「第10回TAMA映画賞」安藤サクラ、松坂桃李、吉沢亮、深川麻衣ら受賞
2018.10.04 05:00
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「第10回TAMA映画賞」の受賞作品及び受賞者が発表された。
多摩市及び近郊の市民からなる実行委員が「明日への元気を与えてくれる・夢をみせてくれる活力溢れる<いきのいい>作品・監督・俳優」を、映画ファンの立場から感謝をこめて表彰したもの。
「最優秀作品賞」は『万引き家族』 (是枝裕和監督)と『寝ても覚めても』(濱口竜介監督)。「最優秀男優賞」には『寝ても覚めても』『パンク侍、斬られて候』などの東出昌大、『孤狼の血』『娼年』などの松坂桃李、「最優秀女優賞」には『万引き家族』『DESTINY 鎌倉ものがたり』の安藤サクラ、『勝手にふるえてろ』『万引き家族』の松岡茉優が選ばれた。
また本年度最も飛躍した男優、もしくは顕著な活躍をした新人男優を表彰する「最優秀新進男優賞」には吉村界人と吉沢亮、「最優秀新進女優賞」には深川麻衣と伊藤沙莉が選ばれている。
「第27回映画祭TAMA CINEMA FORUM」は11月17日~25日(19日は休映)、東京都多摩市内の3会場4スクリーンにて開催。「第10回TAMA映画賞」の授賞式は17日、パルテノン多摩大ホールにて行われる。(modelpress編集部)
『万引き家族』(是枝裕和監督、及びスタッフ・キャスト一同):人は寄り添わなければ生きていけない。この作品は家族という集合体がどのような結びつきなのか、観客に問いかけ、胸に迫る。
『寝ても覚めても』(濱口竜介監督、及びスタッフ・キャスト一同):「人は人のどこに惹かれ、愛する気持ちが生まれるのか」。理性の影に潜む愛の奥深さを炙り出し、観客に味わわせた。
【特別賞】映画ファンを魅了した事象に対し表彰
沖田修一監督及び山﨑努・樹木希林はじめスタッフ・キャスト一同(『モリのいる場所』):熊谷守一夫妻の労わりあう姿や多様な生き物たちが生息するモリの佇まいが、ほっこりとした感動をもたらしてくれた。
上田慎一郎監督及びスタッフ・キャスト一同(『カメラを止めるな!』):めくるめく仕掛けによる映画の楽しさと手作り感溢れる疾走感が観客に感染し、多くの人を巻き込むムーヴメントを起こしている。
【最優秀男優賞】本年度最も心に残った男優を表彰
東出昌大(『寝ても覚めても』『菊とギロチン』『パンク侍、斬られて候』『OVER DRIVE』『予兆 散歩する侵略者 劇場版』):二役を演じた『寝ても覚めても』をはじめ、静から動まで役柄を幅広く演じ、躍動的でありながら温もりをも感じさせた。
松坂桃李(『孤狼の血』『娼年』『不能犯』『彼女がその名を知らない鳥たち』):作品ごとにまったく異なる境遇に生きる若者の姿をほとばしる情熱で息衝かせた迫真の演技は、観客を魅了した。
【最優秀女優賞】本年度最も心に残った女優を表彰
安藤サクラ(『万引き家族』『DESTINY 鎌倉ものがたり』):これまで生きてきた時間が体温ごと伝わってくるような迫真の演技は、観終わった後の観客の心に確かな実在感を残した。(『万引き家族』)
松岡茉優(『勝手にふるえてろ』『万引き家族』『ちはやふる -結び-』『blank13』):こじらせ型のヒロインに血を通わせ、強いシンパシーと共に観客の心をふるわせるバイタリティに圧倒させられた。(『勝手にふるえてろ』)
【最優秀新進監督賞】本年度最も飛躍した監督、もしくは顕著な活躍をした新人監督を表彰
今泉力哉監督:ままならない人生を自分の足で歩いていく人たちの姿が清々しく、平凡な日常にも存在する美しさや尊さに気付かせてくれる。(『パンとバスと2度目のハツコイ』)
三宅唱監督:いつか終わってしまう青春を抱きしめるような3人のやりとりは愛おしく、音楽に身をまかせ夜を越えていく様は幸福感に溢れている。(『きみの鳥はうたえる』)
【最優秀新進男優賞】本年度最も飛躍した男優、もしくは顕著な活躍をした新人男優を表彰
吉村界人(『モリのいる場所』『悪魔』『サラバ静寂』『ビジランテ』):『モリのいる場所』では小さくも豊かな出来事に好奇心を募らせていく様を表現し、その世界に心惹かれる体験を観客と共有した。
吉沢亮(『リバーズ・エッジ』『猫は抱くもの』『銀魂2 掟は破るためにこそある』『ママレード・ボーイ』『悪と仮面のルール』『レオン』『斉木楠雄のΨ難』):多彩な表情で心の奥に闇を抱えた役から相手を包み込む優しさをもつ役まで幅広く演じ、その奥深い眼差しは観る者を虜にした。
【最優秀新進女優賞】本年度最も飛躍した女優、もしくは顕著な活躍をした新人女優を表彰
深川麻衣(『パンとバスと2度目のハツコイ』):淡々とした日々の生活のなか、孤独に包まれ佇んでいる様に表情・しぐさ・声色で繊細な表現を加え、作品に温もりを与えた。
伊藤沙莉(『榎田貿易堂』『パンとバスの2度目のハツコイ』『寝ても覚めても』『blank13』):周りの俳優と化学反応を起こしながら自在に作品に溶け込み、「伊藤沙莉」ならではのキャラクター造形で作品に奥行きを与えた。
選考期間:2017年10月~2018年9月に劇場公開された作品が対象
「最優秀作品賞」は『万引き家族』 (是枝裕和監督)と『寝ても覚めても』(濱口竜介監督)。「最優秀男優賞」には『寝ても覚めても』『パンク侍、斬られて候』などの東出昌大、『孤狼の血』『娼年』などの松坂桃李、「最優秀女優賞」には『万引き家族』『DESTINY 鎌倉ものがたり』の安藤サクラ、『勝手にふるえてろ』『万引き家族』の松岡茉優が選ばれた。
また本年度最も飛躍した男優、もしくは顕著な活躍をした新人男優を表彰する「最優秀新進男優賞」には吉村界人と吉沢亮、「最優秀新進女優賞」には深川麻衣と伊藤沙莉が選ばれている。
「第27回映画祭TAMA CINEMA FORUM」は11月17日~25日(19日は休映)、東京都多摩市内の3会場4スクリーンにて開催。「第10回TAMA映画賞」の授賞式は17日、パルテノン多摩大ホールにて行われる。(modelpress編集部)
「第10回TAMA映画賞」各賞受賞理由(要約版)
【最優秀作品賞】本年度最も活力溢れる作品の監督及びスタッフ・キャストに対し表彰『万引き家族』(是枝裕和監督、及びスタッフ・キャスト一同):人は寄り添わなければ生きていけない。この作品は家族という集合体がどのような結びつきなのか、観客に問いかけ、胸に迫る。
『寝ても覚めても』(濱口竜介監督、及びスタッフ・キャスト一同):「人は人のどこに惹かれ、愛する気持ちが生まれるのか」。理性の影に潜む愛の奥深さを炙り出し、観客に味わわせた。
【特別賞】映画ファンを魅了した事象に対し表彰
沖田修一監督及び山﨑努・樹木希林はじめスタッフ・キャスト一同(『モリのいる場所』):熊谷守一夫妻の労わりあう姿や多様な生き物たちが生息するモリの佇まいが、ほっこりとした感動をもたらしてくれた。
上田慎一郎監督及びスタッフ・キャスト一同(『カメラを止めるな!』):めくるめく仕掛けによる映画の楽しさと手作り感溢れる疾走感が観客に感染し、多くの人を巻き込むムーヴメントを起こしている。
【最優秀男優賞】本年度最も心に残った男優を表彰
東出昌大(『寝ても覚めても』『菊とギロチン』『パンク侍、斬られて候』『OVER DRIVE』『予兆 散歩する侵略者 劇場版』):二役を演じた『寝ても覚めても』をはじめ、静から動まで役柄を幅広く演じ、躍動的でありながら温もりをも感じさせた。
松坂桃李(『孤狼の血』『娼年』『不能犯』『彼女がその名を知らない鳥たち』):作品ごとにまったく異なる境遇に生きる若者の姿をほとばしる情熱で息衝かせた迫真の演技は、観客を魅了した。
【最優秀女優賞】本年度最も心に残った女優を表彰
安藤サクラ(『万引き家族』『DESTINY 鎌倉ものがたり』):これまで生きてきた時間が体温ごと伝わってくるような迫真の演技は、観終わった後の観客の心に確かな実在感を残した。(『万引き家族』)
松岡茉優(『勝手にふるえてろ』『万引き家族』『ちはやふる -結び-』『blank13』):こじらせ型のヒロインに血を通わせ、強いシンパシーと共に観客の心をふるわせるバイタリティに圧倒させられた。(『勝手にふるえてろ』)
【最優秀新進監督賞】本年度最も飛躍した監督、もしくは顕著な活躍をした新人監督を表彰
今泉力哉監督:ままならない人生を自分の足で歩いていく人たちの姿が清々しく、平凡な日常にも存在する美しさや尊さに気付かせてくれる。(『パンとバスと2度目のハツコイ』)
三宅唱監督:いつか終わってしまう青春を抱きしめるような3人のやりとりは愛おしく、音楽に身をまかせ夜を越えていく様は幸福感に溢れている。(『きみの鳥はうたえる』)
【最優秀新進男優賞】本年度最も飛躍した男優、もしくは顕著な活躍をした新人男優を表彰
吉村界人(『モリのいる場所』『悪魔』『サラバ静寂』『ビジランテ』):『モリのいる場所』では小さくも豊かな出来事に好奇心を募らせていく様を表現し、その世界に心惹かれる体験を観客と共有した。
吉沢亮(『リバーズ・エッジ』『猫は抱くもの』『銀魂2 掟は破るためにこそある』『ママレード・ボーイ』『悪と仮面のルール』『レオン』『斉木楠雄のΨ難』):多彩な表情で心の奥に闇を抱えた役から相手を包み込む優しさをもつ役まで幅広く演じ、その奥深い眼差しは観る者を虜にした。
【最優秀新進女優賞】本年度最も飛躍した女優、もしくは顕著な活躍をした新人女優を表彰
深川麻衣(『パンとバスと2度目のハツコイ』):淡々とした日々の生活のなか、孤独に包まれ佇んでいる様に表情・しぐさ・声色で繊細な表現を加え、作品に温もりを与えた。
伊藤沙莉(『榎田貿易堂』『パンとバスの2度目のハツコイ』『寝ても覚めても』『blank13』):周りの俳優と化学反応を起こしながら自在に作品に溶け込み、「伊藤沙莉」ならではのキャラクター造形で作品に奥行きを与えた。
選考期間:2017年10月~2018年9月に劇場公開された作品が対象
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