中条あやみが歌&ギターに初挑戦(C)2017「覆面系ノイズ」製作委員会(C)福山リョウコ/白泉社・花とゆめ

中条あやみ、歌&ギターに初挑戦 “奇跡の歌声”に期待高まる

2016.11.24 05:30

モデルで女優の中条あやみが実写映画「覆面系ノイズ」(2017年秋公開)で主演をつとめることが23日、わかった。同作で歌とギターに初挑戦するにあたって、ファンからは「ぽーりん(中条の愛称)の歌声楽しみ!」「やばい、本当に嬉しい」と反響を呼んでいる。

原作は「花とゆめ」で連載中の同名コミック。登場人物全員が、伝えられない想いを抱き、それぞれの片思いがバンドの音とともに紡がれる切ない片恋ラブストーリーとして支持を得ている。

中条あやみが奇跡の歌声を持つ歌姫に

中条が演じる主人公・仁乃(ニノ)は、小さな頃からとにかく歌うことが大好きで、ひとたび歌えば誰もがその声に魅了されてしまうという、奇跡の歌声をもつ女の子。気持ちが昂ると思わず叫び出してしまうので、マスクを常用しているというほど、溢れる想いを胸に秘めた女の子でもある。

仁乃には、いつも一緒に歌っていた初恋の相手・モモと、浜辺で出会った作曲をする男の子・ユズという大切な存在がいる。幼い頃、二人の男の子と突然離れ離れとなった彼女は「いつの日か、この歌声を目印に、必ず君を探し出す…」という彼らとの約束を胸に、声が届き必ず再会できると信じて、歌い続ける。

そんな彼女が高校生になり、ユズと学校で再会するところから、物語はスタート。実は、正体を隠した大人気覆面バンドのメンバーだという彼にバンドに誘われた仁乃は、新たに歌う場を与えられ、もう一人のどうしても会いたいモモに声を届けようと、再び、声の限り歌い始める。

中条は仁乃を演じるにあたり、8月からボイストレーニングに通い、本格的な歌、そしてギターにも初挑戦。ボイストレーナーは「中条さんは面白い声質。マイク乗りの良い、響きがとてもきれいな声です。高音は響きが特にきれいで、低音域もとても魅力的。練習を重ね、弱かった声も強くなってきています」と絶賛している。

夏からボイトレ開始 期待の声

中条自身も「最初は人前で歌うことになれなくて小さい声でしか歌えないところから始まったのですが、ボイストレーニングをして回数を重ねるごとに声が出てくるようになったりニノの印象的な声っていうのはどんなものかと考えながらそこに向かっているうちに、人前で歌うこともだんだん楽しくなってきました」と変化を感じている模様。そして「今回は歌だけでなく、ギターにも初挑戦するので、今からとても楽しみです」と胸を膨らませている。

メガホンをとるのは、映画「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」で甘く切ないラブストーリーを、繊細で柔らかい映像で描き、興行収益20億を超えるヒットを飛ばした三木康一郎監督。今回は鎌倉を舞台に、全員が、伝えたいのに伝えられない想いを抱えているという、切ないラブストーリーに挑む。

三木監督は、中条を「とにかくかわいい。さらに自然体。さらにオーラがすごい。(笑)」と褒めちぎり。歌の練習などに励む彼女の姿勢を賞賛し「吹き替えなしで、しっかり歌って、見てくれるみなさんのド肝を抜きたいと思っています」と期待を寄せている。

ファンの反応は?

中条の主演が発表されると、

「あやみちゃんが演じるニノが楽しみ」

「歌もギターも早く聞きたい」

「“奇跡の歌声”期待してます!」

とファンから応援や期待の声が上がった。(modelpress編集部)

中条あやみ コメント

初めて三木監督と、皆さんとお会いした時から絶対素敵な映画になると感じました。同時に、音の持つ力を改めて素晴らしいと感じる作品でもありました。溢れ出す想いを秘めたニノが歩む初恋、青春、恋愛…物語のすべては、この音から始まる気がします。私自身、音楽がすごく好きで 聞いたり歌ったりすると気持ちが落ち着く感情など ニノと共感できる部分も多く有栖川仁乃役を演じる事が出来てとても嬉しいです!どのシーンも好きなのですが ライブのシーンは特にかっこいいので皆さんと力を合わせて全力で頑張ります!

・奇跡の歌声を持つボーカル役の役作りについて

最初は人前で歌うことになれなくて小さい声でしか歌えないところから始まったのですが、ボイストレーニングをして回数を重ねるごとに声が出てくるようになったり ニノの印象的な声っていうのはどんなものかと考えながらそこに向かっているうちに、人前で歌うこともだんだん楽しくなってきました。

また、パフォーマンス練習でマイクの持ち方や歌い方を一緒に考えながら練習しているのでどんどんニノに近づいてるようで嬉しいです!そして今回は歌だけでなく、ギターにも初挑戦するので、今からとても楽しみです。

三木康一郎監督 コメント

青春…、恋愛…、そして音楽。個人的に大好きです。いいおじさんになってしまった私ですが、もう一度、高校時代を思い出すようにこの作品に取り組んでいます。こういう青春の微妙な恋心を描く場合は、小手先ではなく、正面から自分が経験したことをぶつけるのが、映画にチカラを与えることだと思っています。なので包み隠すことなく自分がやりたかったことや、やってきたこと、思っていたことなど、ストレートに表現したいと思っています。

原作はとてもスピード感があって、ビジュアル的。でも、せつなくて、でも、温かい。そんな完成された原作を実写にするにあたり自分なりに出した答えは、やはり、真摯に向き合うことだと思っています。ワンシーン、ワンカット、ひとつひとつ丁寧に、撮っていく。そうすれば必ず、いいものができると信じています。
 
主演の中条あやみさんとは、はじめてお仕事しますが、とにかくかわいい。さらに自然体。さらにオーラがすごい。(笑)若く、経験も少ない彼女ですが、そのぶん、熱意やパワーそして新鮮さがある。そんな今の彼女が持ち合わせている魅力を出し惜しみすることなく、みなさんに見せられればと思っています。クランクイン前にも関わらず、彼女には歌の練習や、身のこなし方など、たくさん練習してもらっています。吹き替えなしで、しっかり歌って、見てくれるみなさんのド肝を抜きたいと思っています。熱唱する彼女にも注目して下さい。

この覆面系ノイズは、若い人に向けた映画です。しかし私は大人にも届くものにしたいと思っています。若いときの清々しい気持ち。そんな心をこの映画を見て少しでも思い返してくれたらと思っています。

「覆面系ノイズ」(C)福山リョウコ/白泉社・花とゆめ
「覆面系ノイズ」(C)福山リョウコ/白泉社・花とゆめ

原作者・福山リョウコ氏 コメント

映画化のお話が進むにつれいろんなことが決まってきても尚「これは現実なのか…」とずっと不思議な気持ちだったのですが、覆面系の登場人物として動くキャストの皆さんを前にしたらふわーっとしてた気持ちが地面にすとんと着地しました。

ニノを演じてくださる中条さんはびっくりするくらいニノそのままなので、漫画から飛び出て来た感覚を皆さんにも早く味わって頂きたいです。

三木監督は本読みでお会いした際キャラ達の心情と動きをびっくりするほど把握してくださっていたので、そんな監督が覆面系をどう描くのか、私自身とてもとても楽しみです。

そして映画というこんな機会をくださった読者の方々、本当にありがとうございます。

公開は来年なのでまだ先になりますが、映画「覆面系ノイズ」をどうぞよろしくお願い致します!

起用理由/プロデューサー 青木裕子

原作の仁乃ちゃんの魅力を表現するには、ニノがそこにいると思わせる存在感と透明感が必要だと思いました。そう考えた時、それを兼ね備えているのは中条さんしかいないと。何の迷いも無くそう思いました。中条さんの出演が決まった日から、この作品が動き出しました。

「覆面系ノイズ」ストーリー

歌うことが大好きな仁乃は、幼いころに、いつも一緒に歌を唄っていた初恋の相手・モモ、そして曲作りをする少年・ユズという大切な存在であった2人との別れを経験する。「いつの日か、この歌声を目印に、必ず君を探し出す…」という2人との約束を信じて歌い続けてきた仁乃は、6年後の高校生になったある日、学校でユズと再会。

ユズの所属する、正体不明の大人気覆面バンドin No hurry to shout(通称イノハリ)のボーカルに誘われた仁乃は、新たに歌う場所を得て、その歌声に磨きをかけ、もう一人の会いたい人・モモに声を届けるため再び歌いだす。

そんなある日、モモらしい人物がプロデュースするという音楽会社の新人ボーカルオーディションを発見。果たして、それは本当のモモなのか。仁乃、ユズ、モモそれぞれの溢れる想いが、周囲も巻き込みながら動き出す。
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