綾野剛、新成人へ熱いメッセージ「可能性を時間をかけて育んでほしい」
2021.01.11 19:02
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俳優の綾野剛が11日、都内で行われた映画「ヤクザと家族 The Family」(1月29日公開)の完成報告&生配信トークイベントに、共演の尾野真千子、北村有起哉、市原隼人、磯村勇斗、舘ひろし、メガホンをとった藤井道人監督とともに登壇した。
同作は、1999年、2005年、2019年と変わりゆく3つの時代に、ヤクザとして生きるしかなかった男と、彼を取り巻く人々を、抗争ではなく家族という視点から描いたヒューマンストーリー。俳優たちの熱演に心奪われる一級のスタイリッシュ・エンタテインメントとなっている。
また、隣に座る尾野の指に巻かれた包帯触れた綾野は「突き指をしまして、そこにニコちゃんマークを描いております。皆さんにピースな思いが伝わればという思いを込めておりますので、どうかご容赦ください」と代弁し、「ってな感じで、こういう関係だとか、監督も含めてチーム一丸となって、愛を持って、その愛にはリスペクトも含まれているし、思いやりも含まれているし、たくさんの育むということ、さらに言ったらこれ以上ないんですよね。今現在、僕にとっての集大成となったこの映画が皆さんの前でお話できていることに感謝申し上げます」と挨拶した。
一方、山本に憧れる木村翼役を演じる磯村は“紡ぐ”と書き「この映画に出てくる登場人物一人ひとりが、俳優一人ひとりが強い意志を持って生きていたなと感じ、そこから愛情だったり、絆みたいなものが伝染して行って、3つの時代に渡って未来に受け継がれていく姿に、“紡ぐ”という言葉が合うのかなと思い、この言葉を選びました」と答えた。
「映画が公開されることも、今までみたいに『ぜひ劇場へ』というニュアンスとはまたちょっと違うものになってくると思うんですけど、それ以上に映画は公開し続けているよということが少しでも支えになるのであれば、僕はいいのかなと思っております」と吐露した。
これに綾野は「やっぱり真千子ワールドはすごいですよ。付き合いも長いですし、同い年ですし、いろんな縁がありますからね。今日もきれいだよ、とても」と返し、尾野を喜ばせた。
「それくらい素敵な先輩の中でお芝居をやらせてもらったんですけど、その分、温かく綾野さんが現場に迎え入れてくださって、監督も事前に現場の写真を送ってくださったりして、(途中から)入りやすい現場作りをしていただいたので、愛のある現場だったなって改めて感じて、緊張よりは心が温かくなりましたね」と回顧した。
続けて、綾野は「今、皆さんにはどんな夢が見えているのかな、どんな景色を見ていきたいと思っているのかな、その景色ってちゃんと輝いているかな、眩しいかなって老婆心のように気になってしまうんですけど、今こうして集まってくれたみんなを見てほしいんですよね」と話し、「まずは新成人の皆さんが夢や希望や、そういう思いを馳せる自分を好きになって、強く生き抜くことができる、そういう思いになれることを僕たち大人が示していかないといけないと思っています。その中で、今日きてくださったキャスト含め、個人個人、心の中で思っていることがあると思うんですよ。それを暗い顔もせず、気丈にここに座って、なんとか自分たちの眩しい姿を届けたいという思いで、今日ここにきています」とコント。
そして、「ゆっくりでいいので、もう一回、眩しいものを見ること、美しいもの、そして小説の中にはたくさん物語があります。家の中でできる夢を膨らませていくということ、可能性は無限大ですから、自分の中の可能性を、時間をかけて育んでほしいな」とメッセージを送り、「もし映画という業界にきたときに、この話を聞いていた人がいたら、ぜひ声をかけてほしいなと。必ず一緒に仕事がしたいと思っています」と熱く語った。
綾野剛、作品への愛
『本作をひと言で表すと何?』というお題に、広域指定暴力団の3次団体・柴咲組の若頭補佐・山本賢治を演じる綾野は、柴咲組の組長・柴咲博役を演じる舘と同じ“愛”という字を挙げ「いやー、すごいですね。嬉しいです。はじめに舘さんが“愛”と出したときにドキドキしました」と嬉しそうな表情。偶然、答えが一致したそうで、舘が「愛し合っていますから」とコメントすると、綾野は「聞きました?嬉しいですね」と頬を緩めた。また、隣に座る尾野の指に巻かれた包帯触れた綾野は「突き指をしまして、そこにニコちゃんマークを描いております。皆さんにピースな思いが伝わればという思いを込めておりますので、どうかご容赦ください」と代弁し、「ってな感じで、こういう関係だとか、監督も含めてチーム一丸となって、愛を持って、その愛にはリスペクトも含まれているし、思いやりも含まれているし、たくさんの育むということ、さらに言ったらこれ以上ないんですよね。今現在、僕にとっての集大成となったこの映画が皆さんの前でお話できていることに感謝申し上げます」と挨拶した。
一方、山本に憧れる木村翼役を演じる磯村は“紡ぐ”と書き「この映画に出てくる登場人物一人ひとりが、俳優一人ひとりが強い意志を持って生きていたなと感じ、そこから愛情だったり、絆みたいなものが伝染して行って、3つの時代に渡って未来に受け継がれていく姿に、“紡ぐ”という言葉が合うのかなと思い、この言葉を選びました」と答えた。
綾野剛「少しでも支えになるのであれば」
そんな同作が、首都圏の1都3県に緊急事態宣言が出されるなどしているコロナ禍で公開されることに対しての心境を聞かれた綾野は、「そうですね…、どうなんですかね」と悩み、「表に出てお話しさせていただく機会が僕たちは多いので、どうしても現状のことを話して自分の感情を吐露するというのもひとつあると思うんですけど、それ以上にどんなときもエンターテイメントって不屈で、不要ではないということを届けて行くべきだと思うので、今、僕たちはこういう機会が許されて、そして時短もある中ですけど、映画館も今のやり方で運営して行くことも含めて、少しでもエンターテイメントがまだちゃんと存在していることが、皆さまのお心に華を添えることになるのではないかという思いで今日、ここに座っています」としみじみ。「映画が公開されることも、今までみたいに『ぜひ劇場へ』というニュアンスとはまたちょっと違うものになってくると思うんですけど、それ以上に映画は公開し続けているよということが少しでも支えになるのであれば、僕はいいのかなと思っております」と吐露した。
尾野真千子、綾野剛の進化語る
そんな綾野と共演しての感想を求められた尾野は「久しぶりの共演で、その私が知っている剛というのは天然で、宇宙人みたいな人だったんです」と答え、綾野が「そんなふうに思ってたの?今初めて知ったわ(笑)」と大笑いするのを横目に、尾野は「それが今回、ご一緒させていただきまして、現場に入るとみんなのことを見て、みんなをケアし、監督ともすごく長い時間かけてコミュニケーションを取り、役についてすごく愛情深くやっている姿を見て、ちょっと上から目線で言っていいですか?『こいつさあ、デカくなったな』っていうくらい、頼りになる人になってるんだと思って、“じゃあ私も乗っからせていただきます”みたいで、前のただ笑わせるだけの剛じゃないって感心いたしました」と絶賛。これに綾野は「やっぱり真千子ワールドはすごいですよ。付き合いも長いですし、同い年ですし、いろんな縁がありますからね。今日もきれいだよ、とても」と返し、尾野を喜ばせた。
磯村勇斗「今が1番緊張しているかもしれない」
また、錚々たるキャスト陣に囲まれての撮影に緊張しなかったか尋ねられた磯村は「今が1番緊張しているかもしれないですね。これだけの方々が集まることなかったので…」と苦笑い。「それくらい素敵な先輩の中でお芝居をやらせてもらったんですけど、その分、温かく綾野さんが現場に迎え入れてくださって、監督も事前に現場の写真を送ってくださったりして、(途中から)入りやすい現場作りをしていただいたので、愛のある現場だったなって改めて感じて、緊張よりは心が温かくなりましたね」と回顧した。
綾野剛、新成人へメッセージ
さらに、この日が成人の日にちなみ、新成人にメッセージを求められた綾野は「まだ僕も大人になっていない感覚がありますからね(笑)。どのツラ下げて話をしたらいいものが、とても恐縮ですけど」と前置きをし、「何よりおめでとうございます。相次ぐ成人式中止の中で、新成人の皆さんがどんな思いをされているのか、『気持ちわかるよ』なんてとても言えなくて、想像することもどこまで許されるんだろうなって素直に思うんです」と成人式に出られなかった新成人を気遣った。続けて、綾野は「今、皆さんにはどんな夢が見えているのかな、どんな景色を見ていきたいと思っているのかな、その景色ってちゃんと輝いているかな、眩しいかなって老婆心のように気になってしまうんですけど、今こうして集まってくれたみんなを見てほしいんですよね」と話し、「まずは新成人の皆さんが夢や希望や、そういう思いを馳せる自分を好きになって、強く生き抜くことができる、そういう思いになれることを僕たち大人が示していかないといけないと思っています。その中で、今日きてくださったキャスト含め、個人個人、心の中で思っていることがあると思うんですよ。それを暗い顔もせず、気丈にここに座って、なんとか自分たちの眩しい姿を届けたいという思いで、今日ここにきています」とコント。
そして、「ゆっくりでいいので、もう一回、眩しいものを見ること、美しいもの、そして小説の中にはたくさん物語があります。家の中でできる夢を膨らませていくということ、可能性は無限大ですから、自分の中の可能性を、時間をかけて育んでほしいな」とメッセージを送り、「もし映画という業界にきたときに、この話を聞いていた人がいたら、ぜひ声をかけてほしいなと。必ず一緒に仕事がしたいと思っています」と熱く語った。
綾野剛の気遣い
その後、フォトセッションのセッティングのためにキャスト陣は舞台裏での待機となったが、綾野は「(メイクや髪型なと)どこも直すところがないので」「(コロナ禍にも関わらず報道陣が集まり)嬉しいじゃないですか」と笑顔交じりで語ってひとり舞台上に残り、報道陣やイベント運営スタッフらに声をかけるなど、情に厚い一面を覗かせた。(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】
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