから教えを受けた新しい世代の監督やアニメーターたちが才能を発揮して制作した「リトル・マーメイド」(1989年)は、セル画を用いて作られた最後の作品で、“ディズニー・ルネサンス”とも呼ばれる時代の先駆けとなった。
大ヒットを記録した「アナと雪の女王」(2013年)は、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオの長編作品としては初の女性監督(ジェニファー・リーがクリス・バックと共同監督)、そして初の“ダブルヒロイン”作品に。
その挑戦する姿は、今もなお変わらずあり、近年ではウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオに所属するアニメーターたちによる、実験的な短編作品「ショート・サーキット」のプロジェクトをスタート。シーズン1は2020年、シーズン2は2021年にそれぞれ配信されており、新たな才能発掘の場を設けるなど、スタジオとしても常に前進し続ける姿を見せている。
制作現場を舞台に豪華キャラクターが大集結
そしてこのほど、100周年記念日にディズニープラスで独占配信が始まった「ワンス・アポン・ア・スタジオ-100年の思い出-」は、アメリカ・カリフォルニア州にあるウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオが舞台。スタジオで働く従業員たちが居なくなったことを確認したミッキーマウスとミニーマウスの合図で物語が始まる。スタジオの至る所の壁に飾ってある額の中から、次々とおなじみのキャラクターたちが現実世界へと飛び出し、楽しそうにどこかに向かっていく。どうやらみんなで記念写真を撮るようだ。
本作の面白いところは、各キャラクターたちがスタジオの玄関に集合していく途中で、各々の特徴や作品内での印象的なシーンの再現をしている様子が思い出せること。例えば、ピーターパンやウェンディたちは、時計台に向かって飛んでいくように、天井の高いスタジオ内を縦横無尽に飛び回ったり、アラジンとアブーはまるでアグラバーの町にいる時のように、階段の手すりから勢いよく滑り降りてきたり、プーさんは額からお尻が抜け出せず、クリストファー・ロビンたちに引っ張ってもらう姿はもはや誰もがイメージの湧く名シーンだ。
また、中盤にはスタジオ内を歩き回り、キャストたちに声をかけるミッキーマウスが、廊下に飾られているある1枚の写真にふと目を向け、優しくほほ笑む場面も。その写真は、数々のディズニーキャラクターたちを生み出してきたウォルト・ディズニーだ。ミッキーマウスが自分の産みの親を見ながら、愛おしそうに感謝の意を伝える姿は、わずか数秒にもかかわらず胸がキュンとしてしまうほど。
スタジオの入り口に集合した仲間たちの下に、ミッキーマウスの原点とも言われるオズワルド・ザ・ラッキー・ラビットも駆け寄り、大勢のキャラクターたちが写真撮影を待ちわびている中、おっちょこちょいのグーフィが撮影直前にカメラを脚立の上から落としてしまうハプニングが発生。全員ががっかりしながら、スタジオ内に戻ろうとすると、「星に願いを」のサウンドが流れはじめ、キャラクターたちは大合唱を始める。全員の“願い”が届いたのか、無事に記念撮影することができる…という、まるで“ディズニーマジック”にかけられたような短編映画だ。
エンディングには、ミッキーマウスとミニーマウスが初めてスクリーンデビューを果たした短編作品「蒸気船ウィリー」(1928年)のサウンドが流れ、その長い長いエンドロールには多くのスタッフ陣がこの記念作に携わっているのが見受けられた。
◆文=suzuki
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