中村倫也、共演者からの“絶対言えない”誕生日プレゼントに「愛です」<サイレント・トーキョー>
2019.12.24 16:01
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俳優の中村倫也が24日、都内で行われた映画『サイレント・トーキョー』(2020年12月公開)の製作発表会見に、主演の佐藤浩市、共演の石田ゆり子、西島秀俊、広瀬アリス、井之脇海、勝地涼、メガホンをとった波多野貴文監督とともに出席した。
中村倫也「一生思い出に残る」佐藤浩市から誕生日プレゼント貰う
会見では、クリスマスイブであるこの日が誕生日であることを明かされた中村が、会場から拍手を浴びる一幕が。中村は「ありがとうございます!皆さんの財産を少しずついただければと思います」と笑いを誘い、「誕生日と一緒でややこしいんですけど、今日、浩市さんから素敵なものをいただいたので、それは一生思い出に残る日になりました。何をもらったかは絶対に言いません」と。これに佐藤から「愛だよな!」と声を掛けられた中村は「愛です。LOVE!」と声を弾ませた。中村倫也、勝地涼との共演に感慨
同作は、『アンフェア』シリーズなど数多くのベストセラーを世に送り出した人気作家・秦建日子氏が、ジョン・レノンの名曲『Happy Xmas(War Is Over)』にインスパイアされ、執筆した小説を映画化。クリスマス・イブの東京を舞台に、クリスマスで沸き立つ群衆を襲うテロの凄まじさと、巻き込まれ翻弄されていく人々の心模様を克明に描き出すノンストップクライムサスペンスとなっている。中村と勝地との共演シーンが多かったという西島は「2人とも集中力もすごいし、瞬発力もあるし、かわいいしでメロメロです。正直(笑)」と目を細め、「倫也くんに『ダンちゃん』というあだ名をつけて、今日、絶対に『ダンちゃん』って呼ぶって言っていたんですけど、まだ呼べていないので、おいおいダンちゃんを定着させていこうかなと思っています」とニッコリ。
すると、中村は「ダンです!理由は聞かないでください、ノリで付けました」と挨拶。そして、共演した勝地について「僕と勝地涼は同い年でして、昔からお互いの舞台を見に行って飲んだりしていたんですね。同い年なのに性格とかあまりにも反対なので、いつか共演できたらお互いに楽しい音色を出せるんじゃないかって話を10年くらいしていて、これが初めてなんです。それが嬉しかったですね」と感慨深げに語った。
すると、勝地も「夢が叶ったね!」と笑顔を見せ、「10代の頃から刺激し合っているし、最近の倫也の活躍にもすごく刺激を受けますし、もっと頑張ろうって思えるので、もっともっと共演していきたいなと思います」と吐露した。
そして、中村とのシーンが多かったという広瀬は「2度目だったのでとても安心して、すべてゆだねてお芝居させていただきました」と語ると、中村は「面白い漫画をいっぱい教えてもらいました」と告白。これに広瀬は「初日から一緒だったんですけれども、それでフッと緊張が少し楽になりました」と感謝した。
西島秀俊&中村倫也&広瀬アリス、撮影を回顧
渋谷のスクランブル交差点を完全再現するなど、壮大な撮影を約2ヶ月に渡り行った同作。撮影を終えての感想を求められると、西島は「そのスクランブル交差点のシーンで毎日1000人以上の方(エキストラ)が集まっていただいて、しかも1000以上の方と深刻なシーンを全力で演じなきゃいけない状況で、僕らが頭が下がるくらいエキストラの皆さんが集中してくださったので、素晴らしいシーンになっているのではないかと、今からワクワクしています」と期待し、「これは群像劇なので、僕がまったく見られていないシーンがたくさんあって、それがどんなシーンになっているのか楽しみです」とコメントした。また、中村は「テロが起こるということだったりももちろん大きな1つなんですけど、個人的になっちゃうかもしれないんですけど、これだけの方々の中に入って芝居をするというのは本当に刺激的で楽しい瞬間でしたし、波多野さんがあまりカットを割らないで、ずっと長回しとかしていて、そういう意味で話のスリリングさや緊張感というものはもちろんあるんですけど、役者同士の掛け合いも見どころの1つになるんじゃないかなと思います」と語った。
広瀬は「クランクアップしたときに“もっと撮影したかったな”って思いました。それくらいとても刺激的な撮影だったので、これだけ素敵な方々とお芝居できるのもすごく幸せでした。実はこの製作発表で初めてお会いする方もいらっしゃるんですけど(笑)、言えないのが悔しいですね」と明かした。
西島秀俊&中村倫也&広瀬アリス、作品について語る
また、脚本を読んでの感想を求められると、西島は「僕は見事にこの本のトリックに騙されたんですけど、ラストは本当に驚きました」といい、役の詳細を公表できないキャストが多くいる中、自身の役柄について聞かれると「僕と勝地君だけはまったく謎ではないんですけど、所轄の刑事で過去には謎がありますけど、この事件で誰が犯人なのか、実際に何が起きているのかということを、観客の皆さんと一緒に映画の中で謎に向かっていく役なのかなと思って演じていました」と回答。続けて、中村は「(脚本を読んで)クールで大人しくて、ちょっと何を考えているかわからなくて、でも放っておけない魅力を持った男だなと思いながら、その第一印象を大事にして演じました」と自身の演じた役について紹介。
作品については「原作を読んだときもそうだったんですけど、(脚本を)読み終わったあとに思ったのは、今、読んでいる僕ら日本国民全員が主役でもあるのかなって印象がありました。エキストラの皆さんだったり、この映画を客席で見た方々だったりが、実は主人公の1人でもあるのかなと思ったので、そういう風に楽しんでいただければいいなと思いました」としみじみと語った。(modelpress編集部)
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