北村匠海、映画鑑賞で「ずっと泣いていた」“2度と訪れない”初体験への思いも明かす<とんび>
2022.04.08 19:41
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俳優の北村匠海が8日、都内で開催された映画「とんび」初日舞台挨拶に出席。撮影時のエピソードを明かした。
北村匠海、撮影時を回顧「ずっと泣いていた」
本作は、重松清氏による不朽の名作小説「とんび」を基に、幾度途切れても必ず繋がってゆく親子の絆を描く。この日は主演の阿部寛をはじめ、キャストの杏、安田顕、大島優子、そしてメガホンをとった瀬々敬久監督も出席していた。破天荒ながら愛すべき父・ヤス(阿部)の息子・アキラ役を務めた北村は「この時代に届くべき作品だなと、いま公開を目の前にして、とても心の底から思いますし、自分たちの手から離れて『とんび』という作品が羽ばたいていくのは、寂しさもあるんですけど、やっぱりこうやってたくさんの方が見に来てくれて。そして僕らが現場で感じたこの温かさを、皆さん1人1人が受け取って、映画館を後にしてくれるんだなというのを想像すると、とてもうれしく思います」と公開の喜びを語った。
劇中でぐっと来たシーンに話が及ぶと、北村は「18歳とか17歳、思春期の時からアキラをやらせてもらって。その前は現場でも見れてもいなかったし、今回映画を見て初めて拝見したんですけど『これだけで2時間できるだろ』っていう、いろんな感情が詰まっている」とコメント。
また「この作品って、映画1本の中で、月日が普通の映画よりもすごく早く過ぎていくので。感情の波がすごく小刻みに、大きく大きくあるから、ずっと泣いていましたね。自分が出てきてやっと正気に戻る。『はっ!』っていう」と笑顔で明かしていた。
北村匠海、この春から始めたいことは?
また、この春から始めたいことを質問された北村は「始めたいことばっかりですね、今年は。まず、父にずっとゴルフを誘われていてゴルフをやりたいのと、子供の時からそれこそ家族で釣りに行くことが多かったんですけど、釣りも本格的にやりたいなと。あとサーファーの友達がいるのでサーフィンをやりたい。DIYもやりたいし」と返答。
「だいたい海」というツッコミに笑った北村は「自分の名前も、父がそれこそ海が好きで海っていう文字が入っているんですけど、そういう自然関係のアクティブなことは、今年やりつくしてやろうかなと思って。もしかしたら真っ黒になっている可能性があるんですけど、それは『あいつやったな』と思ってもらえれば(笑)」と話していた。
北村匠海、“2度と訪れない”初体験への思い
さらに、新しい環境で背中を押されたエピソードに話が及ぶと、北村は「例えば、こういう映画でこんなことを挑戦しなきゃいけないなとか、いろんな『初めて』を抱えているときに、何気ない役者仲間とか友達との会話の中で『みんなやっぱり、初めてっていうものは絶対に経験するし、しかも1回しかないんだ、初めてって』と思ったら『なんだ、めっちゃ楽しいじゃん』っていうのは、20歳とか19歳くらいの時に、すごく感じた、はっとしたことだった」と回想。「緊張とか新生活とか初めてみたいなことがあると、すごくワクワクするというか。この間、初めて舞台をやったんですけど、やっぱりすごく楽しくて。そういうのはすごくありましたね。敢えて飛び込んでいくっていうのは。そんなことはないし、もう2度と訪れないので、楽しんでやっています」と続けていた。(modelpress編集部)
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